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フランス語の扉を開こう~ペンギンと

パリのイラン映画のシネクラブ~「虎と小鳥のフランス日記」第137話

シネマ・ヌーヴェル・オデオン

今週の「虎と小鳥」は、イラン映画のシネクラブの話題です。今回の発話は短いのですが、接続法がたくさん出てきました。

まず、サンプル動画をごらんください。キーフレーズの一つ目も入っています。


※YouTubeで見る方はこちらから⇒パリのイラン映画のシネクラブ~「虎と小鳥のフランス日記」第137話 サンプル

このシネクラブの映画の上映は通常土曜日の午前11時からです。カミーユは「いつもなら、この時間は私は寝ている」と言ってますね。

しかしこの日はアントワーヌにつきあってシネクラブに行きました。

きょうのメニュー

  • サンプル部分のスクリプトの和訳
  • 3つのキーフレーズ
  • キーフレーズの解説
  • きょうの映画2本
  • それでは復習行ってみよう!

    サンプル部分のスクリプトの和訳

    Aujourd’hui, samedi matin. Normalement, à cette heure-là, je dors. Pendant que toi, qu’est-ce que tu fais ?

    Ben moi euh…je fais euh pas mal de choses, dont par exemple aller dans des cinéclubs.

    Ah ah, très bonne idée. Et ben aujourd’hui, j’ai décidé qu’on y aille ensemble.

    Bon ben, on y va.

    土曜日の朝です。いつもなら、この時間は私は寝てます。あなたは何をしてるの?

    ええっと、僕はすることはたくさんあるけど、例えばシネクラブに行ったり。

    ふむふむ、いいアイデアね。じゃあきょうは、私も一緒に行くことにするわ。

    うん、行こう。

    *décider que  ~することに決めるのあとは、直接法、接続法の両方使われます。

    J’ai décidé que nous partirons ce soir.
    私たちは今晩出発することに決めた。
    辞書には達成が不確実な場合は接続法を用いるとありますが、必ずしもそうではないようです。だって、カミーユはこの段階でシネクラブに行く気まんまんですから。

    解説によると、感情を表す動詞のあとは、接続法になりやすいとのこと。

    3つのキーフレーズ

    「そのうちの~は」という意味のdont

    – ここはサンプルビデオに入っています –
    「土曜日のこの時間、何してるの?」とカミーユに聞かれて、アントワーヌが

    ええっと、僕はすることはたくさんあるけど、例えばシネクラブに行くよ。

    カミーユさん
    ※アントワーヌはビデオをとっているので画面には入っていません

    Ben moi euh…je fais euh pas mal de choses, dont par exemple aller dans des ciné-clubs.

    ~することもある

    カミーユにシネクラブの集まりの頻度を聞かれたクラブの会長さん。月に一度のペースだそうです。

    追加でセッションを行うこともありますが…

    シネクラブの会長さん

    Il peut arriver que, on fasse une session supplémentaire,

    長く続くといいですね

    インタビューの最後にカミーユが

    そうですか、長く続くといいですね。

    シネクラブの会長さん

    Ah bon pourvu que ça dure.

    キーフレーズをちょっと解説

    dont

    je fais euh pas mal de choses, dont par exemple aller dans des cinéclubs.

    この関係代名詞のdont は「あとに来る数詞や、名詞などが、dontで説明しているいるものの一部である」、という用法です。こう書いてもよくわからないと思いますが。

    Ils ont trois filles dont deux sont mariées.
    彼らには娘が3人いるが、そのうちの2人は既婚だ。

    Il a écrit deux romans dont un est autobiographique.
    彼は小説を2つ書いたが、そのうちの1つは自伝である。

    この用法のときは、主語と動詞を省略することができます。

    Il y avait une dizaine d’invités, dont votre frère.
    10人ばかりの招待客がいて、そのうちの1人はあなたのお兄さんでした。

    いきなり名詞がくる時は、dont の前にポワン «,» を入れるようです。

    il arrive que + 接続法

    「~することもある」「~ということもある」という意味

    Il arrive que nous allions ensemble au cinéma.
    私たちは一緒に映画に行くこともある。

    Il arrive que nous sortions après dîner.
    私たちは夕食後出かけることもある。

    キーフレーズのように pouvoir が入ると、さらに、「例外さ加減の度合い」が強くなります。つまり、「~ということもありうる」といったニュアンスで、「めったにないことではあるが、そういうこともないこともない」、という感じでしょうか。

    Il peut arriver que nous allions ensemble au cinéma.
    私たちは一緒に映画に行くこともありえます。

    pourvu que + 接続法

    ~であればいいが
    これはPourvu que + 接続法~ という形で、「~だといいけど」と言う決まり文句。

    Pourvu qu’il fasse beau demain !
    明日は晴れるといいけど。

    Pourvu qu’elle ait reçu ma lettre !
    彼女が僕の手紙を受け取ったのならいいのだが。

    きょうの映画

    今回のエピソードに関連した映画の予告編を2つ紹介します。

    イラン映画のシネクラブの2014年の2月の上映は来週の土曜日、15日です。料金は5ユーロ。

    出し物は Le jour où je suis devenue femme.(私が女性になった日)


    LE JOUR OU JE SUIS DEVENUE FEMME – Bande…

    この映画は3世代に渡るイランの女性の話だそうです。なぜみんな自転車に乗っているのかというと、レースをしているんです。そのうちの1人のご主人が、レースをやめろ、と言っています。「やめなければ離婚する」と。

    しかし奥さんはその声を無視して、よりいっそう強くペダルをこいでいますね。

    イランでは小さい子どもたちは男女入り混じって遊べるのですが、女の子が9歳になると「女性」となり、黒いベールをつけ、以後は、男の子とは自由に遊ぶことができないようです。

    ふつうに日本に暮らしていると、イランの文化などはなかなかわからないので、こうした映画を見るのは貴重な体験と言えそうです。

    もう1つの映画は解説でティファニーが大好きだと言っていた、日本映画「歩いても 歩いても」の予告編です。「そして父になる」で、去年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した是枝裕和監督の2008年の作品。

    フランス語(英語ですが)のタイトルはStill Walking. 15年前に亡くなったお兄さんの命日に主役の阿部寛が、実家に帰省する話です。


    ※YouTubeで見る方はこちらから⇒「歩いても 歩いても」の予告編(フランス語字幕)

    この映画はある家族の夏の一日を描いたホームドラマ。

    「歩いても 歩いても」はお母さんの好きな歌謡曲の歌詞の一節ですね。私もこの歌、好きでした。

    ティファニーがこの映画を好きな理由は

    …parce que je pense qu’il reflète bien l’esprit japonais.
    日本人の精神というものをよく写しだしている。

    そして、自然を愛する日本の文化、現在の日本の社会問題(核家族の増加や、孤独に追いやられる老人といったこと)を、声高ではなく、リリカルに描いている点が気に入っているそうです。

    確かに日本人の私から見ても、懐かしい日本の家族を見ている気になります。昔の小津安二郎の映画みたいに、特に何かすごいことが起こるわけではないのですが、ディテールの積み重ねで、じ~んとくるのですね。

    この映画、フランスではとても当たったそうです。

    いかがでしたか?

    フランスにはアラブ人が多く、こうしたシネクラブがあるのは、ごく自然なことだと思います。

    パリでは、イランの映画のみならず、古い映画や各国の映画がたくさん見られてうらやましいですね。ただ、アメリカ映画などは、吹き替えが多いし、こうした外国の映画はフランス語の字幕ですから、フランス語をなんとかしないと楽しめませんが。

    それでは、次回の「虎と小鳥のフランス日記」の記事をお楽しみに。

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