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フランス語の扉を開こう~ペンギンと

名言その15~思いやりのない知性~フランソワーズ・サガン

お茶

きょうもサガンの言葉をご紹介します。

L’intelligence sans bonté est une arme bien dangereuse.
– Françoise Sagan (1935-2004)

人を思いやる気持ちのない知性は、すごく危険な武器なのよ。

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(クリック後、ページが表示されると自動的に音声が始まります)

サガンは20世紀のフランスの作家、劇作家。
彼女の経歴はこちらをどうぞ⇒名言その12~記憶は空想と同じくらい嘘つき

人を思いやる気持ちのない知性は、すごく危険な武器なのよ

前回は教養に関する名言でしたが
名言その14~教養はジャムに似ている
今回は知性(intelligence)にまつわるもの。

intelligence は知性や知識。知識人という意味もあります。

知識というのは、一般に「よいもの」とされています。
誰でも、「知識はないより、あったほうがいい」、と思ってますよね。

日本の大学の入試は、知識(とされているもの)を問う問題が多いです。答えをたくさん知っている人が合格します。

でも、どんなに知識がいっぱいあったって、人のことを思いやって使わないのなら、それはすごく危ない武器なんだ、とサガンは言っています。

この言葉は文脈によって、intelligence と bonté という2つの抽象名詞の訳し方が変わってきます。
抽象名詞とは⇒抽象名詞~翻訳講座第10回前半

intelligence を「頭のよさ」、bonté を「やさしさ」と訳せる場合:

すごく頭の切れる人は、その鋭い言葉で、人を傷つけてしまうことがあります。

ものすごくきついことを言って。
しばしば、その言葉は、当たっていたりするのですが、当たっているだけに言われたほうはひどく傷つきます。

本人も、うすうすわかっているけど、自分でわかっているのと、人にズバっと指摘されるのは違いますから。

intelligence を「知識」、bonté を「良識」と訳せる場合:

ラジウムを発見したのは物理学者のキュリー夫人。
彼女は、先々人類に危害を加えようと思って、毎日実験を繰り返していたわけではないでしょう。

人類の未来のために、放射性元素を取り出したかったんじゃないでしょうか?

自分は白血病で亡くなっていますし。

キュリー夫人を始め先人の科学者が叡智を集めて開発した原子力。
使い方を間違えたらそれはもう強力な武器です。

知識よりも大切なのは、人を思いやる気持ちなのですね。

よくわかる!フランス語の文法解説

単語の意味

l’ = la 女性名詞につく定冠詞 ~というもの

intelligence  知性、知能、頭脳

sans ~のない

bonté 善良、優しさ、思いやりの心;親切、好意

est < être ~である une ひとつの 不定冠詞 arme 武器、兵器;攻撃手段 bien ひじょうに、とても (意味を強めています) dangereux, dangereuse 危険な、危ない

文法

A は B である。

きょうの名言の修飾語(しゅうしょくご;説明している部分)をとって、骨組みだけにすると、

L’intelligence est une arme.
知性は武器だ。

という形になります。

これはフランス語の6文型のうちの第2文型の
主語+動詞+属詞(ぞくし)です。

AはBである。
A = B という形。

ほかの例:
C’est un stylo.
これは万年筆です。

詳しくはこちらをどうぞ⇒「まいにちフランス語」48:L70フランス語6文型その1

sans banté

sans + 名詞 で ~なしに、~なしの

sansのあとに続く名詞が特定されないときは、冠詞がつかないことが多いです。

livre sans illustrations
挿絵のない本

repas sans sel
塩分抜きの食事

robe sans manches
ノースリーブのワンピース

Il est sorti sans argent.
彼はお金を持たずに出かけた。

直訳

良識のない知性はとても危険な武器です。

いかがでしたか?

知性とハサミも使いようですね。

私はサガンがどういう人だったのか知りません。
3つ名言を見た限りでは、やさしくて繊細な人だったのだろうと想像しています。

それでは、次回の名言をお楽しみに。

これまでのサガンの名言
名言その12~記憶は空想と同じくらい嘘つき

名言その13~私がお酒を飲む理由

名言その14~教養はジャムに似ている

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何か



    • Miam
    • 2014年 5月 09日

    penさん、はじめまして。
    先日アメブロでいいねを押していただいたMiamといいます。
    まだフランス語2年目ですが、サガンの本読んでます!
    正直読んでるというか、最初の数ページを行ったり来たり、ひたすら見つめてるだけでぜんぜん進みませんが、ふっと意味がわかったときがとてもうれしいです。
    いつかサガンの本にある文を取り上げたいなと思っています。

    そのときはまたぜひ見にきてくださいませ(^ ^)(^ ^)

      • フランス語愛好家
      • 2014年 5月 10日

      Miamさん、こんにちは。
      わざわざこちらのブログに来ていただき、
      ありがとうございます。

      サガンの本を読んでいらっしゃるんですね。
      Miamさんはなんだかすごく楽しんでフランス語を
      勉強されているなとブログを拝見して思いました。

      また遊びに行きますね^^

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