パサージュ・ポムレー

フランス語入門日記

パサージュ・ポムレー~入門日記第24回

不定期でお届けしている入門日記。

このコーナーでは、私がフランス語の独学を開始した頃の日記を少しずつご紹介しています。

当時、自分のメモとして、毎週土曜日にその週学習したことを、非公開ブログに記録していました。

毎週同じメニューで学習していたので、似たような日記が並んでいますが、入門者の方の参考になれば幸いです。

きょう紹介する日記は学習開始後4ヶ月ころのものです。



フランス語独学日記

2009年9月5日

今週の学習

だいたい毎日

NHKラジオ講座:30分(15分X2)
smart.fmで単語の記憶:約40分
BBCのFrench Stepまたは東外大言語モジュールの文法モジュール:20分

ラジオ講座は7月号テキストの後半6回分。43-48課。聴く時間を夜寝る前に変え、一日に二つずつ聴いてみた。お風呂に入ってその日の雑事を終えてからふとんに寝転がって聞いている。

当然眠いので二つ目を聞いている途中に眠ってしまうことがしばしば。一つ目を聞いているときは子どもがやってきて、あれやこれや邪魔をするし。朝聞いたほうがよいかもしれない。

smart.fm での演習を学習にふくめていいものかどうか?パソコンゲームといえなくもないのだが。

ここで単語にあたっておくと、別のところ(ラジオ講座のテキスト)で同じ単語を見たとき、あ、これリストにあったやつじゃん、と思い出せるので、一応学習ということにする。

BBCはダイヤローグを見ながら、わからない単語と例文をsmart.fmのリストに入れる作業をした。まだ全部やっていないのに、すでに85個もリストにのっている。全然わかってなかったということがわかった。

文法モジュールはほとんどすすまず20課までやった(つまり1週間に2課だけ)。

このほかにすきま時間の聞き流し。frenchpodをきいて、ダイヤローグをブログにアップ、smart.fmのリスト作りなど。

さて、ラジオ講座の7月号後半のダイヤローグはやはり難しい。たとえば、

「このパッサージュを興味深いものにしているのは、高低差がある場所に3回建てで建てられていることなんだ。高いほうからこのパッサージュに入って、低いほうから出られるんだ。」

文法ポイントは最初の文では関係代名詞、受動態、二つ目では中性代名詞。

まあ、いままでのダイヤローグだって難しかったけれどね。いつもサトシが、これは何、とかそれはどうして、などと滞在先の家族にきいて、家族が説明する、

その説明の箇所がむずかしいのである。まだ8月号のテキストがこちらに届いてないので、来週もまた7月号の放送を聴くつもりだ。

・・・・・〈過去の日記ここまで〉・・・・・

※補足
当時、学習に使用していたネットの教材は、こちらの記事に書いています⇒ラジオ講座がだんだん難しくなってきた頃~入門日記第21回



パサージュ・ポムレー(La Passsage Pmmeraye)

3階建てのアーケード

ラジオ講座ではずっと『サトシのナント留学記』というのを聞いていました。

タイトルからわかるようにこのテキストの舞台はナント。フランス北西部のロワール川に河畔にある都市です。

話題になっているパサージュは、パサージュ・ポムレー(La Passsage Pmmeraye)。これは1843年に建てられた3階建てのアーケード。ポムレーはこの場所の開発業者の名前です。

この講座、初級編と言いながらもけっこう難しかったんですよね。

今回日記に書いていた、「このパサージュを~」という文章は

Ce qui rend ce passage curieux, c’est qu’il est construit sur trois niveaux à un endroit où il y a un décalage de hauteur.

On y entre par le haut et on en sort par le bas.

です。

今みても、簡単な文とは言えないです。
まず単語が難しいです。

当時はrendre, curieux, constrire, niveau, endroit, décalage, hauteur, haut すべて知らない単語でした。

décalage は 「ずれ、ギャップ」という意味です。

知らない単語がいっぱいでまずそこで打ちのめされてましたね。

ce qui に悩む

私が一番わからなかったのが、一番最初の ce qui です。

ce qui rend ce passage curieux
このパサージュを興味深いものにしているものは

このquiは関係代名詞で ce qui+動詞 の形で、「~すること、もの」という意味なのです。でも、当時はこれが、全然ピンとこなくて、ce qui ってなんだろ、と数ヶ月、悩んでいましたね。

あとになって、この2つで英語のwhat みたいなもの、という説明をどこかで読み、急に霧が晴れました。

今、テキストの説明を読むとわかりやすく書いてあるのですが。

やはり、文法は一度、わからないなりにも、さらっと全体像を見て、あとであいまいなところを学習し直すと、効果的だと思います。

要するにこのパサージュは坂になっている敷地に作られているのです。

映画『恋路』 La Reine Blanche

テキストのダイヤローグにも出てくるのですが、1991年の『恋路』という映画に、このパサージュが出てきます。

この映画の原題はLa Reine Blanche 白い女王

主役のリリがカーニバルで「白い女王」に選ばれた日に、恋人のイヴォンが、急に姿を消しました。でも20年後に街に戻ってきます。

彫像や円柱があり、天井はガラス張り。パサージュ・ポムレーはとても絵になる場所ですね。

過去の入門日記を読む方はこちらからどうぞ⇒フランス語入門日記~目次を作りました

きょう久しぶりに『サトシのナント留学記』のテキストを見ましたが、今見たほうが、よっぽど勉強になりそうだと思いました。

以前、何度も聞いたのですが、そのときはろくに頭に入ってなかったです。

なんと言いましょうか。講座を聞いても、脳が防水加工されていて、すべてをはじいていた感じ。

今聞けば、内容がしみこんできそうです。それでは、次回の入門日記をお楽しみに。






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