クロワッサン

百合のFranceウォッチング

L68 フランスの恋しいもの

ラジオ講座、『百合のFranceウォッチング』第68課の受講メモです。

ジュリアンが、日本に行ったら恋しくなるフランスのあれこれを、あげていました。

彼が恋しくなるだろうと思うものは、

Ce serait le pain, les gâteaux, le fromage…
パン、ケーキ、チーズ

食べものばっかし。ジュリアンってけっこうお子さま嗜好?
この流れでポーズカフェでは、日本での生活が長いシルヴィ先生が、恋しく思うものについて話しています。

きょうのメニュー

  • 丁寧な表現とくだけた表現
  • ポーズカフェ~フランスの恋しいもの
  • それでは復習行ってみよう!



    丁寧な表現とくだけた表現

    C’est pas pareil.
    それは同じじゃないよ。

    この文章はne pas の ne が落ちています。話し言葉では、neは高い頻度で省略されますね。

    虎と小鳥のフランス日記を見てると、たいてい落ちています。 

    ほかの例:
    vous – tu
    cela – ça
    (左が丁寧、右がカジュアル)

    会話のときの発音
    T’as fait quoi ?  tu as ⇒ t’as
    je の e も 落ちることがありますね。

    こうした会話表現に慣れる必要のある方は、映画やテレビを見るか、「虎と小鳥のフランス日記」を活用するといいと思います。



    ポーズカフェ~カフェ

    書き取り

    Eh bien la cuisine française ne me manque pas vraiment.

    Par contre, j’éprouve de la nostalgie pour la sonnerie des croches de l’église le dimanche matin ou bien encore l’heure de l’apéritif devant un feu de cheminée l’hiver ou dans le jardin l’été.

    Ou encore les longues repas en famille où l’on aborde des milles et un sujets.

    Les hommes français aiment beaucoup plaisanter avec les femmes, leur dire un petit mot gentil sur leurs apparences physiques, leur faire des surprises, et plus généralement, les Français qui ont horreur de la routine de quotidien aiment se faire des surprises entre membres de la famille ou entre amis.

    Cet aspect des rapports hommes-femmes et ce goût pour la surprise, l’improvisation et la spontanéité me manquent beaucoup au Japon.

    要約

    フランス料理はそれほど恋しくない。それより、日曜の朝の教会の鐘の音、冬、暖炉の前、あるいは夏、庭で楽しむアペリティフの時間、家族でゆっくりおしゃべりしながらとる食事が恋しい。

    フランスの男性は女性に冗談を言ったり、外見を気軽にほめたり、ちょっとした驚きを演出したりすることがとても好き。フランス人は日常のルーティーンにはまることが嫌いで、家族や友だちを驚かせることを好む。

    このような男女間のかかわりや、驚きを楽しむ気持ち、思いつき、気の赴くまま何かをやるということは、日本ではあまりない。

    単語メモ

    éprouver (感情を)感じる、覚える
    J’éprouve de l’amour pour elle.
    私は彼女に愛情を感じている。

    sonnerie (鐘、ベルなどの)鳴る音
    Je n’ai pas entendu la sonnerie du réveil.
    目覚まし時計の音が聞こえなかった。

    avoir horreur de ~を憎む、ひどく嫌う
    J’ai horreur de se lever tôt.
    早起きが大嫌いだ。

    aborder 取りかかる

    milles et un 1001⇒(比喩的に)たくさんの
    les Mille et Une Nuits 千夜一夜物語
    les mille et un soucis de la vie quotidienne
    日常生活における絶え間のない気苦労

    ★第50課以降の記事の目次はこちらです。
    『百合のFranceウォッチング』~目次 その3(L50~72)

    シルヴィ先生が懐かしく思うもの、なかなか詩的ですね。

    私も外国生活が長いですが、昔よく訪れた場所の風景を懐かしく思うことが多いです。

    食べ物や人より風景。それもごく普通の日常生活で目にしていた場所です。

    それでは次回のラジオ講座の記事をお楽しみに。






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