昭和のペンギンが、平成21年にフランス語開始。インターネットがあるから家でも勉強できるよ。あなたも一緒にどうですか?

menu

フランス語の扉を開こう~ペンギンと

歌と訳詞:アレクサンドリ・アレクサンドラ~クロード・フランソワ

アレキサンドリア

クロード・フランソワのAlexandrie,Alexandraという曲を訳してみます。

以前、歌と訳詞:『春は歌うよ』クロード・フランソワ その1で書いたのですが、フランス人が選ぶ、クロクロの好きな曲第3位です。

この曲は彼がお風呂場で感電死した1978年の3月11日の四日後に発売されました。つまり彼の最後のシングルカットです。そんな経緯があるので、特にみんなの印象に残っているのでしょうね。

曲は70年代らしいディスコミュージックです。

ではお聞きください。

この曲そのものは、1977年の暮れに出たLPにおさめられているので、クロクロはテレビで何回か歌っています。

後ろで踊っているお姉さんたちはレ・クローデット(Les Clodettes)というのですが、音符の衣装がインパクトありますね。

歌詞はこちらを参照願います⇒Paroles Alexandrie Alexandra – Claude François

最初と、サビというのかちょっと曲調の変わるところだけ、オリジナルの歌詞を引用します。

Alexandrie Alexandra
アレクサンドリ、アレクサンドラ

☆Ah aaah
Ah aaah
Voiles sur les filles
Barques sur le Nil
Je suis dans ta vie
Je suis dans tes bras
Alexandra Alexandrie

あっ、あ~
あっ、あ~
娘たちのベール
ナイル川のボート
僕は君の人生の中
僕は君の腕の中
アレクサンドラ、アレクサンドリア☆

アレクサンドリア、夜がふけるにつれて、恋が踊る場所
僕はバラクーダより食欲がある
もし君が僕を押しとどめなかったら、ナイル川を飲み尽くす
もし君が僕を押しとどめなかったら、ナイル川を飲み尽くす
アレクサンドリア
アレクサンドラ
アレクサンドリア、シーツの奥で愛が踊る場所
今夜、僕は熱があるが、君は寒くて死にそうだ。

★Les sirènes du port d’Alexandrie
Chantent encore la même mélodie wowo
La lumière du phare d’Alexandrie
Fait naufrager les papillons de ma jeunesse.

アレクサンドリア港の警笛が、
同じ歌を歌いつづけるウォーウォー
アレクサンドリアの灯台の灯りは
僕の青春の蛾を難破させる★

☆~☆繰り返し

アレクサンドリア、そこはすべてが始まり、すべてが終わる場所
僕はバラクーダより食欲がある
もし君が僕を押しとどめなかったら、僕は君を生のまま食べてしまう
もし君が僕を押しとどめなかったら、僕は君を生のまま食べてしまう
アレクサンドリア
アレクサンドラ
アレクサンドリア、今夜僕は君のシーツの中で踊る
もし君が僕を押しとどめなかったら、生のまま君を食べてしまう

★~★繰り返し

☆~☆繰り返し

※単語メモ
barque ボート
phare 灯り
le Nil ナイル川 発音はニル
Alexandrie アレクサンドリア(エジプト北部の都市)
sirène 警笛 セイレーンの伝説~自分の歌を歌うことでチェックしたように「セイレーン、人魚」とも考えられますが、このあとで、灯台の光が難破させる、とあるので、ふつうに警笛としておきました。
Barracuda オニカマス

●オニカマスは全長2メートルぐらいあり、魚を食べます。

オニカマス

●Alexandrieはアレクサンドリアという地名で、Alexandraは女性の名前。この歌の中でtuと呼ばれている人だと思います。

アレクサンドリアはカイロにつぐ、エジプト第二の都市であり、エジプト最大の港。またリゾート地でもあります。

紀元前332年、アレキサンダー大王に支配されて、ギリシア文化の中心地となって以来、何世紀にも渡り世界の歴史文化の中心でした。

クレオパトラがいた街としても有名です。かなりコスモポリタンな雰囲気があるそうです。

実はこの歌詞で、よくわからないところが二つありました。

一つは、Ce soir j’ai de la fièvre et toi tu meurs de froid
今夜、私は熱があり、君、君は寒さで死にそうだ。
なんですが、自分が熱があるのはわかるんです。恋の熱に浮かれてるのですね。しかし、彼女はなんでそんなに寒いのでしょうか?

バラクーダのように食べられてしまうから恐怖で寒いのでしょうか。なんか違うような気がしますが。

もう一つは、La lumière du phare d’Alexandrie fait naufrager les papillons de ma jeunesse.
アレクサンドリアの灯台の光が僕の青春の蛾を難破させる。

les papillons de ma jeunesse とは? これはもちろん比喩ですが、いったい何を言いたいのでしょうか?

papillonを辞書で見たら「軽薄な人、移り気な人」とありましたので、若いころはあっちにふらふら、こっちにふらふら、いろんな女性のところに行っていたが、これからは、アレクサンドラ一筋です、という意味なのかなと思います。

ちなみに、papillonは「蝶」ですが「蛾」もこの単語です。灯台の光におびき寄せられるから「蛾」にしておきました。

この歌はEテレの「テレビのフランス語」の歌で発音を学ぶコーナーの6月の課題曲です。参考⇒NHK語学番組 EURO24 感覚で学ぶヨーロッパ

この曲ってけっこう難しいですよね? 何か発音の鍵となる箇所があるんでしょうか?

ちなみに、4月の歌は⇒歌と訳詞♪:『夢見るシャンソン人形』・フランス・ギャル

5月の歌は⇒歌と訳詞:ミシェル・フュガンのUne Belle Histoire:邦題「愛の歴史」

dotline470

速報!!

クロード・フランソワの伝記映画、『最後のマイ・ウェイ』がこの夏(7/20)、日本で公開されます。

予告篇 2分5秒

クロクロを演じた俳優、ジェレミー・レニエ、そっくりですね。

この映画の公開にあわせて、彼のベスト盤が6月5日に発売されます。彼のCDが日本で(輸入盤としてではなく)発売されるのは、これが初めてですね。

現在、アマゾンにて予約受付中です発売されました!。

ザ・ベスト・オブ・クロード・フランソワ

全34曲の曲目はこちらから⇒ザ・ベスト・オブ・クロード・フランソワ

☆クロード・フランソワ関連記事もどうぞ
歌と訳詞:『春は歌うよ』クロード・フランソワ その1
歌と訳詞:『春は歌うよ』クロード・フランソワ その2(終
Comme d'habitude(いつものように) クロード・フランソワ・聴き比べ
1週間の始まりは月曜日:フランス語の暦(11) Le lundi au soleil» 『陽のあたる月曜日』を紹介。



    • アン
    • 2013年 6月 01日

    映画、京都でも上映されます。楽しみ~。
    ほんとに、本人かと思うくらい似てますね。
    恋人のフランス・ギャルの方はどうかしら?
    なかなかに苦しい人生だったようで・・・

    バラクーダの画像に笑っちゃいました。
    penさんらしい周到さ。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 6月 02日

      アンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      京都でも上映ありですか。よかったですね。
      フランス・ギャルもけっこう似ているのでは?少なくとも髪形は。
      クロクロはお父さんと確執があったみたいですね。
      それにしても、39歳で亡くなるなんて、残念すぎますね。

    • 樋沼達雄
    • 2013年 6月 01日

    Pen さん
    最初にお断りしておきますが、わたしは現役時代はビジネスマンでしたので、、詩人とはもっとも距離の遠い男です。ですから、Alexandrie,Alexandra の歌詞の意味するところは、判然としません。
    1. 女の体が冷たいのは、まど男ほど燃えていない、としか思いあたりません。
    2. Les papillons de ma jeunesse についても、何をイメージしてるか、判然としません。こういうときに一度覗いてみるに値するのはがTrésor de la Langue Française です。ご一緒に開いて見ましょう。
    3. http://atilf.atilf.fr/  をクリックするとTLF のホームページが開きます。中央下部の赤字で示された [Entrez dans le TLF]をクリックすると Tapez le mot の右したにウインドーが示されますから、papillon と入力します。アクサンがある単語でもアクサンを打つ必要はありません。入力したらキーボードの enter キーを押すか、ウインドーの下にしめされている valider 1をクリックします。次のページが開き、2 papillon と示されますから、数字の2をクリックします。
    4. 最初にA-1 でpapillon の一般的な定義されています。それが終わたところで SYNT.(SYNTAXE)の略で、papillon という単語とともに普通よく使われる形容詞が羅列されています。最初の;の次にpapillon とともに用いられる自動詞が示されています。Le papillon butine 以下がそうです。次の;の後には、antennes 以下、papillon の体の各部の名前が書かれています。次の;のあとにはpapillon を直接目的語とした他動詞が示されています。Attraper 以下です。最後の;の次は papillon と組み合わせる名詞です。Chasse aux papilons 蝶々採り 以下です。
    5. 次にdans une compar(aison)として、蝶のようにという比喩のとして vive comme un papillon が挙げられています。蝶のように生き生きと、という意味でしょうか。
    6. 少し、下に下って、2. P. anal(ogie)として 「蝶のような男」定義があり、女性の部屋を飛び回る軽率な浮気男をいうと説明されています。
    7.3. Expr. et loc. au fig., fam. Expressions et locutions,au figure, famimier (話言葉)として
    Courir après les papillons (vieilli). S’occuper de choses futiles, s’amuser à des bagatelles.  つまらぬことに専心する
    Synon. courir à des riens, badiner(ふざける), folâtrer(戯れる), papillonner(あちこち蝶のように)飛びまわる;移り気である)
    Se brűler à la chandelle, à la flamme comme un papillon. Se laisser prendre au piège par des apparences brillantes et trompeuses.危険なもののとりこになる、あぶないと知りつつひかれる
    Papillons noirs. Idées sombres, humeur mélancolique. Avoir, chasser les papillons noirs (de sa cervelle).陰気な考え
    などが説明されています。
    Minute papillon! ちょっと待って Excuse papillon ちょっと失礼します
    B. P. anal. (de forme), souvent en apposition 以下は papillonが「蝶の形をした」という形容詞的使い方で、別な名詞と同格に置かれている用例で、一番よく見られるのは。b) Noeud papillon (abrév. plais. noeud pap.). Noeud de cravate plat en forme de papillon, porté notamment par les hommes en tenue habillée 「蝶ネクタイ」ですが、そのほかの例はここでは省略します
    C. Spécialement では papillon の特殊な用例が示されていますが、これも省略します。
    D. Empl. adj., littér. Changeant, volage. 最後に paillon が文語的形容詞として使われている例で、移り気の,気まぐれな.
    coeur ~ 落着きのない心,移り気な人間.femme ~ 尻軽女,浮気女.
    形容詞ですから、名詞と性・数が一致します。女性形は paillonne となります。
    以上が TLF で解説していることのすべてです。 Les papillons de ma jeunesse はどのイメージか、依然としてあなたの疑問には答えられませんが、フランス人が papillon という言葉に持っているイメージは大体のところはつかめたような気がします。特に若いころに特有なのは、
    1) vive comme un papillon
    2) Courir après les papillons
    Synon. courir à des riens, badiner(ふざける), folâtrer(戯れる), papillonner(あちこち蝶のように)飛びまわる;移り気である)
    3) Se brűler à la chandelle, à la flamme comme un papillon.
    Se laisser prendre au piège par des apparences brillantes et trompeuses.
    4) Papillons noirs などでしょうか。
    最後に、ある日本詩人がイメージした蝶の話です。
    てふてふが一匹 韃靼海峡を渡って行った http://flaneur.web.fc2.com/09.html

      • フランス語愛好家
      • 2013年 6月 02日

      樋沼さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
      Trésor de la Langue Françaiseの使い方を詳しく教えていただきありがとうございます。
      書かれているようにやってみました。なるほど、すごい情報量ですね。シンタックスが書いてあるのがいいですね。
      しかし、怒涛のようにフランス語ばかりなので、これを読むのに辞書が必要かも。。

      花から花へ渡っていく蝶はやっぱりふわふわとした軽いイメージなんですね。
      「てふてふが一匹 韃靼海峡を渡って行った」
      これは、知っていました。高校の現国の先生に教えてもらったことがあるので。
      「だったん」は自分では漢字は書けませんが、ここを漢字で書かないと詩にならないとは、
      日本語も難しいです。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

お気に入りに登録してね☆

◆お気に入り登録は Ctrl+D

◆ツイターで更新情報、フランス語の表現などつぶやいてます。
◆つぶやきのログはこちら ⇒pen(@mlle_pen) - Twilog
◆Feedlyでフィードをとって読むと何かと便利↓↓penも愛用中
follow us in feedly

逆アクセスランキング☆彡

毎月1日にリセットします
どなたもふるってご参加を!
2以上のアクセスから参加できます(^O^)/
アクセスランキング

アーカイブ

このブログの運営者

運営者こんにちは。フランス語愛好家のpenと申します。 フランス語を自宅で学習して正味3年8ヶ月です。おもにインターネットの講座とラジオ講座(ストリーミング放送)を利用してます。学習するにつれて自分の世界がどんどん広がってきました。
このブログには日々の学習や、フランス語について書いています。コツコツ謙虚に学んでいきたいです。もう少し詳しい自己紹介はこちら⇒penはこんな人
プライバシーポリシー・免責事項・著作権

お問い合わせはこちら

お問い合わせはこちらからどうぞ
封筒
⇒お問い合わせフォームへ

お気軽に^^