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フランス語の扉を開こう~ペンギンと

ボルドー名物メドックマラソンとは?

シャトー・マルゴー

シャトー・マルゴー

先週フランスのお菓子カヌレの歴史をひもときました。
こちら⇒カヌレ~フランスのお菓子~その1

カヌレはフランスのボルドー名物。

今回は、ボルドーという土地についてさらに詳しく見ていきます。

ボルドーといえば、世界的に有名なのがワインですね。そのワインを飲みながら走る不思議なメドックマラソンもご紹介します。

まずはSNCF(Société nationale des chemins de fer français フランス国有鉄道)制作の、ボルドー観光ビデオをごらんください。


※YouTubeで見る方はこちらから⇒Vidéo visite de Bordeaux

ボルドーはどんなところ?

月の港

ボルドーはフランス南西部の都市
ビスケー湾岸にあるジロンド県の県都( préfecture du département de la Gironde)です。

ボルドーの場所

人口およそ24万人。フランスで9番目に人口の多い都市(2011年)

三日月形に湾曲したガロンヌ川沿いに街が発展したので、「月の港 Le Port de la Lune)」と呼ばれます。

4世紀にローマ帝国の属州の首都として繁栄し、大円形劇場など当時の史跡が残っています。ほかにも12世紀~18世紀の建造物が見られ、特に18世紀の建物や広場はとりわけ美しく、ボルドーを魅力的な街にしています。

ボルドーワイン

ボルドー(Bordeaux)といえばワイン。

ワインのような赤紫色をbordeaux (ボルドー色)と呼ぶくらい、ボルドーワインはこの街の代名詞となっています。

川が運ぶ土砂が堆積された土地(水はけがよくて砂が混じっている土壌)はぶどう栽培に適しているそうです。また、ボルドーは雨が少なく、昼と夜の寒暖差が大きいので、これがぶどう作りに最適。

ぶどう

さらにボルドーは港ですから、いろんなところにワインを輸送しやすいという利点もあり。

12世紀から15世紀半ばまでイギリス領でしたから、この時、イギリスに供給するワインづくりで、ワイン産業が大きく発展しました。

もちろん、近隣の農家の努力もあったと思います。それぞれの農家が独自のワインをブレンドしているそうです。

ボルドーはワインだけではなく、海でとれたオイスター、ガロンヌ川のそばで収穫した小麦、野菜、フルーツも豊富です。

歴史に思いをはせながら、おいしいワインと食事を楽しめる場所ですね。

ボルドーのメドックマラソン

ワインを飲みながら走るマラソン

メドックマラソンは毎年9月にボルドーのメドック地方で行われるフルマラソン。ぶどう畑や、お城の敷地を走り抜けるこのマラソン、一風変わっています。

というのも、水の替りに給水所でワインが振る舞われるのです。
「フランス人はワインを水代わりに飲む」というのを聞いたことがありますが、走りながらワインを飲むとは。
もちろん、水も置いてありますが。

メドックマラソン

photo credit: Nicholas Babaian via photopin cc

しかも、食べものはオイスター、ステーキ、チーズ、お菓子、アイスクリームなどごちそうの数々。

そして仮装して走ります。仮装のテーマは毎年違います。ランナーは8500人までと決まっています。場所が狭いからですかね?

走りながら、ワインを飲まなくても、すでに二日酔いのランナーがいるかもしれせん。というのも、このマラソン、パスタパーティという前夜祭があるのです。

スポーツというよりお祭りでしょうか?でも42.195km走るフルマラソンです。

メドックマラソンの4つの柱

メドックマラソンのホーム・ページから、このマラソンの由来を読んでみました。

Créé en 1984 conjointement par des amis marathoniens passionnés et par la Commanderie du Bontemps, le “Médoc”, tel qu’on le surnomme, est devenu le rendez-vous incontournable des marathoniens.

Il faut avoir couru le “Médoc” comme on fait New York, Londres ou Paris, ce qui n’est pas sans entraîner des problèmes d’inscription.

Ainsi, limité volontairement à 8500 participants, il a su malgré tout conserver son esprit d’origine qui repose sur 4 piliers fondamentaux et indissociables pour nous :
la Santé, le Sport, la Convivialité, la Fête.

1984年にマラソンマニアと、コマンダリー・ド・ボンタンが共同して創設した通称、「ル・メドック」は、マラソンランナーの避けて通れない場所となりました。

ニューヨーク、ロンドン、パリマラソンを走るように、メドックでも走らなければなりません。申し込み上の問題がありますが。つまり、定員をわざとが8500人にしています。

メドックマラソンは、4つの分かつことのできない基本の柱にのっとったオリジナルスピリットを維持し続けることができています。それは、健康、スポーツ、わいわい楽しむこと、そして、お祭りです。

引用元はメドックマラソンのホーム・ページより:L'Esprit Médoc

※単語メモ
conjontement 協力して、一緒に
incontournable 避けて通ることのできない
inscription 登録、申し込み
malgré tout 是が非でも;それでもなお、やはり
indissociables 分割できない
amitié indissociable 固い友情

convivialité 辞書には「宴会好き、会食趣味」とあるのですが、共に飲み食いして楽しむことです。フランス人にとって convivialité は大事なことで、フランス語の文章を読んでいるとよく出てきます。

Commanderie du Bontemps コマンダリー・ド・ボンタン 直訳は「ボンタンの騎士修道会」。宗教的な意味合いはなく、ボルドーワイン産業を盛り上げるために、いろいろな催しをするグループのようです。

宴会とスポーツは対極にある気がしますが、飲み食いしながら、走りきれてしまうのでしょうかね。

ちなみに、制限時間は6時間30分で、多くのランナーがこの時間いっぱい使って、ゆっくり楽しみながら走るようです。

2時間台で走る人もいますが。そういう人は、何も食べないのでは?さらに、優勝者の賞金はその人の体重分のワインという徹底ぶり。

これは数年前のメドックマラソンの様子です。


※YouTubeで見る方はこちらから⇒Marathon du Médoc メドックマラソン

いかがでしたか?
メドックマラソンは、日本の旅行者から観光も合わせたパッケージがいくつか販売されています。

そのせいか、日本人ランナーが多いですね。

2015年は9月12日土曜日に行われます。登録は2015年の2月から。
ホーム・ページ⇒Le marathon du Médoc

マラソン、酒、お祭り、仮装好きの方におすすめのイベントです。

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