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フランス語の扉を開こう~ペンギンと

クロード・フランソワの代表曲、いつものように/ マイウエイ(コム・ダビチュード)の訳詞。

ベッドルームに置いたマグ

60年代~70年代に、フランスでとても人気のあった歌手、クロード・フランソワの代表曲、Comme d’habitude コム・ダビチュード(いつものように)をの歌詞を和訳します。

Comme d’habitudeは「いつもどおりに、いつものように」という意味。カジュアルなシチュエーションでは comme d’hab (コムダブ)と略されることもあります。

歌詞に何度も出てきますので、一度聞けば覚えてしまうでしょう。


「いつものように」クロード・フランソワ

1967年のヒット曲です。フランス語は平易です。

歌詞はこちら。

いつものように

朝起きて、きみの身体にぶつかる
きみは起きない、いつものように

きみにふとんをかけてあげる
きみが寒くないようにね。いつものように

きみの髪をなでる
そんなことしたくないのに、いつものように

でも、きみは僕に背をむける
いつものように

それから僕はすごく急いで服を着る
部屋を出る、いつものように

たった1人でコーヒーを飲む
また遅刻だ、いつものように

音もたてず、僕は家を出る
外は灰色だ、いつものように

寒いから、コートのえりを立てる
いつものように

いつものように、1日中
こんなふりをするんだ

いつものように、ほほえみ
いつものように、笑いさえする
いつものように、生きてるんだって
いつものように

そして、一日が終わると
家に帰る、いつものように

きみは外出先から
まだ戻っていない、いつものように

たった1人で、ベッドに入る
冷たく大きなベッドに、いつものように

涙がでるけど、隠すのさ
いつものように

いつものように、夜が来たときでさえ
こんなふりをするんだ

いつものように、きみが帰ってくると
いつものように、きみを待っていると
いつものように、きみが僕にほほえんでくれると
いつものように

いつものように、きみが服を脱いで
いつものように、ベッドにはいる
いつものように、僕たちはキスをする
いつものように
いつものように、僕達はふりをする
いつものように、愛し合っているふりをする
いつものように、僕たちはふりをする

作曲は Claude François と Jacques Revaux、歌詞は Claude François と Gilles Thibaut。Wikipediaによると当時、フランス・ギャルと別れたばかりのクロード・フランソワが自分たちの関係を歌詞に織り込んでいるとのことです。

2人がつきあっていた話はこちらで紹介⇒歌と訳詞:Laisse tomber les filles~フランス・ギャル(娘たちにかまわないで)

単語メモ

se bousculer  ひしめきあう、押し合いへし合いする。

remonter  ひっぱりあげる

faire semblant de+inf.  ~するふりをする

se déshabiller  服を脱ぐ

文法ポイント

1.代名動詞

1つ目の文法ポイントはたくさん出てくる代名動詞です。

se lever 起きる
se bousculer 押し合う
se réveiller 目を覚ます
s’habiller 服を着る
se coucher 寝る
se déshabiller 服を脱ぐ
s’embrasser キスしあう

代名動詞とは 動詞の前に代名詞がついていて、いつもセットで使う動詞です。seという部分が代名詞ですが、この部分は主語に応じて、me になったり、teになったりします。

主語が複数のときは、nous, vous, seです。3人称のseはいつもseです。

このseの部分は、あとに続く動詞の目的語になっています。

laver だけだと「起こす」という意味です。主語がje(私)で、me lève と続いたら、私は私を起こす⇒起きる、というように表現します。

自分が誰を起こすのか、自分自身なのか、他の人なのか、いちいち目的語をつけるのです。

英語ではこういう表現をしないので、慣れないうちは、変な気がします。私も最初は、「何でこんなまわりくどい言い方をするのであろうか?」と思っていましたが、次第に慣れてきました。

フランス語らしい表現と言えます。

代名動詞の詳しい説明はこちらです⇒「まいにちフランス語」27:L49 代名動詞 その1

英語の参考書に、「起きてから寝るまで英語表現」というのがありますが、もしフランス語で同様の表現集を作ったら、たくさん代名動詞が出てくるでしょう。

2.単純未来

歌の後半、Et puis le jour s’en ira 以降は、単純未来形になっています。ということは、この歌に出てくる心情でいるときは、まだ職場にいるのでしょう。

未来形も書き出しておきます。

ira,irai  (aller)
reviendrai 
seras (être)
cacherai
rentreras
attendrai
souriras
se déshabilleras
se coucheras
s’embrassera
fera

単純未来の説明はこちら⇒「まいにちフランス語」36:L58 単純未来その1

単純未来の活用についてはこちらの記事で詳しく説明しています⇒アニメ「星の王子さまと私」予告編のフランス語・後編

「いつものように」のカバーバージョン、マイウエイ

よく知られていることですが、この曲は、69年にシナトラが歌って大ヒットしたMy Wayの原曲、つまりオリジナルです。

南フランスででバカンス中だったポール・アンカが、クロード・フランソワがテレビでこの曲を歌っているのを見ました。彼は、曲の権利を無料で獲得して(とWikipediaにあります)、オリジナルとはまったく違う歌詞をつけてシナトラに提供しました。

どうして、無料で獲得できたんでしょうかねえ?

とにかく、そうやって生まれたのが今も、カラオケで日本のおじさんたちが歌い継ぐマイ・ウエイです。歌詞つきの動画を紹介します。

こちらも訳してみます。

私の道

さて、そろそろ終わりのときだ
最後のカーテンがおりる

僕の友だちよ、私ははっきり言おう
自分のやったことは自分でわかっている

せいいっぱい人生を生きた
すべての道を旅したんだ
そして何よりも大事なのは、自分の道を行ったことだ

後悔…少しはある
でも、話すほどのこともない
しなければならないことを、例外なしにきっちりやってきた

計画をちゃんと立てて、注意深く進んだ
そして何よりも大事なのは、自分の道を行ったことなんだ

そうだね。こんなときもあった、きみも知っていたろうが、
自分の身の丈以上のことをしようとした時が
でもとにかくやった。疑いもあったが
やってみてだめだったときは、手放した
正面から立ち向かい、逃げないで自分の道を行った

愛して、笑って、泣いたんだ
手にしたものもあったし、失ったものもあった
そして今、涙も枯れて、すべてがとても楽しかったと思える
思えば、すべてやったんだ
だから、言わせてもらうよ、堂々と
いやいや、僕は違う、ぼくは自分の道を行ったんだってね

1人の男として、何を得たか
自分自身でなければ、何もないのと同じじゃないか
自分が本当に信じることを言う、他人が祈る言葉ではない
記録を見れば、私が困難に出会い、自分のやり方で戦ってきたことがわかるはずだ

そう、それは私自身の道

***

いかにもアメリカ人が好きそうな歌詞です。この曲は、フランク・シナトラの代表曲となり、エルビス・プレスリーをはじめ、大勢の人がカバーしています。

マイウエイが出てから、コム・ダビチュードをカバーする人も、なんとなくマイウエイふうに大仰に歌うようになった、と個人的に感じています。

コム・ダビチュード、スペイン語バージョン

ペンギンたちが歌う、スペイン語のコム・ダビチュードです。

最後「マ~イウエ~イ」と歌っているので、マイウエイをカバーしていると思われます。


クロード・フランソワの関連記事

ほかに、こんな曲を紹介しています。

歌と訳詞:『春は歌うよ』クロード・フランソワ その1 クロード・フランソワのプロフィールは、この記事に書いています。

『春は歌うよ』クロード・フランソワ 、歌と訳詞その2(終)

歌と訳詞:アレクサンドリ・アレクサンドラ~クロード・フランソワ

1週間の始まりは月曜日:フランス語の暦(11) Le lundi au soleil» 『陽のあたる月曜日』を紹介。

思ったより数がないですね。クロード・フランソワが現役で人気があったとき、日本ではレコードが出ていませんでした。そのため、あまり知られてなかったのですが、2012年に彼の生涯を描いた映画、Cloclo(クロクロ)が、日本でも公開され、これが話題になり、映画のサントラやベストアルバムが発売されました。

クロクロというのは、クロード・フランソワのニックネームです。映画の邦題は、「最後のマイウエイ」。やはり、コム・ダビチュードより、マイウエイのほうがずっと通りがいいですからこんなタイトルになったのでしょう。

こちらが映画の予告編です。

音源は本人の歌声です。クロクロを演じているのは、ジェレミー・レニエというベルギーの俳優です。似てますね。この人、すごく役作りをがんばる俳優さんのようで、この映画ではすっかりクロクロになりきっています。

日本でクロクロが話題になった理由の1つは、ジェレミー・レニエの熱演にあると思います。







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