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インディラの「最後のダンス(Derniere Danse)」:歌と訳詞

パリ

毎日フランス語を勉強したい人へ⇒2017年版、フランス語学習用日めくりカレンダーのレビュー。

以前、序数の記事でちらりと紹介した、フランスの女性シンガー、インディラ(Indila)の Dernière Danse (デルニエ・ダンス)を紹介します。文字化け防止のため、記事タイトルではアクサンを省略しました。

インディラは日本ではデビューしていないので、あまり知られていないかもしれません。フランスでは2013年にこのDernière Danse(デビュー曲)が、大ヒットして一躍有名になりました。


Dernière Danse 聞き取りのポイントは鼻母音

この曲はミドルテンポで、インディラははっきり発音しているので、フランス語は聞き取りやすいと思います。

超初心者はやはりタイトルの Dernière Danse、そして、基本的な単語である、chemain (道)、ciel (空)、jour (昼間)、nuit (夜)あたりを聞き取ってみてください。

余裕のある方は、danse の「オン」という鼻母音と韻をふんでいる単語を聞き取る練習をするとよいでしょう。たくさん出てきます。

danse は ダンスですが、フランス語では、「どお~んす」という感じです。anは鼻母音と呼ばれる母音で鼻に抜ける音。発音記号ではa の上にニョロっとした線というか波線を書いたものです。

基本的にam, an, em, enという文字列が出てきたら、この「お~ん」のようでもあり「あ~ん」みたいでもある鼻母音です(例外もあります)。

France のan もそうです。先週チェックした、enfant にはこの音が2つはいっています。

先週紹介した曲はこちら。

フランス人の先生が発音している動画を聞いて、耳慣らししておいてください。ほかの鼻母音も聴けるお得な動画です。2分23秒。

フランス語なんて知らないし、覚えたくもない、という方は、PVにパリの定番建物が3つは出てくるのでチェックしてください。

エッフェル塔 la tour Eiffel
凱旋門 arc de Triomphe
サクレクール Sacré-Cœur

がしっかり映ります。

Dernière Danse の PV

こちらが動画です。なんと再生回数が3億3千回以上です。

それでは訳詞に挑戦!

Dernière Danse 最後のダンス

Oh ma douce souffrance
Pourquoi s’acharner tu recommence
Je ne suis qu’un être sans importance
Sans lui je suis un peu paro
Je déambule seule dans le métro
Une dernière danse
Pour oublier ma peine immense
Je veux m’enfuir que tout recommence
Oh ma douce souffrance

ああ、わたしの甘き苦しみ
なぜ、戦わなきゃいけないの、またあなたは始めるのだから
私はたいした人間じゃない
彼なしでは、私はまともに考えられない
私は1人で地下鉄の中をさまよう
最後のダンス
このとてもつもない苦しみを忘れるために
私は逃げ出したい、すべてがまた始まるから
ああ、私の甘き苦しみ

☆Je remue le ciel le jour, la nuit
Je danse avec le vent la pluie
Un peu d’amour un brin de miel
Et je danse, danse, danse, danse, danse, danse, danse
Et dans le bruit, je cours et j’ai peur
Est-ce mon tour?
Vient la douleur.
Dans tout Paris, je m’abandonne
Et je m’envole, vole, vole, vole, vole, vole

私は空と昼間、夜をかきまぜる
風や雨と踊る
ほんの少しの愛、はちみつがちょっぴり
そして私は踊る、踊る、踊る、踊る、踊る、踊る、踊る
喧騒の中を走る。私は怖い
私の番なの?
痛みが走る
パリの真っ只中で私は負ける
そして私は空に舞い上がる、飛んで、飛んで、飛んで、飛んで、飛んでいく☆

Que d’espérance
Sur ce chemin en ton absence
J’ai beau trimer, sans toi ma vie n’est qu’un décor qui brille,
Vide de sens

希望を持つしかない
あなたのいない道のりでは
どんなにがんばっても、あなたがいなければ、私の人生は見かけがきれいなだけ
中身はからっぽ

☆~☆ 繰り返し

Dans cette douce souffrance.
Dont j’ai payé toutes les offenses
Écoute comme mon cœur est immense
Je suis une enfant du monde

この甘い苦しみの中で
私はあらゆる侮辱に耐えてきた
聞いて。どんなに私の心が広いか
私は世界の子どもなの

☆~☆繰り返し

単語メモ

souffrance 苦しみ

s’acharner 激しく攻撃する

paro いかれている、気が違っている ☆パリのスラングらしいです。

déambuler 散歩する、ぶらつく

remuer ~をかき混ぜる、ひっかき回す

avoir beau + inf.  inf.しても無駄に終わる、どんなに~してもだめである

trimer  汗水たらして働く、つらい仕事をする

briller  輝く、きらきら光る

décor   景観、生活の場、環境:外見、うわべ

offence  無礼、侮辱

un brin de  わずかな

s’abandonner  ~に身をゆだねる、戦意(勇気)を失う

s’envoler  飛び立つ:吹き飛ばされる

que de + 無冠詞名詞 で、何と多くの という意味ですが、ここがその用法なのかは不明です。前後の流れから、「希望を持つしかない」と訳してみました。

sur le chemin de   ~への途中で

歌詞つき動画もあり

一緒に歌い方は利用してください。

この曲はインディラのデビューアルバム(今のところアルバムはこれだけです)に収録されています。

こちらでFeuille d’Automne という曲を訳しています。この曲はもう少し希望に満ちています。

この歌のテーマは何か?

このPVはドラマ仕立てになっています。

最初パリの全景が映ります。インディラは荷物をもって、パリを見渡せる高い場所にとぼとぼとやってきました。

実はあるお屋敷から追い出されてしまったのです。彼女は家政婦とかそういう仕事をしていたのでしょうか?

パリの街を歩くインディラは、いろんな人にぶつかり邪険にされます。

この歌は、パリやフランスが、ここ出身じゃない人(移民)をどんなふうに扱うのか、がテーマなのだと思います。

インディラは最初に、

Oh ma douce souffrance ああ、私の甘い苦しみ、と歌っています。

フランスはよいところで、好きは好きなんだけど、こんなことやあんなことがあって、私はとってもつらくて、パリの街中で倒れてしまうのよ、だけど、倒れてもまた立つのよ。だって踊りつづけなきゃならないもんね、という感じです。

動画の途中で天変地異が起こって、みんなが逃げ出していますね。あれはインディラの怒りと報復を表しているのかもしれません。

以上、penの勝手な解釈でした。


インディラについて

インディラは1984年パリ生まれのパリジェンヌですが、名前からもわかるように、外国の血が混じっています。アルジェリアの家系で、さらにインド、カンボジア、エジプトの血も入っているそうです。

この曲もちょっと中近東の雰囲気がありますね。

インディラのプロフィールはこちらに詳しく書いています⇒序数(5)~フランス語の数字【第46回】

ダンスは通常、楽しいものですが、その楽しいダンスで悲しい気持ちを歌ったのがこの曲のおもしろいところですね。

毎日つらいけど、でも生活しなくちゃならない、踊り続けなければならない、というわけです。それでは次回の歌の記事をお楽しみに。







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