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ペネロプゲート:大統領選の有力候補フランソワ・フィヨン元首相に家族への不正給与疑惑

パリ

毎日フランス語を勉強したい人へ⇒2017年版、フランス語学習用日めくりカレンダーのレビュー。

2017年のフランス大統領選挙の有力候補の1人、フランソワ・フィヨン元首相のスキャンダルを伝える子ども新聞の記事を紹介します。

タイトルは、Qu’arrive-t-il à François Fillon ? フランソワ・フィヨンに何が起きているのか。

2月始めから話題になっています。

スキャンダルの内容は、本当は働いていなかった家族(妻と子ども)に不正に給与を支払っていた、というものです。これは公金横領にあたります。


フランソワ・フィヨン氏のスキャンダル

なぜこれがきょうの話題なのか?

右派の大統領選候補である、フランソワ・フィヨンが、家族に関係のあるスキャンダルの最中にいるからです。

フランソワ・フィヨンは、働いていなかった妻のペネロプに給与を払っていたのでしょうか?

皆がかかえている疑問です。もし司法機関が、その通りだと証明したら、フィヨンは不正を働いていたことになり、大統領戦出馬をあきらめなければならないかもしれません。

ペネロプ・フィヨン事件とは?

ペネロプ・フィヨンは2017年のフランスの大統領選の右派の候補者であるフランソワ・フィヨンの妻です。

有名な雑誌、「ル・カナール・アンシェネ(Le Canard enchaîné)」が、フィヨンが議員をしていた国民議会から数年間、ペネロプに給与が支払われていた、と報道しました。

フィヨンは、「妻は自分の仕事を手伝っていた」と言っています。問題は今のところペネロプ・フィヨンが働いていたことを証明するメールや書類など、なんの形跡もないことです。

なぜこれが問題なのか?

フランスでは、議員は秘書に支払うお金を得る権利があります。家族を秘書として雇うのは別に禁じられていません。もちろん、ちゃんと働いているのなら、ですが。

目下、裁判所は、ペネロプ・フィヨンが夫のために実際に働いていたのかどうか調べています。もし働いていなかったら、架空の仕事につき、フランス国民の税金によって賄われる国のお金を受け取っていたことになります。

これは法律違反です。

なぜこれがスキャンダルなのか?

なぜなら、この事件は、フィヨンが自分を大統領に選ぶように国民に納得すべき時に明らかになったからです。国民に信頼の気持ちを抱いてもらわなければなりません。公金横領の疑惑をかけられたら、そんなことは簡単にできません。

さらに状況を悪くしているのは、彼はいつも自分は正直な人間で、法律違反をしたことがないとしていることです。

フランソワ・フィヨンはどうするのか?

推定無罪の原則があるため、彼は大統領候補でいられます。ですが、当選する確率はどんどん下がっています。

先週、妻だけでなく子どもたちにも不正な給与を支払っていた疑惑ありとメディアで暴露されたのでなおさらです。ゆえにこの事件は、引き続き、フランソワ・フィヨンの大統領選出馬の妨げになっています。

元記事 → Qu’arrive-t-il à François Fillon ?

単語メモ

impliquer 関係させる

l’Assemblée nationale  国民議会 昔の下院、Chambre des députés に相当する。

ennui (しばしば複数で)困ったこと、面倒、不都合

à condition que + subj. ~しさえすれば

mener une enquête 捜査をすすめる

inspirer confiance 信頼の気持ちを起こさせる
Je me méfie de lui, il ne m’inspire pas confiance. 僕は彼に用心している。なんとなく信頼できない。

soupçonner qn/qc de ~に~の疑いをかける
La police commence à soupçonner le témoin oculaire. 警察は目撃者に疑惑を持ち始めた。

présomption d’innocence 推定無罪

surtout que + ind. ~だからなおのこと、だからこそ
Dépêchez-vous, surtout que l’orage menace. 嵐になりそうだから、なおのこと急ぎなさい。

remporter l’élection 選挙に勝つ

finir de + inf. ~し終える

gêner ~を妨げる


関連ニュース

2017年1月31日のテレビニュースです。

これまでのところ、架空の仕事の給料として、1998年から2013年までに、フィヨン家に100万ユーロ以上支払われた疑惑が持たれています。これはおよそ1億2000万円。あまりに金額が大きいので、フランスでは、ウォーターゲート事件になぞらえて、Penelopegate(ペネロプゲート)と呼ばれています。

フィヨン大統領は、2016年11月、中道右派野党・共和党の統一候補を決める予備選で勝利した最有力候補。大統領選では、決選投票で国民戦線のマリーヌ・ルペンと争うのではないかと思われていました。

しかし、この事件の勃発のせいで、出馬取り消しになるかもしれません。その事態に備えて、共和党内では次の候補を決めるためにすでに動いている、といううわさもあります。

いやはや、大統領選直前にふってわいたようなスキャンダルですね。真偽はわかっていませんが、働いていなかった奥さんに、10年以上の年月、そんな大金が流れていたとしたら、なぜ大統領候補になる前にわからなかったのでしょうか?

それともこれは、対立候補(政党)の妨害工作なのでしょうか?

いずれにしてもフィヨン元首相はクリーンなイメージで売っていたので、ものすごいイメージダウンです。

もしかしたら、フランスの新大統領は極右のマリーヌ・ルペンが選出されるかもしれませんね。トランプ大統領にマリーヌ・ルペン。グローバライゼーション時代はおわって、ナショナリズムが強くなっていく雰囲気です。







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