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フランス語の扉を開こう~ペンギンと

『優雅なハリネズミ』(3)~映画の予告編のフランス語

優雅なハリネズミ

Le Hérisson ハリネズミ という映画の予告編の最終回です。

初回⇒『優雅なハリネズミ』(1) この映画の概要、原作について書いています。

2回め⇒『優雅なハリネズミ』(2)トルストイの文章を引用する謎の東洋人ムッシュ・オヅの登場

では予告編をごらんください。


※YouTubeで見る方はこちらから⇒Le hérisson – bande annonce 『優雅なハリネズミ』予告編

きょうは1分35秒ぐらいから最後まで。ちょっと量が多いです。

Le Hérisson 予告編

Vous, vous avez trouvé la bonne cachette.

Je suis venu te prier de dîner avec moi demain soir.
Mais je suis la concierge!

Mais enfin vous vous habillez pour aller dîner chez les autres.
Mais je ne vais jamais dîner chez les autres.
Pourquoi?
Parce que je pense que ce n’est pas une bonne chose.

On peut savoir à quoi vous jouez?
Je joue à rien du tout.
Je crains d’être un peu… sauvage.

Plus tard, je serai concierge.
C’est une très bonne idée, ma chérie.
Et si nous pouvons faire quoi que ce soit pour t’accompagner dans cette démarche, tu sais que nous sommes là pour t’aider, n’est-ce pas ma chérie?
Tout à fait.

パロマ:とてもいい隠れ場所を見つけたわね。

ムッシュ・オヅ: 明日の晩、私と夕食をご一緒していただけないかと頼みに来ました。
管理人:でも、私、管理人ですよ。

女性:でも、人の家で食事をするときはそれなりの格好をするでしょ。
管理人:でも、他の人の家で食事したことなんてないわ。

パロマ:どうして?
管理人:だって、いいことじゃないと思うから。

パロマ:何をたくらんでいるの?
管理人:何もたくらんでなどいないわ。
管理人:人付き合いにあまり慣れてないだけよ。

パロマ:大きくなったらアパートの管理人になるわ。
ママ:まあ、それはすごくいいアイデアね。
パパ:で、君がその道を進むためにパパたちが援助できることがあるのなら、パパもママもそうするつもりだということを、わかっているね。
ママ:そのとおりよ。

単語メモ

prier 人 de + inf. ~に…を懇願する、頼む

Il m’a prié de l’accompagner.
彼は私に同行してほしいと頼みました。

Je vous prie d’agréer, Monsieur, l’expression de mes meilleurs sentiments.
(手紙の結びで)敬具

jouer à ~を(して)遊ぶ、気取る、プレーする
À quoi joues-tu ? いったい何のつもり?
何が君のねらいなのだ?

craindre de +inf. ~を恐れる
Il craignait d’être seul.
彼はひとりでいるのを恐れていた。

sauvage 非社交的な、つきあい嫌いの
garçon sauvage
人見知りする男の子
mener une vie sauvage et retirée
人づきあいを避け、隠遁(いんとん)生活を送る

quoi que ce soit それがなんであれ

démarche (思考、行動の)進め方、過程、手続き

accompagner 連れて行く

Et si nous pouvons faire quoi que ce soit pour t’accompagner dans cette démarche, tu sais que nous sommes là pour t’aider, n’est-ce pas ma chérie?

直訳:で、もし私たちが、君をその道へ連れて行くために必要なことがなんであれ、それをすることができるなら、私たちは君を助けるために、ここにいるということを、君は知っているよね?

Togo Igawa 伊川東吾

オヅカクロウ(小津覚郎)を演じているのは、Togo Igawa(伊川東吾)という日本人の役者さん。彼は1947年東京生まれ。

日本で演劇をしていましたが、1983年、36歳のときにイギリスに移住し、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの劇団員になりました。これは日本人としては初めてのことだそうです。

その後、自分の劇団を結成して、演出もしています。

こちらはロンドンでLe Hérisson のプレミアがあったとき、Togo Igawaがインタビューで答えているようすです。


※YouTubeで見る方はこちらから⇒Interview with Togo Igawa for The Hedgehog premiere in London

彼はもともとフランス語をしゃべる人ではないようで、シャンゼリゼのアパートにこもって、毎日毎日セリフを練習したそうです。dog training という言葉を使っています。

監督に、「絶対現場でセリフを変えないでほしい」と頼んだけど、もちろんセリフは変わり、苦労したようです。

パロマ役のガロンスは日本語をしゃべるシーンがあったので、お互いにランゲージ・エクスチェンジをしてそれが楽しく、また役に立ったとも。

この映画には小津安二郎の話が出てきます。

「オヅムービーとこの映画は何か、つながりのようなものが感じられるか」と記者に聞かれて、自分は小津のマニアなファンではないが、静かで、繊細なトーンでありながら、力強いものを持っているところが似ている、と語っています。

いかがでしたか?

伊川東吾は、このように、イギリスのみならず、フランス映画でフランス語を話したり、イスラエル映画でヘブライ語を話したりと、インターナショナルに活躍しています。

それでは次回の映画の回をお楽しみに。

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    • うさぎのぎい
    • 2015年 2月 06日

    ペン様いつもブログ更新有り難うございます。L’élégance du hérissonを購入しました。表紙の八重の梅だか桜だか分かりませんが、その表紙の写真が綺麗で満足しておりまして。全部読めるようになるのに一生掛かるなあと毎日辞書片手に格闘しております。子供の描写では結構フンフンと何となく理解したつもりになるのですが、ちょっと分からない単語や言い回しが出てくるとお手上げ状態になります。そんななか、初心者なもので、あっ、ジェロンディフだなんて喜んでおります。ところで、映画の東洋人は中国人が日本人かを悩んでおりましたところ、こちらも仔細有り難うございます。
    (内容が日本を扱っていても、よく中国系の役者さんが演技してますよね)

      • フランス語愛好家
      • 2015年 2月 07日

      うさぎのぎいさん、こんにちは。
      こちらこそ、いつもブログをごらんいただき、ありがとうございます。

      おお、買われましたか。
      私はキンドル版と英語のオーディオ版を持っています。

      表紙の花はカメリア camélia です。苔寺の椿が出てきます、そのうち。

      辞書使って読んでるんですね。
      私はそういう根性はありません。でも勉強になることでしょう。
      一生なんてかからないですよ。1,2週間というところじゃないですか?
      哲学の話はスルーしても何ら問題ありません。

      はい、井川さんは日本の方です。
      映画で日本語をしゃべるシーンもあります。

      中国系の役者さんだと、日本語に外国人のアクセントがありますが、
      井川さんはふつうの日本語でした。

    • 花南
    • 2015年 2月 14日

    ペンさん、こんにちは、フランス語がなかなかききとれないな、と思いながらも毎日少しずつ学んでいます。一つか二つでも聞きとれると嬉しくなります。ぺんさんのようにフランス語の映画などがフランス語で楽しめるのはいつになりやら、と思いながら毎日楽しんでいます。ぺんさんのブログを知ったのは、かなり前ですが、フランス語がわかるようになったら広がる世界を時々みさせていただいています。

      • フランス語愛好家
      • 2015年 2月 14日

      花南さん
      こんにちは。

      >一つか二つでも聞きとれると嬉しくなります
      私もそうですよ。
      フランス映画、字幕ないとわかりませんです。

      花南さんは、ロシア語とかほかの言語もやってるから
      よけい楽しいかもしれませんね。

      英語だけやってると、あまりヨーロッパのことに
      目が行かないので、フランス語をやるのはいいと思います。

      北アフリカの話題も多いし。

      これからもぜひ楽しんで続けてください。

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