かわいい雰囲気のあるフランス語を集めています。
今回は幸運のお守り特集です。
日本では茶柱がたつと何かいいことがある、と言いますが、フランスにも、これを持っていると縁起がいい、こんなことがあると幸運に恵まれる、という迷信があります。そのような迷信に登場する単語を20個拾ってみました。
カタカナで読みを書いておきますが、リアルなフランス語の読み方ではありませんことを、お断りしておきます。
フランスのラッキーチャームに関係のある単語20個
bonheur ボヌール 幸福、幸せ。(m) ボナーハッ(Rの音)と書いたほうが近い気がしますが、日本ではふつう「ボヌール」と書きますね。
bon chance ボンシャンス 幸運 (m)
porte-bonheur ポルトボヌール ラッキーチャーム、幸運のお守り (f)
trèfle à quatre feuilles トレフル ア カトル フィーユ 四葉のクローバー (m)
verre blanc ヴェール ブラン 白いガラス
白いガラスが割れると縁起がよい、という迷信があります。白いガラスはたぶん白板ガラスのことだと思います。高級なガラスですね。一方、鏡を割ると7年間悪運が続く、と言われます。
croiser クロワゼ 交差させる 動詞です。
指をクロスさせて、厄払いをするので、選んでみました。
fer à cheval フェール ア シュヴァル 蹄鉄(ていてつ)(m)
蹄鉄は馬の靴です。馬のひづめを保護するために打ち付けるU字型をした鉄です。蹄鉄をかけておくと幸運が訪れます。特に玄関の上がよいそうです。
いろいろな国で蹄鉄はラッキーアイテムとなっていますが、U字の形(上があいた形)でかけるところが多いです。ところが、フランスでは、逆にかけます。
accrocher アクロシェ 掛ける 動詞です。
蹄鉄を掛ける、の「掛ける」です。
patte de lapin パット ドゥ ラパン ウサギの脚
ゆっくり発音するとパットドゥラパンですが、ふつうに発音するとパッドゥラパンと聞こえます。キーホルダーになったウサギの脚を持っている人はたくさんいますね。いろいろな国でラッキーアイテムとなっています。
arc en ciel 歩くアルカンシエル 虹 (m) 直訳は「空の弓」
虹を見るとよいことがある、と言われます。虹もいろいろな国で幸運の印になっています。
尚、ふつう、定冠詞をつけて使われるので、l’arc en ciel ラルカンシエル です。フランス語の発音はラーコンシエルと書いたほうが近いです。
coccinelle コクシネル テントウムシ (f)
てんとう虫を見ると縁起がよい、と言われます。てんとう虫はいろいろな国で「神様の使い」的な扱いを受けています。
高いところに上って、空に飛んでいくさまが、太陽に向かっていくようなので、日本では「天道虫」という名前がつきました。フランスでは、テントウムシが手にとまると、「何かいいことありそう」と笑顔になります。
pied gauche ピエ ゴーシュ 左足
左足のどこがラッキーなのか?
実はフランスでは左足で犬のフンを踏むとラッキーだ、という迷信があるのです。そこら中に犬のフンがある国ならではの迷信です。
pièce ピエス 硬貨、コイン (f)
噴水にコインを投げると願いが叶う、と考えて、噴水にお金を投げる人がたくさんいます。日本でもそうですね。
イタリアの噴水(トレビの泉)に投げることから始まったのでしょうか?
fontaine フォンテーヌ 噴水 (f)
épaule gauche エポール ゴーシュ 左肩 (f)
左肩がなぜラッキーなのか?
左肩ごしに、塩をふりまくと、厄払いできる、と言われるからです。
日本でもお清めの塩がありますね。お清めの塩は自分にむかって投げますが。
ちなみに、塩はフランス語で、sel セル です。le sel de la terre ル セル ドゥ ラ テール 地の塩。
pompon rouge ポンポン ルージュ 玉房、ポンポン (m)
水兵がかぶっている赤いベレーについているポンポンをさわると縁起がよいのです。さわるときは一言ことわってからやったほうがいいでしょう。
béret d’un marin ベレ ダン マラン 水兵のベレー帽 (m)
ベレー帽はパリの芸術家の象徴ですね。手塚治虫先生もかぶっておられました。芸術家のかぶるベレー帽には赤いボンボンはついていません。
étoile filante エトワール フィラント 流れ星 (f)
流れ星を見ると縁起がいいです。流れ星が落ちる前に願い事をすると願いが叶う、とも言われます。これはわりとどこでもそうですね。
尚、étoile filante はエトワールフィロントと書いたほうがフランス語に近いです。
発音はこちら。
星に関するかわいいフランス語を集めています。
toucher du bois トゥシェ ドゥ ボワ 木にさわる
木にさわりながら願いごとを言うと叶う、木にさわると縁起がいいという有名な迷信があります。英語圏の国でも、厄払いに木をコンコンと叩いたりしますね(knock on wood)。
こちらの動画によると、木をさわる起源はエジプト文明にあるそうです。
Le chiffre 7 ル シッフル セット 数字の7。ラッキーセブン
これは説明不用ですね。
使用上の注意など
迷信に関してはこんな記事も書いています。13という数字は、一般に縁起が悪いのですが、場合によっては縁起がよい時もあります。
幸せに関する単語を集めています。
★このシリーズを最初から読むときはこちらから⇒かわいい単語教えます~その1自然篇 使用上の注意も書いていますので、一読をおすすめします。
★このシリーズの目次はこちら⇒かわいいフランス語、教えます~目次
⇒「かわいいフランス語教えますVol.1」~電子書籍出版のお知らせ
今回は迷信の中でも、幸運をもたらすもの、ラッキーアイテムを紹介しました。迷信はたくさんあるので、このほかにも縁起のよいものはあると思います。一番有名なのが、4つ葉のクローバーですね。
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