観光は楽しいものですが、実は環境への負荷も大きいことをご存じですか？

観光業が環境に与える影響を説明している1分20秒の動画を紹介します

タイトルは、Voici pourquoi le tourisme réchauffe la planète !　観光が地球を温暖化している理由はこれです！

長さは1分27秒。

トランスクリプション

Vous êtes déjà allé en Islande ? C’est trop beau.

Moi, je vais voir ma sœur à Toulouse.

Mais moi je me ferais bien un petit road trip aux États-Unis.

C’est pas un scoop. Le tourisme mondial a progressé de 7% l’an dernier.

Le problème c’est que l’empreinte carbone des vacanciers est énorme selon une étude parue dans la revue Nature Climate Change.

Le tourisme est aujourd’hui à l’origine de 8% des émissions de gaz à effet de serre de la planète.

L’Université de Sydney a étudié les flux touristiques entre 165 pays de 2009 à 2013.

Les chercheurs ont comptabilisé les émissions liées au transport avion voiture, mais aussi celles liées à la restauration, à l’hôtellerie et aux achats divers.

Ben oui, par exemple, si le resto cuisine avec des ingrédients hors saison, faut les faire venir de loin.

Et les draps et les serviettes de l’hôtel, faut les laver tous les jours.

En 2013, le tourisme a dégagé 4,5 milliards de tonnes de CO2 et la tendance est à la hausse.

Allez, un petit top 5 des pollueurs.

Les États-Unis sont les premiers, suivi de la Chine, de l’Allemagne, de l’Inde et du Mexique.

Mention spéciale aussi pour les séjours intérieurs et pour les destinations insulaires exotiques, comme les Seychelles ou les Maldives.

Alors une solution suggérée par les auteurs de l’étude, c’est de taxer de carbone, pour rendre les billets d’avion plus chers, par exemple, de quoi calmer les touristes …enfin les plus pauvres.

ツーリズムが環境に与える影響・和訳

– もうアイスランドに行ったことがありますか？ すごくきれいですよ。

– 私はトゥールーズにいる姉に会いに行くつもりです。

– でも私は、アメリカでちょっとしたロードトリップをしてみたいな。

大きなスクープではありません。昨年、世界の観光業は7％成長しました。

問題は、Nature Climate Change誌に掲載された研究によると、観光客の二酸化炭素排出量が膨大だということです。

現在、観光業は地球全体の温室効果ガス排出の原因の8％を占めています。

シドニー大学は、2009年から2013年の間に165カ国間の観光の流れを調査しました。

研究者たちは、飛行機や車による移動に関連する排出量だけでなく、レストラン業、ホテル業、さまざまな買い物に関連する排出量も計算しました。

たとえば、レストランが季節外れの食材を使う場合、遠くから取り寄せる必要があります。

ホテルのシーツやタオルは毎日洗わなければなりません。

2013年、観光業は45億トンのCO₂を排出し、その傾向は今後も増加していくでしょう。

では、汚染している国、トップ5を見てみましょう。

アメリカが1位で、それに続くのが中国、ドイツ、インド、メキシコです。

また、国内旅行やセーシェル、モルディブなどのエキゾチックなリゾート地も影響が大きいです。

この研究の著者たちが提案する解決策の一つは、炭素税を導入することです。たとえば、飛行機のチケットをより高額にして観光客を抑制します……まあ、実際には貧しい人々を抑制する、ということですが。

単語メモ

環境問題に関する語彙

l’empreinte carbone – カーボンフットプリント

les émissions de gaz à effet de serre – 温室効果ガスの排出

les émissions de CO₂ – 二酸化炭素（CO₂）の排出

le changement climatique – 気候変動

taxer de carbone – 炭素税を課す

réduire les émissions de CO₂ – CO₂の排出を削減する

観光に関するもの

le tourisme mondial – 世界の観光業

les vacanciers – 観光客

le transport avion voiture – 飛行機や車による移動

la restauration – 飲食業

l’hôtellerie – ホテル業

les achats divers – 各種の買い物

地球温暖化・関連動画

地球温暖化の仕組みを4分で説明している動画です。

タイトルは英語で、Understanding global warming in 4 minutes（4分で理解する地球温暖化）

内容を5つにまとめると以下になります：

1.地球温暖化の主な原因は人間の活動

科学者の97%が、人間の活動（化石燃料の使用、森林伐採、農業など）が温暖化を引き起こしていると指摘

これらの活動により、温室効果ガス（CO₂、メタンなど）が急増している

2.温室効果ガスが気候を変えている

CO₂の濃度は19世紀の270ppmから現在の400ppmに増加し、80万年で最高レベルに達した

その結果、地球の平均気温はすでに0.8℃上昇し、今後1.5〜4.5℃さらに上がる可能性あり

3.極端な気象現象と海面上昇

熱波が増加し、かつて1%の地域でしか起きなかった極端な高温が、今や10%に拡大

氷河や極地の氷が溶け、海面は年3.3mmずつ上昇し、最悪の場合2100年までに1m上昇する可能性あり

4.降水パターンの変化と水不足のリスク

北半球の中緯度・高緯度では降水量が増えるが、地中海やカリフォルニアなどの乾燥地帯では干ばつが深刻化

水不足が発電に影響し、電力供給にも問題を引き起こす可能性あり

5.海の酸性化と生態系への影響

大気中のCO₂が海に溶け込み、海水が酸性化

貝類やプランクトンが適応できず、食物連鎖全体に悪影響を与え、人間の生活にも深刻な影響を及ぼす

不十分な地球温暖化対策

今日紹介した動画はどちらもちょっと前の制作なので、今の状況とは違うと思います。いずれにしても2025年1月現在、地球温暖化対策は依然として十分ではありません。

2024年の世界平均気温は産業革命前と比較して1.55℃上昇し、観測史上最高を更新しました。

さらに、2025年1月には1.75℃の上昇が報告されており、パリ協定で定められた1.5℃の目標を大きく超えています。

しかも、アメリカでトランプ大統領が再び就任し、地球温暖化対策に関する政策が後退しています。

彼はパリ協定からの再離脱を表明し、風力発電向けの連邦土地貸与を禁止する方針を示しました。

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これから地球環境はどうなっていくのか？

地球温暖化対策が政府レベルで後退しているので、個人でできることをがんばるしかありません。

地球温暖化防止のために個人ができることとは？

省エネ、再生可能エネルギーの活用、飛行機や車の利用を減らす、肉の消費を減らす、食品ロスを減らす、不要なものを買わない、使い捨てを減らす、持続可能な商品を選ぶなど方法はいろいろあります。