フランス語の数字ややこしいですよね。だから毎週1つずつゆっくりチェックしています。今回は13です。
数字 «13»
13は treize
«ei»はこの2つをセットで「エ」と読みます(複母音字と呼ばれます。
カタカナで書くと、トレーズ、またはトレズ。
発音はこちらで確認してください。
★やはり「エ」と読む複母音字に«ai» があります。発音も同じです。
たとえば牛乳の«lai» レ(café au lait カフェオレのレです)
treize と lait だと、日本人的には、「エー」と「エ」と感じるかもしれませんが、フランス人にとっては同じ音です。
この続きはこちら⇒フランス語の数字【第16回】~14(カトーズ)
★このシリーズを最初から読む方はこちらからどうぞ⇒フランス語の数字【第1回】~0(ゼロ)
語源と派生語
語源はラテン語のtredecim ←tres (3)+decem(10)
派生語
treizième 13番めの、13分の1
映画 «Apollo 13»
douze がタイトルに入っている歌をご紹介します。
Apollo 13
『アポロ13』
1995年のアメリカ映画。アポロ13は、アメリカのアポロ計画の宇宙船の1つ。アポロ計画は人間を月に送る国をあげてのプロジェクトです。
このプロジェクトは1960年代のケネディ大統領のころから始まりました。1969年にアポロ11号に乗ったアームストロング船長たちの人類初の月面着陸が有名ですね。
1970年、13号は打ち上げ二日後に酸素バンクが爆発。電力と水が不足する危機的な状況の中、NASAと連絡を密にとりながら、なんとか工夫して乗組員は無事地球に戻ります。
13号の船長のジム・ラヴェルがこの体験を本に書き、それをもとに作られた映画です。
フランス語吹き替え版の予告編です。
3回ぐらいApollo 13と言ってます。
こちらはオリジナルの英語版の予告編。
treizeを使った表現、文章
vendredi treize 13日の金曜日。
不吉な日とされています。詳しくはこちら⇒13日の金曜日恐怖症
treize à la douzaine
1ダースの値段で13個
卵や牡蠣を1ダース(12個)売るとき、1個おまけがつくこと。
treize à la douzaine で、望むだけの量、たっぷり、という意味もあります。
Prends en tant que tu veux, il y a treize à la douzaine.
ほしいだけ取ってね。たっぷりあるから。
Il est treize heures.
13時(午後1時)です。
上にも書きましたが、「13」は不吉な数字とされているので、「13日の金曜日」というとても有名な映画があります。
しかし、私はホラー映画が苦手なので、無事3人が生還した「アポロ13」を選びました。とても描写がリアルなロン・ハワード監督の感動の大作です。
特典いっぱいの、10周年記念版
レビューの1つに数カ国語仕様とあるのですが、フランス語もあるのでしょうか?そういうところ、商品の説明にしっかり書いてほしいですね。
アポロの宇宙船は17号まで打ち上げられ、計画は打ち切られました。実際作られたのは20号まで。打ち上げられることのなかった有人宇宙船アポロ18号が、実はこっそり月に行っていたという映画もあります。
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