ローマ数字

数字

ローマ数字の復習。1から100まで読めるようになろう。

ローマ数字(Les chiffres romains)の復習です。子供むけにやさしくフランス語で説明している動画(アニメーション)を紹介します。

ローマ数字のみならず、ふつうの数字の聞き取りの練習もできます。

フランス語の数字ファンの方にはお楽しみいただけるのではないでしょうか?



ローマ数字の説明

3分27秒。

トランスクリプトと和訳を書きます。

Coucou, aujourd’hui, nous allons apprendre à lire et à écrire les chiffres romains.

La numération romaine était utilisée par les Romains de l’Antiquité avant l’arrivée des chiffres arabes.

Aujourd’hui, on retrouve encore ces chiffres sur certaines horloges, en histoire, lorsqu’on parle des siècles ou des rois ou même dans certains titres de jeux vidéos.

ククー。きょうは、ローマ数字の読み書きを学びます。

ローマの記数法はアラビア数字が登場する前に、古代、ローマ人によって使われていました。

今日でも、ローマ数字は、時計や、世紀や王様の名前を言うとき歴史書で、またビデオゲームのタイトルにも使われています。

ローマ数字は7つの記号を使って表す

Cette numération utilise sept symboles qui correspondent chacun à un nombre: le signe I représente le nombre 1, le V est égal à 5, le X à 10, le L à 50, le C à 100, le D à 500, et le M à 1000.

この記数法では、7つのシンボル(記号)を使います。すなわち、Iは数字の1、Vは5、Xは10、Lは50、Cは100、Dは500、Mは1000を表します。

基本的に記号を足して数を表す

C’est une numération additive.

C’est-à-dire qu’elle utilise le principe de l’addition.

En fait, la valeur d’un nombre se détermine en faisant la somme des valeurs de chaque symbole.

Ici, pour connaître la valeur de ce nombre, il faut additionner la valeur du V et du I.

C’est-à-dire 5+1, ce qui fait 6.

ローマ数字は数を足して数えていきます。つまり、足し算をしていくのです。

それぞれの記号の数を足していくことで、数を表します。

たとえば、VI。VIの数を知るには、VとIを足します。つまり、5+1で6です。

Un autre exemple : DCCLIII

D est égal à 500, C est égal à 100, L est égal à 50, et I est égal à 1. Ce nombre est donc égal à 500+100+100+50+1+1+1.

C’est-à-dire 753.

別の例です。

Dは500、Cは100、Lは50、Iは1。ですから、この数字は500+100+100+50+1+1+1。つまり753です。

ローマ数字のその他の規則

Un nombre se lit de gauche à droite et les symboles sont groupés par ordre décroissant, c’est-à-dire du plus grand au plus petit.

数字は左から右に読みます。記号は数が減少する順番でまとまっています。つまり、一番大きいものから、一番小さいものへです。

Pour écrire le nombre 1515 en chiffre romain, il faut donc écrire : MDXV.

数字の1515をローマ数字で書くと、MDXVとなります。

Cependant, un même symbole ne peut pas être utilisé plus de trois fois de suite, sauf le symbole M.

Par conséquent, pour écrire le nombre 4 en chiffres romains, on ne peut pas écrire : IIII.

On va alors utiliser une autre règle de la numération romaine.

同じ数字を3回よりも多く使ってはいけません。ただし、Mは例外です。したがって、ローマ数字で4を書くとき、IIIIとは書けません。

別の規則を使います(4=IV)。

記号の場所によっては引き算することもある

Cette règle est la suivante : si un symbole est placé à gauche d’un symbole plus grand, on le retranche au lieu de l’ajouter.

Par exemple ici, I est placé à gauche d’un symbole plus grand V. Il faut donc le retrancher au lieu de l’ajouter.

Ce n’est donc pas 5+1, mais 5-1, ce qui fait 4.

このルールはこうなります。もし、ある記号より小さい記号が左に来たら、足し算する代わりに、引き算します。

たとえば、IV。Iはそれより大きな記号のVの左にあるので、足さずに引きます。

5+1ではなく、5-1、つまり4です。

Un autre exemple, MCDLIX

dans ce nombre C est placé à gauche d’un symbole plus grand D, il va donc falloir le retrancher. De même pour I placé devant le X.

Ce nombre est donc égal à 1000+400+50+9, soit 1459.

別の例です。MCDLIXは、Cがより大きい記号のDの左に来ているので引きます。Xの前にあるIも同じです。

つまりこの数字は、1000+400+50+9で1459です。

ローマ数字のまとめとおぼえ方のコツ

Pour reprendre tout ça, il y a donc sept symboles dans la numération romaine : I, V, X, L, C, D, M.

ローマ数字

Voici un petit moyen de mnémotechnique pour se souvenir de l’ordre.

ローマ数字の覚え方

Il vexe le commun des mortels. (彼は人間の平凡さに気分を害している?)

Les nombres se lisent de gauche à droite en faisant la somme de valeurs de chaque symbole.

Une somme, c’est le résultat d’une addition.

On ne peut pas utiliser plus de trois fois de suite le même symbole, excepté le symbole M.

Si un symbole est placé à droite d’un symbole plus grand, on l’ajoute.

S’il est placé à gauche d’un symbole plus grand, on le retranche.

À très bientôt !

まとめると、ローマ数字には、I, V, X, L, C, D, M の7つの記号があります。

この順番を覚えるちょっとした方法はこれです。

Il vexe le commun des mortels.

数字は左から右に読み、それぞれの記号を加えたものがその数になります。つまり、記号を足し算した数です。

同じ記号を3回より多く(つまり3回まではOK)使ってはなりません。ただし、Mは例外です。

その記号が、より大きな記号の右側にあったら、足します(たとえば、XIは11)。より大きな記号の左側に来ていたら引きます(たとえば IXは9)。

それではまた。

//// トランスクリプトと和訳ここまで ////

☆ローマ数字の読み方・書き方は過去記事にも書いています。どんなときにローマ数字を使うのか詳しく書いているので、興味のある方は読んでください。

ローマ数字(前編)~フランス語の数字【第52回】

ローマ数字(後編)~フランス語の数字【第53回】

単語メモ

additif, additive  数法的な;付加する、追加の

décroissant  減少の
par ordre décroissant 大きいほうから小さいほうへ順に、順位の高いほうから順に

par conséquent  したがって、それゆえ、だから

retrancher  数を引く

vexer  ~の気を悪くさせる
自分が傷ついているときは、se vexer です。

mnémotechnique  記憶法



ローマ数字を覚えるために役立ちそうな動画

視覚的に覚えたい人むき。1から100までです。

4分48秒。

もっと大きなローマ数字までしっかり勉強したい人むき

12分22秒。

****

フランスではローマ数字がよく使われるので、子どもたちも学校でしっかり習うのでしょうね。

私も、一度勉強しましたが、ふだん使わないので忘れてしまいました。

いま、「高慢と偏見」のオリジナルを読んでいるのですが、目次がローマ数字です。

pride and prejudice index

「ありゃ、なんだこれは? 読めないじゃん」と思ったので復習した次第です。この記事が皆さまのお役にたてば何よりです。






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