ブルンジ

時事ニュース

ブルンジの土を使わない農業。

アフリカ中東部にあるブルンジ共和国の土を使わない農業を取材した2分のニュースクリップを紹介します。

タイトルは、Burundi: place à l’agriculture hors-sol(ブルンジ:土を使わない農業へ)

ブルンジの画期的な農業

2分20秒。

L’agriculture hors-sol トランスクリプション

Dans cette ferme, Cédric Niyongabo et ses amis s’apprêtent à faire pousser des graines.

Ils les étalent sur des plateaux métalliques et les arrosent.C’est normal, la technique s’appelle le fourrage hydroponique.

Une méthode novatrice car les plantes vont pousser sans la terre et avec très peu d’eau.

Nous utilisons des graines de blé ou de maïs de bonne qualité. 

Et puis, on cultive sur ces plateaux en aluminium galvanisés, inattaquables par la rouille.

Et puis on lave ces graines afin que les vaches aient une alimentation saine.

Le processus de germination dure quelques heures.

On fait la germination pendant quelques heures, puis on arrose.

Et sept jours après, c’est la récolte.

Les éleveurs peuvent donner ce fourrage à leurs vaches, à leurs chèvres, moutons, poules et lapins.

Voici le résultat après une semaine.

La petite entreprise verte génère quatre tonnes de plantes chaque semaine.

Le Burundi subit la pression démographique qui entraîne le manque de terres cultivables.

La trouvaille de Cédric est une aubaine.

Au Burundi, les terres s’amenuisent.

Les gens n’ont plus où cultiver.

Mais j’utilise plusieurs niveaux : un, deux ou trois verticalement.

Ce qui signifie que j’exploite de façon intensive sur un petit espace.

Ça résout la question du manque d’espace.

Sur 50 mètres par 50 mètres, j’ai la même production que celui qui utilise quatre hectares pour le fourrage habituel.

Il y a deux ans, le Burundi interdisait la divagation1 des animaux domestiques.

Conséquence : les fermiers sont soumis à la note salée de la nutrition des bêtes.

Pour ce policier à la retraite, reconverti en éleveur, le fourrage hydroponique est un « ouf » de soulagement ici, à Buringa.

Quand je l’ai appris, j’ai cherché ce jeune homme et il m’a dit que le kilo de fourrage était à 500 francs burundais.

Il m’a donné des échantillons.

Ce type de fourrage peut nous aider beaucoup durant la saison sèche, car le fourrage habituel amené sur vélo est à 18 000 francs, 20 000 francs voire 30 000 francs burundais.

Mais si nous avons la chance d’avoir le kilo à 500 francs burundais, on a dix kilos pour 5 000 francs burundais.

L’entrepreneur souhaite vulgariser le fourrage hydroponique dans tout le pays.

De quoi faire de bonnes affaires : au Burundi, 90% des habitants vivent2 de l’agriculture et de l’élevage.

☆トランスクリプションの引用元:7 jours sur la planète – Enseigner le français langue étrangère (FLE) avec l'actualité – Fiches pédagogiques gratuites

土を使わない農業・和訳

この農場では、セドリック・ニヨンガボとその仲間達が、種を発芽させる準備をしています。

彼らは、金属のトレーに種を並べて、水をやります。

これが普通です。この技術は、水耕栽培飼料と呼ばれます。

画期的な方法です。というのも、土を使わず、ほんのすこしの水で植物が成長するのですから。

-私たちは質のいい小麦やとうもろこしの種を使います。そして、サビに強い亜鉛メッキのトレーで栽培します。

それと、牛たちの健康的な飼料になるよう種子を洗います。発芽にかかる時間は数時間です。数時間かけて発芽させ、その後水をやります。

7日後が収穫です。

飼育業者は、この飼料を牛、ヤギ、羊、ニワトリ、ウサギにやることができます。

これが1週間後の結果です。

この小規模なグリーンビジネスでは、毎週4トンの植物を育てています。

ブルンジは人口分布(pen 注釈:人口密度が高い)のせいで、農地が減少しています。セドリックの仕事は、天の恵みです。

-ブルンジでは、土地が減ってきています。人々には農地がありません。

でも、私は、何段も使っています。1段、2段、3段と垂直に。つまり小さな面積で集中的に育てているわけです。

その結果、土地不足を解決できます。5oメートル四方の場所で、ふつうのやり方で、4ヘクタールで生産するのと同じ分量を生産できるのです。

2年前、ブルンジでは家畜の放し飼いが禁止されました。

その結果、農家は高額な家畜の飼料を負担するはめになりました。

元警察官で、飼料業者になった彼にとって、水耕栽培飼料は、ここブリンガで、救いとなるものです。

-話を聞いて、この若者を探したら、彼は1キロの飼料が、500ブルンジ・フランだと言ったのです。サンプルをもらいました。

このタイプの飼料は、乾季にはとても助かります。というのも自転車で運ぶ通常の飼料は、1万8千、2万、ときには3万ブルンジ・フランもしますからね。

1キロ500ブルンジ・フランなら、5000ブルンジ・フランで10キロも買えます。

この起業家は、水耕栽培の飼料を全国に普及させたいと願っています。

単語メモ

fourrage  秣(まぐさ)、飼葉

hydroponique  水耕、ハイドロポニックス。土壌を用いず、培養液によって植物を栽培する方法。

novateur, novatrice  革新的な

galvanizer (亜鉛)めっきする

s’amenuiser  薄くなる、小さくなる

L’espoir de le revoir s’amenuisait peu à peu. 彼に再会できるのぞみは次第に薄れていった。

résoudre  解決する

divagation  家畜の放置

la note salée  法外な請求書

vulgariser  及する

1ブルンジ・フランは、今日のレートで0.062円です。

ブルンジ・関連動画

ブルンジ共和国は世界最貧国だとよく言われます。

独立する前は、北側で接しているルワンダと一緒に、ベルギーの植民地となっていました。

ツチ人とフツ人が対立していて、1962年に、ベルギーから独立後、政治が混乱し、内紛が多く、クーデターも起きています。

そのあたりのことを説明している、1 jour 1 question の動画です。

Que se passe-t-il au Burundi ?  ブランジで何が起きているのか?

7年前の動画です。

1分42秒。

ブルンジは民族紛争のせいで土地が荒れたうえ、人口密度が高く、農地に回す余裕がないみたいですね。そこで、ニヨンガボさんのような若い起業家は、知恵と工夫で乗り切ろうとしています。

■関連記事もどうぞ⇒美容によいオイルが取れるウチワサボテンの栽培に力を入れるチュニジア

****

水耕栽培すれば、一般の飼料に比べて、とても安く飼料を手に入れられるわけですね。

飼料の値段をあげないニヨンガボさんには、好感が持てます。






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