シンガポール

時事ニュース

グリーンネイション、シンガポールがめざす持続可能な都市開発。

シンガポール政府は、地球温暖化を防ぐため、緑化に力を入れています。

サステイナブルな都市づくりをしている様子を伝える2分46秒のニュースクリップを紹介しますね。

タイトルは、Singapore La rêve de la verte シンガポール、緑にする夢



緑の街、シンガポール

2分45秒。

トランスクリプション

Singapour, la ville jardin ou ville oasis. Ici la végétation recouvre les rues, s’étale sur les terrasses, grimpe sur les immeubles. Une nature à l’horizontale et à la verticale.

La nature même au milieu des buildings, ça donne envie de venir travailler le matin.

Le vert, ça repose aussi les yeux !

C’est rentré dans les esprits ! Maintenant, on construit des immeubles verts, c’est bien et c’est quand même autre chose que d’être dans une jungle en béton !

Dans cette ville, l’une des plus densément peuplées au monde, 28 degrés en moyenne toute l’année, la lutte contre la surconsommation d’énergie et le réchauffement climatique est une priorité.

Ce complexe de 12 tours sorti de terre il y a 6 ans est l’exemple du bâtiment écologique. Appelé « La ruche », c’est une université. Ici, pas de climatisation par exemple. Yann Grynberg est urbaniste, il connaît bien ce lieu.

On considère qu’il est vert parce qu’il intègre différentes solutions, c’est-à-dire qu’il n’y a plus de climatisation standard.

Il a été créé de telle sorte que le flot de ventilation naturelle soit optimisé. Donc apporter de la ventilation naturelle et de la lumière naturelle apporte une réduction d’énergie de plus de 30 %.

La nation verte ou « green nation », le slogan de Singapour. Immeubles équipés de panneaux solaires ou ici le plus grand jardin vertical au monde. Il fait baisser la température des appartements de 3 degrés.

Ou encore ce LEGO® géant de 1 000 appartements : autant d’arbres et de jardins sur ces toits qu’il y en avait au sol, avant sa construction. Limiter la consommation d’énergie de nouveaux projets mais aussi de constructions déjà existantes, c’est le travail de Tang Kok Thye. Le but des autorités est de transformer 80 % des immeubles d’ici 2050 pour réduire la consommation énergétique et les émissions de CO2.

En l’espace de 5 ans, cet immeuble a été transformé, on y produit autant d’énergie qu’on en consomme.

Le changement climatique est notre plus grand défi. Ici nous avons mis toutes sortes de panneaux solaires : ils produisent de l’électricité et certains font de l’ombre sur la façade pour réduire la chaleur. Il y a aussi le verre des vitres qui contribue à l’isolation.

Pistes cyclables, aménagement de parcs, plantation d’arbres : Singapour se veut un modèle aujourd’hui de développement durable, avec pour ambition de devenir la ville la plus écologique au monde d’ici 2030.

☆トランスクリプションの引用元⇒Enseigner le français FLE avec TV5MONDE

シンガポール・和訳

シンガポールは庭園都市または、オアシス都市と呼ばれています。ここでは、緑が道をおおい、テラスに広がり、建物をのぼっています。

自然が水平に、また垂直に広がっているのです。

– ビルの真ん中にも自然があって、朝、働きに来たくなりますよ。

– 緑があって目が休まります。

– 気分がいいです(←それは、こころの中に入れられる)、今、グリーンビルディングが建設されていますが、いいことです。コンクリートジャングルの中にいるのとは、一味違います。

世界でももっとも人口密度の高い都市の1つで、年間平均気温が28度のこの街では、エネルギーの過剰消費と地球温暖化への対策を優先しています。

6年前に建設された12の高層ビルからなるこの複合施設は、環境にいい建物の例です。

「ミツバチの巣」と呼ばれているこの建物は大学です。たとえば、ここにはエアコンがありません。

ヤン・グリンバーグは都市工学者で、この場所を知り尽くしています。

– ここはグリーンだと考えられています。というのも、さまざまな解決策を組み合わせているからです。つまり、一般的なエアコンはもう使っていません。

自然の換気が最適になされるよう作られています。自然な換気と自然光を取り入れて、エネルギーを30%以上削減しています。

緑の国、「グリーンネイション」はシンガポールのスローガンです。

ソーラーパネルを備え付けた建物や、世界最大の垂直な庭園。

こうしたものがマンションの気温を3度下げています。

また1000戸のアパートからなる、このレゴのような建物の屋根には、建設前に地面にあった庭園と木がそのままあります。

新しいプロジェクトのエネルギー消費の削減だけでなく、既存の建物の省エネルギーを考えるのが、タン・コック・ターイ(Tang Kok Thye)の仕事です。

政府の目標は2050年までに80%の建物を変えて、エネルギーの消費とCO2の排出を減らすことです。

5年のあいだに、この建物は生まれ変わり、消費するエネルギーと生産するエネルギーが同じくらいになりました。

– 気候変動は私たちの最大の課題です。ここでは、あらゆる種類のソーラーパネルを設置しています。

それが電気を生みだし、いくつかは、ファサードの正面に陰を作って熱を下げています。

断熱効果のある窓ガラスも使っています。

自転車道、公園の整備、植樹。シンガポールは今日、持続可能な開発のモデルとなることを目指していて、2030年までに世界でもっとも環境にいい都市になるという野望を持っています。



単語メモ

rentrer dans  ~に入る

une tour  高層ビル

un urbaniste   都市工学者、都市計画専門家

une ventilation naturelle  自然換気

un aménagement  (建物、場所などの)整備、改装

se vouloir  自分が~であることを望む、ありたいと願う

■近代的な都市づくりをしているシンガポールの様子

Singapour : la démesure d’une cité du futur(シンガポール:未来都市の過剰さ)

■関連記事

ヒートアイランド現象とは?(簡単な説明)

地球温暖化防止のために個人ができることとは?

地球温暖化対策の正念場、COP21は11月30日からパリで開催

****

シンガポールの緑化政策は徹底していますね。計画的に綿密にやっている印象です。

そこら中、緑だらけだし、大学にエアコンがないというのがすごいです。

今朝、東京はほかの場所に比べて、3倍の早さで気温が高くなっており、夏にオリンピックをすると、競技によっては、選手の体調が悪くなる恐れがある、というニュースを聞きました。

今からでも遅くないので、東京も、もっと気温を下げる街づくりをすればいいと思います。






パーティ隣人の日(Fête de voisins)とは何か?前のページ

なぜノルマンディー上陸作戦は伝説となったのか?(3)次のページオマハビーチ(ノルマンディ)にある墓

ピックアップ記事

  1. 2023年版、フランス語学習用カレンダーの紹介:テーマは「食」
  2. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集

関連記事

  1. モーリシャス

    時事ニュース

    モーリシャス島の沖で座礁した貨物船から重油が流出。

    7月の終わりに、モーリシャスの沖で、商船三井の貨物船、『わかしお』が、…

  2. 歌声

    時事ニュース

    アデルは2015年もっとも売れた歌手

    2015年、チャートで最も売れたアルバムをEuronews(フランス語…

  3. ミンストレル・カーニバル

    時事ニュース

    ケープタウンで2年ぶりに開催されたミンストレス・カーニバル。

    南アフリカのケープタウンの毎年恒例の行事、ミンストレル・カーニバルが、…

  4. パリ

    時事ニュース

    2017年フランス国民議会選挙は、マクロン大統領の政党が過半数を超える議席を獲得。

    2017年6月11日、6月18日にフランスの国民議会の選挙が行われ、新…

  5. パリ

    時事ニュース

    フランスの大統領官邸、エリゼ宮のちょっとおもしろい話。

    フランスの子ども新聞、1jour1actuの記事からフランスの大統領官…

  6. モナリザ

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

スポンサーリンク



更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

アーカイブ

PAGE TOP