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隣人の日(Fête de voisins)とは何か?

フランスには『隣人の日』(Fête de voisins、『隣人祭り』と訳されることもあります)という日があり、毎年、5月の最終金曜日か、6月の第1金曜日がその日です。

日付の候補が2つあるのは、『母の日』との兼ね合いかもしれません。5月はたくさん祝祭日がありますので。

隣人との親睦をはかる日ですが、この日について説明している、FrenchPod101の3分の動画を紹介します。

フランス語学習者向けなので、ひじょうに平易なフランス語です。



Le Fête de voisins

3分2秒、フランス語と英語の字幕つき(消せない字幕です)。

トランスクリプション

Bonjour tout le monde, je m’appelle Ingrid. Célébrez-vous comme les français la Fête des voisins ?

Cet événement est une initiative d’une association caritative parisienne. Il a lieu le dernier vendredi de mai ou le premier vendredi du mois de juin

Au cours de cette leçon, nous allons en savoir plus à propos de cette fête.

/ QUIZ TIME /

Savez-vous quelles sont les trois plus grandes villes de France ?

Nous allons vous montrer la réponse à la fin de cette vidéo.

La fête des voisins, également nommée «Immeubles en fête», est une fête à l’origine française.

Son but est de permettre à des voisins de se rencontrer de façon conviviale.

Cette idée est née en 1990 lorsqu’un groupe d’amis créent l’association «Paris d’amis» dans le 17e arrondissement de la capitale française. Ils souhaitent renforcer les liens de proximité entre les habitants du quartier et lutter ainsi contre l’isolement. L’association réalise alors de nombreux projets dans ce but, comme un service de parrainage pour les voisins en difficulté.

En 1999, l’association lance la Fête des voisins dans le 17ème arrondissement de Paris. Et le succès est immédiat puisque 800 immeubles y participent, permettant de mobiliser plus de 10 000 habitants.

Le principe est simple – une fête est organisée dans un immeuble, une maison, un jardin…

Tout le monde est libre d’organiser cette fête et d’y participer. Chaque participant peut amener à boire ou à manger.

Cette initiative permet de rencontrer ses voisins et de mieux connaître les personnes qui habitent le quartier.

Cet événement français a maintenant dépassé les frontières de son pays d’origine, d’abord avec l’extension de la fête à la Belgique et 10 autres villes européennes en 2003, puis avec l’organisation de la Journée européenne des voisins en 2004, qui se déroule dans plus de 150 villes d’Europe, et au-delà avec le Canada, la Turquie et l’Azerbaïdjan.

/ FUN FACT /

Il existe un film français à propos de la fête des voisins.

Réalisé en 2010 par David Haddad, ce film narre l’histoire de Pierrot, gardien qui organise cette fête dans son immeuble. Il s’intitule « La Fête des voisins». Et maintenant, je vais vous donner la réponse du quizz vu plus tôt.

Savez-vous quelles sont les trois plus grandes villes de France ?

Les trois plus grandes villes de France sont Paris, Marseille et Lyon.

À elles trois, elles abritent plus de 3 millions de personnes.

Cela fait beaucoup de voisins inviter.

Comment était cette leçon ? Avez-vous appris des choses intéressantes ?

Et vous, avez-vous déjà participé à la Fête des voisins ?

Laissez-nous un commentaire sur FrenchPod101.com.

Et à très bientôt.

隣人の日・和訳

皆さん、こんにちは。イングリッドです。

みなさんは、フランス人のように、「隣人の日」を祝いますか?

このイベントは、パリの慈善団体の発案です。

5月の最終金曜日か、6月の第1金曜日に行われます。

このレッスンでは、この日についてより詳しいことを説明しますね。

クイズタイム

フランスで一番大きな都市、3つが何か知っていますか?

動画の最後に答えをお教えします。

隣人の日、または、Immeubles en fête (直訳:愉快な建物、または、お祝い中の建物)という名前もありますが、これはフランス由来のお祝いです。

目的は、隣人たちと和気あいあいとした雰囲気の中で知り合うことです。

この計画は、1990年、パリの17区で、友達グループが、『Paris d’amis』(友達のパリ)という団体を作ったときに生まれました。

彼らは、近所に住む人々同士が親しくなって、孤立を打破したいと望んだのです。

その後、この団体は、この目的を叶えるため、たくさんのプロジェクトを実現しました。たとえば、困っている隣人たちに援助をするサービスなど。

1999年、この団体が、パリの17区で、「隣人の日」をはじめました。

この催しはすぐに人気が出て、800の建物(アパルトマン)が参加し、1万人以上の人たちが、集まりました。

原則はシンプルです。アパートや家、庭などでパーティをすること。

誰でも自由に集まりを開いたり、参加したりします。

参加者は、おのおの、飲み物や食べ物を持ち寄ります。

これにより、隣人たちと知り合い、住んでいる地域の人々とより親しくなれます。

このフランスのイベントは、今は、国境を超えてひろがっています。まずベルギーで行われ、2003年にはほかのヨーロッパの10カ国で行われました。

さらに2004年に、『欧州隣人の日』という団体が、ヨーロッパの150の都市でイベントを開き、カナダやトルコ、アゼルバイジャンでも行われています。

おもしろ事実

隣人の日をテーマにしたフランスの映画があります。

2010年にダヴィド・アダドが監督したもので、ピエロというビルの管理人が自分のビルで、パーティを開きます。

この映画のタイトルは、「隣人の日」(La Fête des voisins)です。

さて、最初に出したクイズの答えを言います。

フランスでもっとも大きな3つの都市を知っていますか?

フランスの3つの大きな都市は、パリ、マルセイユ、リヨンです。

この3つだけで、3百万人以上います。

たくさん隣人を呼ばなければなりませんね。

このレッスンはどうでしたか? おもしろいことを学びましたか?

FrenchPod101にコメントを残してください。

では、また。

単語メモ

une initiative  発意、率先した行動

caritatif, caritative  慈善の

en fête  愉快な、ウキウキした

un parrainage  (事業などに対する)後援、財政的援助

narrer 物語る



隣人の日・関連動画

Découvrez La Fête des Voisins !(隣人の日について知ろう)
2分

隣人の日は、もともと17区の有志が、隣人と知り合うパーティを催したことからできた日です。

聞くところによると、このグループができたきっかけは、17区のアパルトマンで、一人暮らしの人が亡くなっているのに、その隣の人が、4ヶ月気づいかなかったという事件があったからだそう。

隣の人が気づかなくても、郵便屋さんとか、アパルトマンの管理人とか、民生委員とか、家族とか、そういう人は気づかなかったのでしょうか?

家賃は払わなくてもいい、買取のアパルトマンだったのか?

日本では孤独死が増えていますが、フランスの都会でも、同様のようです。

わりと最近できたイベントですが、いろいろなところに広がりました。

もともと、フランス人は人を呼んで、家でちょっとしたパーティをするのが好きだから、金曜日の夜、近所の人を呼ぶのも、気軽にできるのでしょう。

年をとって、一人暮らしをするとき、頼りになるのは、遠くの身内より、近所の他人なので、こうした催しが、広がっていくといいですね。

■関連記事もどうぞ⇒フランスには国民の祝日が何日あるか? 祝祭日のまとめ。

*****

久しぶりに、イングリッドの動画を紹介しました。

数年前は、このシリーズの動画でも、訳すのに、けっこう時間がかかっていましたが、今回は、「いつものニュースなんかよりずっと簡単だ」と思いました。

ギリシャ・ローマ時代の土着の祭りや、キリスト教に全く関係のない記念日だったからかもしれませんが。

ゆるゆるとでも続けていると理解力があがる、と思っておきましょう(ポジティブシンキング)。






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