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なぜフランスは県に分かれているのか?

フランスの県(département)についてざっくり説明している 1jour1question の動画を紹介します。

タイトルは、Pourquoi la France est divisée en départements ? (なぜフランスは県に分かれているの?)

フランスの地方行政区画で一番大きいのは地域圏(région)で、これは州にあたるものですが、県はその下にあります。

地域圏は、海外にあるものを含めて18個、県は101個。

そうです。さして大きくない国なのに101も県があるのです。覚えるの大変ですよね。まあ、べつに覚えなくてもいいけれど。

Pourquoi la France est divisée en départements ?

トランスクリプション

Les départements, c’est une longue histoire : ils sont apparus durant la Révolution Française il y a plus de 2 siècles !

Ils ont d’abord été créés pour rapprocher les Français des services publics comme le palais de justice ou le centre des impôts.

À l’époque, le découpage de la France avait été fait pour que ça ne prenne pas plus d’une journée à cheval pour rejoindre le chef-lieu, la capitale du département.

Avant les services publics n’existaient en effet que dans les grandes villes, situés parfois à des journées de voyage.

Aujourd’hui la France est divisée en 101 départements dont 5 en outre-mer comme la Guadeloupe ou La Réunion.

Ils sont dirigés par des conseillers départementaux que les français viennent d’élire.

Parmi leurs missions figurent l’aide sociale. Le conseil départemental soutient les personnes handicapées, les personnes âgées, les femmes enceintes.

Les conseillers départementaux sont aussi chargés de verser une aide aux personnes qui n’ont pas assez d’argent pour vivre.

De plus ils sont responsables de la construction et de l’entretien des collèges.

Entretenir les routes départementales, renforcer les transports fait également partie de leurs missions.

Il y a l’aide à la culture, le conseil départemental aide les bibliothèques et soutient des spectacles.

Ça fait beaucoup de responsabilités, c’est pourquoi chaque conseil départemental compte des centaines d’employés.

Il est pourtant parfois question de supprimer les départements et de confier ces responsabilités aux villes et aux conseils régionaux mais les français seront-ils d’accord ?

☆トランスクリプションの引用元⇒Pourquoi la France est-elle divisée en départements ? – 1 jour, 1 question | Lumni

フランスの県・和訳

県には長い歴史があります。フランス革命のあいだに生まれました。今から2世紀以上前のことです。

はじめは,フランス人が公的サービス、たとえば裁判所や税務署を利用しやすくするために生まれました。

当時、馬にのって1日以内で(1日かからずに)県庁所在地に行けるようにフランスを分割しました。

以前は公共サービスは、大都市にしかなく、そこまで行くのにときには何日もかかりました。

今日、フランスは101の県に分かれていて、そのうち5つはグアドループやレユニオンといった海外県です。

それぞれの県は県議会の議員によって統治されていて、フランス国民が議員を選出します。

彼らの役目の中には、社会的な援助があります。

県議会は障害者、高齢者、妊婦をサポートします。

生活費が充分ない人を援助するのも議員の仕事です。

さらに議員は中等学校を建設し維持する責任もあります。

県の道路を管理し、交通の便をよくすることも彼らの仕事です。

文化の振興もし、図書館を援助したり、興行をサポートしたりします。

こんなふうにたくさん仕事があるので、それぞれの県の議会に100人ほど従業員がいます。

しかし、県を廃止して、こうした仕事を都市や地域圏に任せたほうがいいのではないかという話が出ています。

フランス人はこれに賛成するでしょうか?

単語メモ

un découpage 切り分けること、区画

un chef-lieu   県庁所在地

d’outre-mer 海外の départements d’outre-mer フランスの海外県、DOM と略す。

supprimer 廃止する

フランスの県・関連動画

■Les Départements en 3 minutes(3分でわかるフランスの県)

県の役割の説明です。

3分17秒

départements et régions(県と地域圏)

■とても退屈な動画だけど^^; もっと知りたい人のために貼っておきます。

チャンネルの名前にfleとあるから、フランス語の学習者向けでしょうか?

7分38秒。

県の名前をみな言っている動画もありますが、何しろ101もあるから、10分はあります。

■関連記事もどうぞ⇒パリの20の行政区~第1回

私は子供のときから地理が苦手で、ものすごい方向オンチだし、鉄道とかバスといった交通網にも興味がなく、旅行も嫌い(移動が嫌い)なので、県とか地域圏なんてどうでもいいわい、と思うほうです。

しかし、行政地区の名前を知らないとフランス語のニュースの聞き取りが必要以上に難しくなります。

フランス語を勉強している人なら、RFIの Journal en français facile | RFI SAVOIRS(やさしいフランス語のニュース … さしてやさしくないと思うけど)を聞いているでしょうが、ニュースなので当然、地名が出てきます。

私、地名や国名でひっかかって聞き取れないうちにニュースが終わってしまうということが多いのです(人名や数字でもひっかかるけど)。

逆に言えば、地名に慣れておけば、多少は苦しまずにすむわけです。多少はね。

というわけで、ときどき地理系の内容も、ゆるゆると盛り込んでいくつもりです。

私のように、地理が嫌いない人、一緒にがんばりましょう。






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