2020年11月24日、スコットランドで生理用品を、必要な人にに無料で提供する法案が可決されました。
このニュースを伝える Euronews の1分のクリップを紹介します。
タイトルは、L’Écosse vote en faveur de protections périodiques gratuites pour toutes
スコットランドがすべての人に無料の生理用品を提供することを可決した。
生理用品の無償化
トランスクリプション
C’est une première dans le monde. Le Parlement autonome d’Écosse se prononce en faveur de la gratuité des protections périodiques pour toutes les femmes.
Votée en première lecture par les députés écossais, cette proposition de loi prévoit que des tampons et des serviettes hygiéniques seront désormais distribués gratuitement dans des lieux dédiés, comme par exemple les pharmacies.
Le texte a été adopté par 112 députés. Il n’y a eu aucun vote contre et une seule abstention.
L’Écosse avait déjà franchi un premier pas sur la question en 2018 en devenant la première nation à distribuer gratuitement des protections périodiques à l’école et à l’université.
Le pays avait dit alors avoir conscience que les jeunes femmes, et désormais les femmes dans leur ensemble, pouvaient peiner à se procurer ces produits sanitaires de base, faute de moyens.
Pour une femme, en moyenne, l’achat de protections périodiques revient à 12 euros par mois.
Ce programme baptisé « lutte contre la précarité menstruelle » pourrait faire écho en France et être expérimenté prochainement dans les écoles, les hôpitaux, et même les prisons.
トランスクリプションの引用元⇒L’Écosse vote en faveur de protections périodiques gratuites pour toutes | Euronews
和訳
これは世界で初めてのことです。
スコットランドの議会(スコットランドの自治政府の議会)で、すべての女性のために生理用品を無料にすることが可決されました。
第一議会でスコットランドの議員が投票したこの法令案により、今後、タンポンと生理ナプキンは、決められた場所、たとえば薬局で、無償で配布されます。
法令は112人の議員によって採択されました。反対する者はなく、棄権した人が1人いました。
スコットランドは、すでに2018年に、学校や大学で、生理用品を無料で配る最初の国になって、この問題の最初の一歩を踏み出していました。
今後、この国は、若い女性も一般女性も合わせて、気遣っていくと表明したのです。リソース(お金)がなく、基本的な生理用品を入手することに苦労していた人たちを。
1人の女性が生理用品を買うのに、平均で月12ユーロ(きょうのレートでおよそ1500円)かかります。
『生理の不安定との戦い』と名づけられたこのプログラムは、フランスにも、影響を及ぼし、近いうちに、学校、病院、刑務所で、実験的に取り入れられるかもしれません。
単語メモ
se prononcer 決断をくだす
prévoir (法律、条約などが)~を規定する
dans son ensemble 完全に、全面的に
revenir à 合計~になる
une précarité 不安定、不確かさ、もろさ
menstruel 月経の、経血の
prochainement 近いうちに、まもなく
生理用品の無料化、関連ニュース
Les protections périodiques seront accessibles gratuitement en Ecosse, une première(スコットランドで生理用品に無料でアクセスできるように。初めてのこと)
1分13秒。
Des protections périodiques gratuites pour toutes les femmes ? (女性全員に生理用品を無料にする?)- 2年前に投稿された動画です。
3分26秒。
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うれしいニュースですね。
生理用品は、30年~40年、ほぼ毎月、継続的に買い続けることになるので、トータルしたら、すごい出費です。
しかも1つひとつの商品はたいして安くありません。
スコットランドの慈善団体が、2000人以上の女性を対象に行った調査によると、4人に1人が、生理用品を手に入れるのに苦労しているそうです。
若い女性の10%が生理用品を購入できず、15%が、お金がないため、自分の肌に合わない製品でがまんしているという、イギリスの慈善団体の調査もあります。
こちらの記事を参照しました⇒生理用品、あらゆる人に無料提供へ 英スコットランドで世界初 – BBCニュース
娯楽用品や嗜好品として、生理用品を買っているわけではないので、政府が無償で提供して当然だ、という気がします。
とくに、今年は新型コロナウィルスのせいで、経済的に困窮している人がたくさんいますから。
今後、無償化する国が増え、生理に対するネガティブなイメージも変わっていくといいですね。
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