ベンチに座る若い女性

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青少年のメンタルヘルスを守るために。

フランスでは、メンタルが不調な若者が増えているので、さまざまな取組みがなされていると伝えるLumniの動画を紹介します。

タイトルは、La santé mentale des jeunes (若者のメンタルヘルス)。



La santé mentale des jeunes

3分10秒。

トランスクリプション

Tristesse, anxiété, pensées suicidaires… La crise sanitaire et écologique a mis en lumière la fragile santé mentale des jeunes.

Comment répondre à ce malaise grandissant ?

Selon l’Organisation mondiale de la santé (OMS), la santé mentale est un état de bien-être permettant à une personne de se réaliser, de surmonter les tensions du quotidien et de contribuer à la vie de la société.

Plusieurs enquêtes récentes menées par l’UNICEF, la Fondation Jean-Jaurès ou Santé publique France dressent un bilan inquiétant.

Parmi les 15-24 ans, un sur quatre se sent souvent déprimé.

Chez les 11-15 ans, près des trois quarts souffrent d’anxiété, et 1 adolescent sur 10 a des pensées suicidaires.

Le nombre d’adolescentes passant à l’acte a même augmenté de 40 % entre 2018 et 2021.

En cause, la crise du Covid, qui a isolé et précarisé certains jeunes, mais aussi la crise climatique qui a développé une nouvelle forme d’angoisse : l’éco-anxiété.

En France, le Défenseur des droits alerte : la prise en chrarge de ce mal-être est insuffisante.

Les dispositifs et les professionnels dédiés aux jeunes sont trop peu nombreux.

Plus d’une dizaine de départements ne disposant par example d’aucun pédopsychiatre.

Enfin, les jeunes eux-mêmes ignorent qu’ils peuvent être accompagnés

Plus de huit adolescents français sur dix, en situation de mal-être, déclarent ne se confier qu’à leurs proches plutôt qu’à des professionnels.

Les lignes commencent néanmoins à bouger.

Le gouvernement a mis en place des chèques et forfaits 100 % psy pour les enfants, les adolescents et les étudiants.

Ces dispositifs permettent d’être orienté vers un psychologue et de bénéficier gratuitement de plusieurs séances.

Un premier pas, mais il n’a pas convaincu tous les professionnels.

En octobre 2021, seuls 3% d’entre eux environ avaient rejoint le dispositif.

Afin de mieux repérer les signaux de détresse, des universités organisent des formations aux premiers secours en santé mentale.

Une méthode qui a fait ses preuves en Australie.

Le personnel universitaire et des étudiants volontaires apprennent à repérer d’éventuels troubles chez leurs camarades puis à les orienter vers des professionnels compétents.

Près de 1 500 étudiants ont reçu cette formation dans douze universités.

À terme, le gouvernement souhaite former 5 000 jeunes secouristes psy.

Plusieurs lignes d’écoute et plateformes existent comme Fil Santé Jeunes, Nightline France, Suicide Ecoute, ou le 3114, le numéro national de prévention du suicide.

Si la prise en compte de la santé mentale des jeunes manque encore de moyens, il est primordial d’oser demander de l’aide pour ne pas rester isolé.

若者のメンタルヘルス・和訳

悲しみ、不安、自殺願望…健康危機(コロナ禍のこと)と環境の危機が、若者のメンタルヘルスのもろさを浮き彫りにしました。

増えているこの不安にどう対応するべきでしょうか?

世界保健機関(WHO)によると、健康な精神とは、人が自分のちからを発揮し、日常の緊張を克服し、社会生活に貢献できる状態です。

最近、ユニセフやジャン・ジュレス財団、フランス公衆衛生局などが行った複数の調査から懸念される結果が出ています。

15歳から24歳のうち、4人に1人が、よくうつを経験しています。

11歳から15歳では、4分の3近くが不安症で、10人に1人の青少年が自殺願望を抱いています。

実際に自殺を試みた青少年の数は、2018年から2021年の間に40%も増えました。

その原因は、新型コロナウイルスの危機で、このせいで孤立し、不安定になった若者がいましたし、環境危機も、新たな形で、不安を増やしており、これはエコ不安と呼ばれます。

フランスでは、権利の養護者が、この状態に対する対応が不十分だと警告しています。青少年に特化したシステムや専門家が、少なすぎるのです。

たとえば、10以上の県に、児童専門の精神科医がいません。

若者たち自身も支援を得られることを知りません。

不調をかかえる青少年の10人中8人が、専門家だけでなく家族(身近な人)にも打ち明けていないと答えています。

それでも、助けの手は動き始めています。

政府は、子供、青少年、学生を対象に精神治療の代金が100%割引になる小切手を発行するようにしました。

この仕組みを利用すれば、精神科医の紹介を得られ、無料で複数のセッションを受けることができます。

最初の一歩ではありますが、そべての専門家を納得させられたわけではありません。

2021年の秋、このシステムに参加した精神科医はたった3%でした。

苦しみの中にいるシグナルをいち早く察知するため、大学はメンタルヘルスの応急処置をできる人間を養成しています。

これはオーストラリアですでに効果がでている方法です。

大学職員と学生ボランティアが仲間のクラスメートの問題を見つけ出し、有能な専門家に紹介する方法を学ぶのです。

12の大学で1500人近くの学生がこのトレーニングを受けています。

最終的に、政府は精神の救急要員を5000人養成したいと考えています。

Fil Santé Jeunes、Nightline France、Suicide Ecoute、自殺防止の番号 3114 など、いつかのヘルプラインやプラットフォームが存在します。

若者のメンタルヘルスを助ける対応がまだ足りないとしても、孤立したままにならないように、あえて援助の手を求めることが一番重要です。

単語メモ

précariser  不安定にする

pédopsychiatre  児童精神医学者

forfait  一括前払いによる割引利用券

détresse  (孤立無援の)苦悩、苦しみ、悲嘆

secours  救助、応急手当

à terme  時期が来れば、いずれは、結局は

primordial  もっとも重要な



若者のメンタルヘルス・関連動画

青少年のメンタルヘルスを説明している1分の動画。

1分16秒。

コロナ禍が若者のメンタルヘルスにどんな影響を与えたか?

4分16秒。フランス語の字幕あり。

*****

若者というかティーンエイジャーは、ふつうのときでも、精神を病みやすいものです。

肉体や精神がまだ完全にできあがっていないし、学校では熾烈な競争があるし、今は、ソーシャルメディアのせいで、ゆううつになることも増えていますから。

前回、いじめに関する歌を紹介しましたが⇒L’effet de masse(集団心理)Maëlle:歌と訳詞、このような事態も珍しくありません。

そんなところに、コロナ危機があり、さらに環境の変化に対する不安もあって、ますます心が弱ってしまいます。

日本でも、心の病気になる若者が増えています。

心の病気になると、病気だけの問題で済まず、心の弱さにつけこむ悪い大人のせいで、事件にまきこまれる可能性もあります。

そんな状況に対して、私にできることがあるとすれば、応急処置をする人間になることはできないものの、メンタルヘルスの重要性について言及することはできると考え、この記事を書きました。

心の病気は、気のせいとか、自分の性格の弱さなどと解釈し、そのままにしがちですが、実は病気は歴然としてあり、ひどくならないうちに手当(カウンセリングなど)を受ければ、大事になるのを防げます。

手当を受けるのは悪いことではないので、記事にあるように、積極的に助けを求めてほしいです。






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