バゲット(フランスパン)

フランス語を読む練習

バゲットの起源~なぜ長細いパンなのか?

バゲット(フランスパン)の歴史を2分で伝えているアニメーションを紹介します。

ARTEのKARAMBOLAGE のシリーズの1本です。

タイトルは、La baguette(バゲット)

補足のところで書いていますが、厳然とした歴史的事実というより、「こういう逸話があるよ」と、考えてください。



La baguette

2分20秒。

トランスクリプション

Vous le savez, les Français sont très friands de baguette, ce pain tout en longueur copié mais rarement égalé dans différents pays du monde et notamment en Allemagne.

C’est même, avec le béret – qui n’est d’ailleurs plus beaucoup porté, le stéréotype pour représenter le Français franchouillard.

Bon, cette baguette n’a pas toujours existé.

Auparavant, les pains étaient plutôt ronds, avec une mie plus dense.

Nous sommes à la toute fin du 19ième siècle, la première ligne du métropolitain est en construction, Paris est sens dessus dessous.

C’est l’ingénieur Fulgence Bienvenüe qui, après avoir réalisé l’avant-projet avec Edmond Huet, dirige maintenant l’énorme chantier.

Un chantier mené en un temps record : il débute en octobre 1898, et dès juillet 1900, la ligne 1 Porte de Vincennes-Porte Maillot est ouverte au public, juste à temps pour l’exposition universelle et les jeux olympiques qui se déroulent justement à Vincennes.

À propos, la station de métro Montparnasse-Bienvenüe ne signifie pas “Bienvenue à Montparnasse” comme le croient naïvement les étrangers et même certains Français mais s’appelle ainsi en hommage à Fulgence Bienvenüe.

De très nombreux ouvriers ont trouvé du travail sur ce chantier titanesque, beaucoup sont même venus de leurs lointaines provinces tout exprès à Paris.

La promiscuité crée une forte tension dans les galeries souterraines.

On rapporte notamment qu’entre Auvergnats et Bretons, l’entente n’est pas au beau fixe, les bagarres éclatent et dégénèrent fréquemment pour se régler à coups de couteaux.

En effet, les ouvriers portent tous sur eux un bon couteau bien tranchant car ils en ont besoin pour se couper des tranches dans les grosses miches de pain, l’aliment de base de la classe ouvrière à l’époque.

Fulgence Bienvenüe aurait alors demandé à un boulanger parisien de lui créer un pain que les ouvriers puissent couper sans couteau, à la main. Ce sera la baguette.

Et elle sera toute en longueur pour respecter le poids d’un pain.

Les ouvriers n’ont plus besoin de couteau, on peut donc les empêcher de descendre dans les galeries avec cette arme potentielle, quant aux bagarres, elles se déroulent dorénavant à coups de poing ou de baguette, ce qui est quand même nettement moins dangereux qu’à coup de couteau.

☆トランスクリプションの引用元⇒L'histoire de la baguette – APPRENDRE LE FRANCAIS AUTREMENT

バゲット・和訳

ご存知のように、フランス人はバゲットが大好きです。この長細いパンは、世界のいろいろな国でコピーされていますが、同じパンはめったにありません。とくに、ドイツには。

バゲットは、もうあまり着用されなくなったベレーと共に、典型的なフランス人をあらわすステレオタイプです。

さて、このバゲットは、昔からあったわけではありません。

かつて、パンは、どちらかというと丸くて、どっしりとしていました。

19世紀の末、最初の地下鉄の建設のため、パリはてんやわんやでした。

巨大な建設現場を仕切ったのは、エドモンド・ユエと最初の設計図を描いた、エンジニアのフルジャンス・ビアンヴニュです。

現場では記録的なスピードで仕事が進めらました。1898年の10月に始まり、1900年の7月に、ポルト・ド・ヴァンセンヌ駅と、ポルト・マイヨ駅を結ぶ1号線が、開通しました。ヴァンセンヌで開催される万国博覧会とオリンピックに間に合わせるためです。

ところで、モンパルナス=ビヤンヴニュ駅は、「モンパルナスへようこそ」という意味ではありません。

外国人や、フランス人ですら、無邪気にそう信じ込んでいますが。

この名前は、フルジャンス・ビアンヴニュにちなんでつけられたものです。

多くの労働者が、この巨大な建設現場での職を得て、わざわざ、遠く離れた地方からパリに来た人もたくさんいました。

いろいろな地方の人がいたので、地下道では、ピリピリとした緊張感が生まれました。

特にオーヴェルニュ地方の人と、ブルターニュ地方の人は、仲が悪く、けんかが起こり、それはしばしば、ナイフを使った果し合いに発展しました。

というのも、作業員たちは、みな、刃の鋭いナイフを携帯していましたから。大きなパンを切り分けるのにナイフが必要だったからです。このパンは、当時の労働者階級の主食でした。

そこで、フルジャンス・ビアンヴニュは、パリのパン職人に、ナイフがなくても切ることができるパンを作るよう頼んだと言われています。

これがバケットです。

パンの重量を保つために、長いパンとなりました。

作業員たちは、もうナイフは必要なくなり、彼らが、武器になりそうなものを持って坑道に行くことを防ぐことができました。

けんかになっても、以後、彼らは、げんこつかバゲットを使い、それは、ナイフを使うより、ずっと安全だったのです。



単語メモと補足

friand de  ~が大好きな

franchouillard  (話)典型的なフランス人の

sens dessus dessous  ごちゃごちゃに、混乱して

titanesque  巨大な、超人的な

une promiscuité  雑多な集団、ごたまぜ

une galerie  地下道、坑道

rapporter  付け加える、報告する

Auvergnat  オーヴェルニュ地方の人

Breton  ブルターニュ地方の人

une entente  友好

beau fixe  良好な状態

se régler  解決される

とてもおもしろい逸話ですが、これ、本当なんでしょうか?

Fulgence Bienvenüe aurait alors demandé と、条件法を使っているので、伝聞ですから、「そういう話が伝わっている」ということなんでしょうね。

以前、紹介した動画によれば、、バゲットは18世紀にはあったようです。

こちら⇒バゲット(フランスパン)のちょっとした歴史。

昔は、バゲットは貴族が食べるパンで、19世紀の終わりは、まだ庶民は丸いパンを食べていたのでしょう。

それが地下鉄工事をきっかけに、庶民にもバゲットが広がったということなのかもしれません。

だとしたら、フルジャンス・ビアンヴニュさんは、『メトロの父』のみならず、『バゲットの父』でもあったのですね。

*****

昔の日本だと、工事現場で働くとき、みなおにぎりを持参しますよね。

考えてみると、おにぎりって、作るのも携帯するのも簡単な、すばらしい食べ物ですね。






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