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1920年代のパリの女性アーチストの作品を見せるピオニエール展。

2022年3月2日から7月10日まで、パリのリュクサンブール美術館でPionnièresという展覧会が行われています。

1920年代に、パリで活躍していた女性アーチストの作品を集めたものです。

この展覧会を取り上げている2分の動画を紹介します。タイトルは

Exposition Pionnières, artistes d’un nouveau genre au Musée du Luxembourg à Paris(ピオニエール展、新しいジャンルの芸術家たち:パリのリュクサンブール美術館)

Pionnières

2分17秒、フランス語の字幕あり。

おもしろそうな展覧会ですね。

トランスクリプション

Exposition Pionnières, artistes d’un nouveau genre au Musée du Luxembourg à Paris, vidéo YouTube

Sulfureuses, émancipées, provocantes…

Elles se nomment Suzanne Valadon, Marie Laurencin ou Sonia Delaunay.

Au lendemain de la Première Guerre mondiale, les artistes femmes électrisent Paris, dynamitant sur leur passage convenances et autres règles de bienséance.

Ces Amazones d’un genre nouveau, révolutionnaires par tempérament, façonnent les années 20 à leur image : audacieuses et furieusement libres !

Le quartier latin, Montmartre et Montparnasse vibrent alors au rythme de leurs explorations plastiques, visuelles et conceptuelles.

100 ans plus tard, le Musée du Luxembourg ressuscite ce Paris des Années folles, nous invitant à revivre l’effervescence culturelle d’une cité en pleine ébullition sous influence féminine.

Dans les années 20, ces nouvelles artistes accèdent enfin aux grandes écoles d’art jusqu’alors réservées aux hommes.

Ces femmes sont les premières à être reconnues comme des artistes, autorisées à posséder une galerie ou une maison d’édition, diriger des ateliers dans des écoles d’art, représenter des corps nus dans leurs oeuvres.

L’exposition se veut aussi foisonnante que l’était cette décennie synonyme de tous les excès, dévoilant au fil du parcours la richesse des mediums artistiques, peintures, sculptures, photographies, films, créations de mode ou oeuvres littéraires.

Nous rencontrons une quarantaine de ces esprits libres qui reviennent ici témoigner de leur rôle fondamental dans le développement des grands mouvements artistiques de la modernité.

On se souvient alors de l’Histoire personnelle de ces grandes figures : Sonia Delaunay ou Chana Orloff, deux femmes ukrainiennes venues en France pour s’épanouir dans leur art.

Tamara de Lempicka, qui fuira la Pologne sous l’emprise de la Révolution russe, et continuera à livrer son combat pour la liberté avec ses pinceaux, en France.

Au travers de cette exposition, le Musée du Luxembourg réhabilite définitivement les femmes dans l’écriture des plus grands chapitres de l’Histoire de l’art.

Des êtres sublimes, tant par leur intelligence que par leur talent, érigées enfin au rang qui leur est dû, celui de pionnières.

ピオニエール展・和訳

危険で、自由奔放で、挑発的。

彼女たちの名前はスザンヌ・ヴァラドン、マリー・ローランサン、ソニア・ドローネー。

第一次世界大戦のあと、女性芸術家たちが、パリに電流を走らせました。従来のしきたりや、他のルールを粉砕して。

この新しいタイプのアマゾネスたちは、革命家の気質をもち、1920年代を大胆で憤然とした自分たちのイメージに染め上げました。

カルチェラタン、モンマルトル、モンパルナスは、彼女たちの造形、ビジュアル、コンセプチュアルアートの探求のリズムに合わせて振えました。

100年後、リュクサンブール美術館で、この狂おしい時代のパリがよみがえり、女性の影響のもとにわきあがった都市の文化の熱狂を再び感じることができます。

1920年代、この新しい芸術家たちは、それまで男性たちだけのものだった芸術のグランゼコールに達することができました。

彼女たちは、芸術家として認められた最初の女性たちです。ギャラリーや出版社を持つことができ、美術学校でアトリエを営み、作品で裸体を表現しました。

この展覧会は、あらゆるものが過剰だった10年間を、豊富に見せることもしています。豊かな芸術的メディアのすべてをとおして。絵画、彫刻、写真、映画、ファッションデザイン、文学作品も含まれています。

そのうち40人ほどの自由なスピリットに出会えます。彼女たちの作品は、再びここにやってきて、近代における偉大な芸術ムーブメントの発展の基礎を作ったことを証言します。

私たちは、こうした偉大な人物の個人的な物語に思いをはせます。ソニア・ドローネーとチャナ・オルロフという2人のウクライナ人女性は、フランスに渡って、自身の芸術を開花させました。

タマラ・ド・レンピッカは、ロシア革命の影響を受けていたポーランドから逃れ、フランスで絵筆をもち、自由のために戦い続けました。

この展覧会をとおして、リュクサンブール美術館は、芸術の歴史のもっとも大きな章を書いた女性たちの名誉を、断固、回復させています。

知性だけでなく、才能も卓越していた彼女たちは、ようやく、そうあるべきだったパイオニアとしての地位を確立したのです。

単語メモ

sulfureux  硫黄臭い、悪魔を思わせる、危険な

émancipée   自由奔放な

électriser  電気を通す

dynamiter  ダイナマイトで爆破する、(体系、主義、伝統などを)粉砕する

les convenances  礼儀作法、しきたり (f)

une bienséance  礼儀作法、ならわし、約束事

Amazones  アマゾン、アマゾネス、ギリシャ神話に出てくる女性ばかりからなる好戦的な部族。女傑、女丈夫。

une effervescence  泡立ち、沸騰、興奮、熱狂状態

une ébullition  沸騰、興奮、熱狂

se vouloir + 属詞  自分が~であることを望む、ありたいと願う

foisonnant  豊かな

une emprise  影響、支配

réhabiliter  名誉を回復させる

ériger  昇格する

抽象的な表現が多いので、わかりにくいのですが、この時代、パリにいたのは、フランスの人だけではなく、ほかの国からやってきた芸術家も多く、特に女性たちがとても自由で大胆な作品を作り上げていました。

それまで女性アーチストの地位はあまり高くなかったのですが、1920年代になって、ようやく女性もアーチストとして取り扱ってもらえるようになったようです。

ピオニエール・関連動画

キュレーターによる展覧会の説明です。

6分、フランス語の字幕あり。

当時、パリには女性が入学できる美術学校があったのですね。

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*****

1920年代は、女性だけでなく、世界各地の芸術家がパリに集結して、今のヨーロッパ文化の基礎を作ったと言われています。

戦争が終わって、自由な気分だったのでしょうね。まあ、また、すぐに第二次世界大戦が始まってしまうわけですが。






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