Augustine

フランス語を読む練習

オーギュスティン(Augustine)~私の好きな絵本

きょうは私の好きな絵本をご紹介します。

実を言うと特に絵本が好きというわけでもないので、ほとんど読んだことがありません。

こちらは、初めて読んだフランス語の絵本で、今もずっと好きなお気に入りのものです。



Augustine par Mélanie Watt

(オーギュスティン:メラニー・ワット著)

2006年に出版されたものです。
見ての通りペンギンの女の子(左利き)が主人公です。

学習を始めて、半年ぐらいたった頃、図書館で見つけて、借りました。

絵が可愛いかったし、薄かったし、文章もそんなに難しくなさそうだったからです。

私がこの絵本を好きな理由は以下の4つです。

  • シンプルでほっこりする物語
  • かわいい絵柄
  • ディテールがこっている
  • 一粒で二度おいしい
  • それぞれをもう少し詳しくご説明しますね。

    シンプルでほっこりする物語

    お話の最初はこんな感じです。

    Je m’appelle Augustine.

    Mes parents m’ont donné ce nom parce qu’ils aiment beaucoup le célèbre peintre Pierre-Auguste Renoir.

    J’habite au pôle Sud, mais bientôt, nous déménagerons très loin.

    Nous habiterons au pôle Nord, car mon papa a un nouveau bureau là-bas.

    私の名前はオーギュスティン。

    両親は有名な画家のピエール-オギュスト・ルノワールが大好きなので、私にこの名前をつけました。

    私は南極に住んでいます。でも、もうすぐ、とっても遠いところにお引越しします。

    北極に住みます。だって、パパが、そこで新しいお仕事をするから。

    どうですか?

    とっても簡単ですね。

    でも、初めて図書館で借りた時は、何一つ読めませんでした。単語を知らなかったからです。

    もう一から十までしらみつぶしに単語を調べていました。

    南極では人気者だったオーギュスティンちゃん(以後Aちゃん)も、初めての北極では不安でいっぱい。

    学校でも友達ができず孤独です。でもある日、得意の絵のおかげで、大丈夫になります。

    文章は簡単なのに、Aちゃんの未知の世界へのわくわく感や不安な気持ちがよく伝わってくるお話です。

    かわいい絵柄

    これは実際に絵を見てもらったほうがいいと思います。
    いくつか写真にとりました。

    Augustine

    このスケッチはオーギュスティンの自画像。

    Augustine

    Aがまだ幼かったころ、ママに本を読んでもらっています。

    Augustine

    初登校する前の夜。

    ちなみにAちゃんが抱いているぬいぐるみはピカソです。

    ごらんのようにAちゃん、顔がとってもシンプルです。
    でも表情がうまく描き分けられています。

    からだの毛並みのふさふさ加減もいいです。
    とても他人とは思えません。

    ディテールがこっている

    絵本の右側は大きな絵と文章。

    左側は9つにこま割りされ、小さな絵が描いてあります。この小さな絵の描き込みがこっていて気に入っています。

    こんな感じ
    Augusutine

    Aちゃんは星柄が好きで、引っ越しのときのダンボールの箱にも星の模様を描いていました。

    これは新学期に関連したもろもろの絵
    Augustine

    写真には入っていませんが、お弁当に魚のサンドイッチを持っていきます。

    私は小さな絵の中の書き込みの文字や、キャプションも辞書を駆使して解読していました。

    「空港」「ホテル」「売り家」「受付」「コーンフレークス」などといった単語です。

    また、Aちゃんが北極へ行くとき乗る飛行機はAIR MANCHOT。
    パスポートもちゃんと描いてあり、それには
    NOM : Manchot
    PRÉNOM : Augustine
    とあります。



    一粒で二度おいしい

    Aちゃんは絵を描くのが大好きで、よく有名な画家のパロディを描いています。

    ルノワールはもちろん、ゴッホやマティスなど全部で14人の作品の絵のパロディがあります。いずれも可愛く、絵が好きな人ならきっとにんまりするはず。

    新しい学校で友達がいなかった頃、昼休みに教室のすみで、青いクレヨンを使ってひたすら絵を描いていたAちゃん。

    これはAちゃんの«période de récréation bleue (青い休み時間の時代)でした。

    裏表紙
    Augustine

    Aちゃんのぬいぐるみにも画家の名前がついています。

    この絵本の対象年齢は3歳~7歳なので、内容は簡単です。
    空想の世界を扱う童話は子どもむけとはいえ、わけのわからない単語がどんどん出てきて難しいのですが、これは誰でも想像できる日常のお話です。

    図書館で借りたときは、とても気に入って、文章をすべてワードに打ち込んでから返却しました。
    でも、結局あとで絵をみたくなって本を買った次第です。

    作者はカナダの人です。楽天とアマゾンを見ましたが、英語版はありましたが、フランス語版はないですね。ご希望があれば、そのうちプレゼント企画のプレゼントにします(売り切れていなければ)。

    カナダのamazonならありあます。

    翻訳も出ています。

    なんと、名前がルーちゃんになってる…ルノアールのルーなんでしょうけど。

    Aちゃんは、自分の絵に全部「A.」というイニシャルを入れているのですが、そこはRに変わっているのでしょうか?






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    コメント

      • 菅原津多恵
      • 2015年 6月 15日

      こんにちは。フランス語を5年も前から学んでいます。そろそろ成果を出したい(話せるようになりたい!)と、本気モードになりつつあります。もうすぐ半世紀祭りができる年になるので、PEnさんのブログを最近知ったのですが、とても親近感がわきます。ブログを拝見してますと、どれもこれも参考になることばかり。これからも楽しみにしていますね。 ところで、『Augustine』の絵本、今更ながらでしょうが、プレゼント企画はとっくに終わっているのでしょうか。本当にかわいいですよね。私もペンギンが大好きなのでなおさら気になります。フランス語の絵本は日本では手に入らないのかな・・・。

        • フランス語愛好家
        • 2015年 6月 16日

        菅原津多恵さま

        はじめまして。
        あ、私も5年前から学んでいます。途中1年完全にブランクがあったし、
        最近は、ろくに学習していませんが。

        プレゼント企画はだいぶ前に終わりました。
        この絵本を紹介してから、2回やっています。

        そのうちまたやるかもしれません。
        でもいつもあんまり反応ないんですよね。

        Augustineのリクエストもなかったです。
        かわいいのにね。

        それでは、今後ともよろしくお願いいたします。

        pen

      • 菅原津多恵
      • 2015年 6月 17日

      ありがとうございました。あ~みんなもったいない。あんなにカワイイのに・・・。
      いつか、この絵本のフランス語版に出会えるといいなと気長に思っていますね。

      PENさんにかなり刺激を受けまして、フランス語の勉強ももう一歩踏み出してみようかと思い始めています。
      あまり身についていませんが文法は一通りやったので、今度は日記をつけてみようかと思っています。幸い、月に2回フランス語の先生についているので、それを元に 自分の考えを話すことにチャレンジしてみようかと。(これが一番やりたいことだと気付いたので)
      牛歩のような進み具合ですが、わからないなりにフランス語に接するのが楽しいので頑張ります!
      PENさんの過去のブログをまだ見切れていないので、毎日ちょっとずつ遡って拝見しますね。

        • フランス語愛好家
        • 2015年 6月 18日

        菅原津多恵さん、こんにちは。

        今、日本のアマゾンでみたら、
        フランス語版はマーケットプレイスで8163円で売っていました。

        でもカナダのアマゾンなら中古本含めて
        もっと安く入手できます。

        フランス語の先生についておられるのですね。
        それだと、勉強も進みますね。

        これからもよろしくお願いします。

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