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眠らないとどうなるか?(前編)

TED-Ed Françaisの動画から、睡眠に関するものを紹介します。

タイトルは、Que se passe-t-il si on ne dort pas ?(眠らないと何が起きるか?)

4分半の動画なので、2回に分けて紹介しますね。



Que se passe-t-il si on ne dort pas ?

4分30秒。フランス語の字幕あり。

今回は2分20秒まで訳します。

字幕がありますが、実際にしゃべっているのと、少し違う部分もあるので(字幕のほうが文法的に整っています)、トランスクリプションは、できるだけ、実際のしゃべりに忠実なものにしました。

トランスクリプション

En 1965, Randy Gardner, lycéen de 17 ans, est resté éveillé pendant 264 heures. soit 11 jours pour voir comment il se débrouillerait sans sommeil.

Le deuxième jour, ses yeux ont cessé de se concentrer et il a perdu la capacité à identifier les objets au toucher.

Le troisième jour, il était de mauvaise humeur et non coordonné.

À la fin, il avait des problèmes de concentration, de mémoire à court terme, des hallucinations et était devenu paranoïaque.

Bien que il s’en est remis sans effet psychologique ou physique à long terme pour d’autres, perdre le sommeil peut conduire à un déséquilibre hormonal, la maladie, et dans des cas extrêmes, à la mort.

Nous commençons juste à comprendre pourquoi nous dormons, mais nous savons que c’est essentiel.

Les adultes ont besoin de sept à huit heures de sommeil par nuit, et les adolescents d’environ dix.

Des signaux de corps disant au cerveau que nous sommes fatigués, et des signaux de l’environnement nous disant qu’il fait sombre dehors.

L’augmentation des molécules, comme l’adénosine et la mélatonine, nous envoie dans un demi-sommeil qui devient plus profond, rendant la respiration et le rythme cardiaque plus lents et détendant les muscles.

Ce sommeil non-paradoxal est le moment où l’ADN est réparé et où nos corps se ressourcent pour la journée qui vient.

Aux États-Unis, il est estimé que 30% des adultes et 66% des adolescents manquent régulièrement de sommeil.

Ce n’est pas juste un léger inconvénient.

Rester éveillé peut provoquer de graves problèmes de santé.

Le manque de sommeil affecte l’apprentissage, la mémoire, l’humeur et le temps de réaction.

L’insomnie peut aussi provoquer une inflammation, des hallucinations, une tension élevée, et a même été liée au diabète et à l’obésité.

En 2014, un supporter de football est mort après être resté éveillé 48 heures pour regarder la Coupe du Monde.

Bien que la cause de sa mort fût un AVC, les études ont montré que dormir moins de six heures par nuit multiplie le risque d’AVC par 4,5 par rapport à ceux qui font des nuits de sept à huit heures.

眠らないとどうなるか? 和訳

1965年、17歳の高校生のランディ・ガードナーが、264時間起きていました。つまり11日間、眠らずにいたらどうなるか調べたのです。

2日めに、目の焦点が合わなくなり(←目が集中できなくなり)、さわったものが何かわからなくなりました。

3日めは、とても不愉快になり、からだの連携ができなくなりました。

結局、彼は、集中、短期記憶に問題が起き、幻覚が起きて、パラノイアになりました。

彼は精神的な影響や、長期的な肉体の問題なしに回復しましたが、睡眠不足はホルモンのアンバランスや病気を引き起こし、極端な場合、死をももたらします。

なぜ人が眠るのか、その理由がわかり始めたところですが、睡眠が不可欠なことはわかっています。

大人は一晩に、7時間から8時間の睡眠が必要で、ティーンエイジャーは10時間ほど必要です。

体のシグナルが、脳に、疲れていることを伝え、環境のシグナルが、外が暗くなったと伝えます。

アデノシンやメラトニンのような分子が増加すると、呼吸や心拍リズムがより遅くなり、筋肉がリラックスして、人は、半分寝た状態から、もっと深い睡眠に入ります。

このノンレム睡眠はDNAが修復され、翌日のために体がリチャージされる瞬間です。

アメリカ合衆国では、大人の33%、ティーンエイジャーの66%が日常的に睡眠不足だと推定されます。

それは、ちょっとした不都合にとどまりません。

起き続けることは、健康において重要な問題を引き起こします。

睡眠不足は学習、記憶、気分、そして反応時間に影響を与えます。

不眠は、炎症、幻覚、血圧の上昇も引き起こし、糖尿病や肥満にすら、関係があるのです。

2014年、サッカーのサポーターが、ワールドカップを48時間見続けたあと、亡くなりました。

死因は脳卒中でしたが、リサーチによれば、夜、6時間未満しか眠らない人は、7時間から8時間眠る人に比べて、脳卒中にかかるリスクが4.5倍あがります。

単語メモ

paranoïaque  パラノイアの

adénosine  アデノシン

envoie - envoyer  送る

non-paradoxal  ノンレムの

ADN acide désoxyribonucléique  デオキシリボ核酸、DNA

AVC accident vasculaire cérébral  脳卒中



寝ないこと・関連動画

今回の関連動画は両方とも英語です。

■ What would happen if you didn’t sleep?

もとの英語版TED-EDの動画です。

4分32秒。

たくさん字幕がついており、日本語もあります。フランス語より、内容に興味のある方は、こちらをごらんください。

■What Happens If We Don’t Sleep? 

ランディ・ガードナーについて。

3分55秒。

ランディ・ガードナーの寝ないチャレンジは、Randy Gardner sleep deprivation experiment として知られています。

この記事によれば⇒世にも恐ろしい不眠チャレンジ。264.4時間眠らずに世界記録を達成した男性のその後 : カラパイア

もともとは、学校のサイエンスフェアのプロジェクトとして、やってみようと思ったようです。プロジェクトは、友人2人でやっていて、1人は、寝ない役、もう1人はアシスト役。

その役割は、コイントスで決めたとのこと。

アシスト役の彼も最初は付き合って起きていたけれど、3日起きていたら、壁にものを書いているうちに眠ってしまったとか。

友人は、後になって、「僕たちは馬鹿だった」と語っています。

TEDの動画では、その後、健康に影響はなかったと言っていますが、ランディは、あとになって何十年も不眠症に悩みました。

実験の影響でしょうね。まあ、実験しなくても不眠になる人はいますが。

■関連記事もどうぞ⇒脳によくないからモニターの見すぎに気をつけよう。

*****

不眠のワールドレコードは、今はべつの人が持っているそうですが、こんな記録、欲しくないですよね。

ランディはまだ若くて健康だったから、不眠に悩むぐらいで済みましたが((これでもけっこうきついと思いますが)、そうじゃない人は、脳に何か、損傷を受ける気がします。

私が親だったら、力づくで、そんな実験は止めます。飲み物に、軽めの睡眠導入剤を入れて。

不眠のワールドレコード保持者として、一躍有名になってしまったのも、彼の青春に大きな影響を与えたのではないでしょうか。






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コメント

  • コメント (2)

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    • malt
    • 2024年 1月 09日 6:14pm

    親御さんの立場からするとホントに心配なんだなと、「軽い睡眠導入剤を入れて」の文言で実感しました。(笑)

      • pen(フランス語愛好家)
      • 2024年 1月 10日 3:45am

      maltさん

      こんにちは。コメントありがとうございます。
      私は人一倍、睡眠の重要性を感じているほうなので
      こんな馬鹿げた実験は子供にやらせません。
      17歳って、アメリカのカリフォルニア州でも未成年だろうし。

      それにしても、この人、よく10日以上起きていられましたね。
      実際は、脳はずっと半分寝た状態だったようですが。

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