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フランス語の扉を開こう~ペンギンと

総合力の試される翻訳は一つの作品

雲

翻訳者養成講座の第1回めの授業を聞きました。

この講座、課題を実際に翻訳して提出している受講生が50名ほどで、提出はしないが、授業をきいている人(フォローコース)がやはり50名ぐらいとのことです。

私は課題を提出しています。意志が弱くて、フォローだとなんだかんだでフォローしきれないということがわかったのです。だからやるなら直接参加、そうでなければフォローもなにもなし、とこの講座の募集のときに決めました。

と、言いながら、会話講座はフォローしてるんですが、こちらはすごく人気があって、私が寝ているあいだに告知も募集も行われ、あっというまに定員が埋まってしまいました。

さて、先生はパワーポイントでビデオを作成されていて、各パネルをpdfにして配布してくれますが、初回はこれが49ページありました^^;

そこで、講座のpdfの管理はどうしてますか?で紹介した他の方のやり方を参考にして1枚の紙に4パネル入れて13ページに印刷。

翻訳講座pdf

作文講座は紙とインクをけちって手書きしていたんですが、そうするとひとつの授業を聞くのにとても時間がかかるので、今回はすべてプリントアウトすることにしました。

授業は1時間28分でした。いろいろ有益なお話が天こ盛りでしたが、一番心に響いたのは、翻訳は総合力の試される一つの作品である、ということでした。

具体的にいうと、翻訳には四つの力が必要だそうです。

それは・・・


1.フランス語力
2.日本語力
3.調べ物をする力
4.推論の力

1と2はいわゆる語学力です。とくに日本語の語彙が乏しいと翻訳ってすごくきびしいと思います。

3.は書かれている内容が、必ずしも自分の専門分野ではないので、その背景知識を調べる力です。プロの翻訳者ですと、ある程度ジャンルをしぼってやられている方も多いとは思いますが。

今、インターネットがあるから助かりますが、調べるのは時間も根気も必要ですね。

4.の推論の力はそうして調べたことを検討して、こういうことを言ってるんだな、と推測する力です。

フランス語だけでも大変なのに、調べたり、推測するのってどうしたら力がつくんじゃ、と思ってしまいますが、やはり回数を重ねるしかないのでしょうね。

先生はこの総合力の説明のところに「翻訳の愉しさ」と書かれていました。

確かに自分の「作品」として意識して仕上げると愉しいかもしれません。大変ですが、次回の課題からは、自分の作品として、もう少し気持ちをこめてやろうと思っています。

翻訳技術をいくつか教わりましたが、ひとつだけ書きます。

名詞のあとに形容詞がふたつ続く場合、先に後ろの形容詞から訳すといいそうです。

なぜなら名詞とその直後の形容詞は、それを言った人にとってはひとつの決まった表現であり、切り離せないものとして意識されている場合が多いから。

今回の課題より一つ例をあげると

une ambiance douce et légère

une ambiance douce は作者にとって決まった表現なので、「ふんわりやわらかな雰囲気」と訳します。

最後に今回の講義で、一番驚いたことを書いておきます。

 スイート・テーブルの翻訳は甘くはなさそうですでこの課題を記事にしたとき、この章のタイトルの

Un baptême de l’air dans les nuages

の解釈として、以下のように書きました。

雲の中の空中飛行ですかね。baptême は洗礼だから、初めての飛行?

こんなに雲がいっぱいあったら、危なくて何も飛ばないと思うんですが、どうなんでしょう? いったい何が飛ぶというのでしょうか? さっぱりわかりませんね。

これ飛行ではありませんでした。だから雲がいっぱいあっても大丈夫なのです。

baptême(バテム)は洗礼という意味ですが、もともとの意味は「水に浸す」であり、

baptême d’un enfant dans l’eau
(子どもを水にひたす)
のイメージの中で、enfantをair、eauをnuageに変えて、

空気を雲の(もつイメージ)に浸すことで空気が「宙に浮くような、あったかい」雰囲気になる、ということ

を表しているそうです。

空気を雲のイメージに浸す・・・実は今もまだよくわかりません。

そのへんの空気がふわふわになるってことなんでしょうか?

このことは、文中にある

Les table entière se trouve alors plongée dans cette ambiance molletonnée, comme en apesanteur.

のplonger(液体に浸かる)につながっているそうです。

私、このplonger、テーブル全体が雲のなかに飛び込む⇒包まれる、と解釈しましたので、結果的にはなんとなく先生の訳と似たものになっていましたが、浸かるというイメージは持っていませんでした。

「作品」を作り出すのはなかなか大変です。



  1. こんにちは、

    語学をあるレベルまで極めた方たちの記事を読んでいますと、かなりの
    確率で翻訳に関連する内容に出会います。

    こちらの記事ような翻訳中に出会った表現についてのことが書いてあると
    すごく興味ぶかいです。空気を雲のイメージに浸す

    これはフランスで暮らす人がふつうに持っている感覚なんでしょうか、、
    こんどフランス語を話す人にあったら聞いてみたいです。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 4月 02日

      花南さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      「空気を雲のイメージに浸す」ってのは私はわからなかったです。
      ぜひ、フランスの人に聞いてみてください。

      翻訳は難しいけどいろいろ勉強になっています。
      また二回目の授業についての記事も書きます。
      まだ授業を全部聞いてないのです・・・。

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