パリにあるラ・ヴィレット公園を紹介します。
この公園はパリの北部、19区にあり、外側はセーヌ=サン=ドニ県に接しています。
敷地は35ヘクタール。パリでもっとも大きな公園で、緑地帯としては2番めに大きいそうです(1番は、ペール・ラシェーズ墓地)。
ラ・ヴィレット公園は穴場の観光地
ここは昔は屠殺場(abattoir)でした。この屠殺専門の場所が1876年にできる前は、売ってるそばとか、庭、道端、小屋など、そのへんで適当に屠殺していたのです。
ですから、街中を歩いているだけで、足元が牛の血だらけになるということも多かったようです。
さて、毎日パリの街を走り回っているフランス語脳プロジェクトの主催者、織田先生によりますと、この公園はかなりの穴場です。
その理由
・人がいない。
・新しいから芝生がきれい。
・車が入れないから、空気がきれい。
・海につながっているので潮の匂いがする。
・近未来的な建物が美しい。
確かに映像を見ただけでも素敵な場所だということが伝わってきました。
続きは写真多めで展開しています。
写真で楽しむラ・ヴィレット公園
ルルク運河からパリの東北へ「虎と小鳥のフランス日記」第104話で紹介した橋を超えて、ルルク運河を北上すると、ラ・ヴィレット公園(Parc de la Villette)にでます。
まずクリメ通りの昇開橋を超えます。
北上します。
ラ・ヴィレット公園に出ます。
芝生がとってもきれいです。
この日はすごく天気がよく、あたたかい日だったようで、運河で泳いでいた人もいました。
ラ・ヴィレット公園にある施設
緑と赤が基調カラーになっていますね。広い敷地にゆったりと博物館などが配置されています。
これはシテ・ドゥ・ラ・ミュジーク(Cité de la musique)
シテ産業科学博物館(la Cité des Sciences et de l’Industrie)のラ・ジェオード(la Géode)
外側がミラー仕上げなので、周囲が写り込みとてもきれいです。中はオムニマックスシアターになっており、プラネタリウムとしてはもちろん、ほかにもおもしろい映像をみることができます。
こちらはこのジェオードで社会見学をしている子どもたちの様子をおさめたニュースです。
Voyage dans le ciel et l’espace à la Géode
1分29秒
*géodeは地質学用語で、ジオード、晶洞:内側が結晶に覆われた中空の球状体
グランドホール(la Grande Halle)。halleの発音はオォルなので聞き取りできませんでした^^;
このホールではヴェルサイユの馬術アカデミーのリハーサルが行われていました。
この公園で乗馬のショーを行なっているのです。
これは看板
ヴェルサイユの馬術アカデミーの出し物は簡単に言うと馬術ショーなのですが、歌やダンスなどキャバレーの要素、サーカスの要素、フェンシング、弓術などスポーツを融合させ、さらにドラマ性を持たせたたとてもユニークな出し物です。
これはショーに関するニュース。
途中でインタビューに答えているバルタバス(Bartabas)という男性が、このアカデミーの創設者です。
ヴェルサイユの馬術アカデミーの詳細は公式ホームページで⇒Bartabas.fr / actualités
ラ・ヴィレット公園の詳細は公式サイトでどうぞ⇒Accueil – La Villette
催しも豊富にある公園ですが、先生のように水辺を走ってもいいですし、芝生の上で昼寝するのも楽しそうです。
映像がきれいだったこの第104話、私のお気に入りコレクションの仲間入りをしました。
1980年代にREMAUDのライブを観に行った時は、
科学博物館とZENITH(ライブ会場)しかなくて、治安の悪い怖い場所でした。
今は再開発されて、きれいで安全になったんですね。
なんか、なつかしいわ。
でも、ベルヴィルあたりは今も怖いって聞きますね。
アンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
そうなのです。北部のほうはどんどんきれいになっていったようです。
まあ、どんなに再開発しても、治安の悪い場所はあるでしょうね。
時間帯を選べば大丈夫かもしれないです。
訂正
RENAUDですね。ファンなのに間違っちゃいけませんやな。
アンさんはRENAUDのファンなのですね。
日本ではほとんど知られてないような^^;
彼は今、61歳ですね。さすがにあんまりもう過激ではないようです。