ユズの木

時事ニュース

柚子(ユズ)の名産地、高知県の北川村を訪ねて。

日本生まれの柑橘、ユズが、ヨーロッパで流行っていると伝えるニュースを紹介。

タイトルは、Japon : le yuzu, un agrume très prisé au goût unique(日本:柚子、独特の味で大人気の柑橘)

Le yuzu

高知県の北川村を取材しています。

2分45秒。

トランスクリプション

Dans ces montagnes du sud du Japon, un parfum d’agrume s’échappe des feuillages. Celui du yuzu, ce fruit jaune. En ce moment, la récolte bat son plein. Pour cueillir l’agrume, il faut se faufiler entre les branches en évitant les épines.

– Si on ne fait pas attention, le yuzu sera abîmé partout à cause des épines, donc je le protège avec mes mains.

Et malgré les gants, ça pique ?

– Oui, ça transperce. Je fais ce travail en supportant toutes ces douleurs.

Cet agriculteur récolte les fruits du yuzu depuis quinze ans, comme son père avant lui.

La région de Koshi cultive plus de 13 000 tonnes de yuzu chaque année.

Et Kitagawa, le village du yuzu, exporte un quart de sa récolte vers l’Europe pour une cuisine haut de gamme.

Vendu sept euros pièce en France contre un euro ici.

– Prends celui-là, s’il te plaît. Et fais bien avec ce couteau, pas l’autre.

– Là je suis stressée. Chez moi, je coupe grossièrement, mais tout à l’heure elle m’a montré comment faire.

Le yuzu, l’emblème de Kitagawa. On le retrouve partout, même dans le riz pour les sushis.

– Le yuzu fait partie de notre vie. On ne peut pas vivre sans. Si cette nouvelle génération transmet à son tour, ce serait super.

Cet agrume pour sublimer les repas et profiter de ses bienfaits : antioxydant, riche en fibres et vitamine C.

Ici, on le retrouve sur toutes les tables.

– Le yuzu, ça revitalise. C’est doux donc même si c’est un peu acide, ça reste subtile.

Un fruit au goût unique très prisé et qui maintiendrait en forme.

Au Japon, ici à Tokyo, tous les hivers au moment du solstice, il est de coutume de prendre un bain de yuzu.

– C’est une tradition depuis Edo pour le solstice. Je le fais depuis petit. J’ai vu mes parents le faire. Chaque année, les clients viennent spécialement pour le yuzu. Il doit y avoir à peu près 20% d’augmentation.

Un parfum de yuzu flotte dans les vapeurs du bain. Ce client ne raterait ce rituel pour rien au monde.

– Quand je suis dans ce grand bain, l’huile du yuzu va couvrir mon corps. Cela permettrait d’éviter le froid, c’est ce qu’on dit traditionnellement.

Ici, les bains sont chauffés à plus de 40 degrés, pour profiter au maximum des bienfaits et surmonter les remous de l’hiver.

☆トランスクリプションの引用元⇒https://www.francetvinfo.fr/monde/japon/japon-le-yuzu-un-agrume-tres-prise-au-gout-unique_5610614.html

柚子・和訳

日本南部のこの地方の山々では、柑橘系の香りが葉から香っています。

それはユズで、この黄色い果物です。ただ今、収穫の真っ最中です。

柑橘を摘み取るためには、とげを避けながら、茂みに入り込まなければなりません。

- ユズは気をつけないと、とげでそこら中に傷を作ってしまうので、手を守っています。

手袋をしていても、刺さりますか?

- はい、突き刺します。痛みに耐えてこの仕事をしているんです。

この農家は、先代の父親と同様、15年間ユズを収穫してきました。

高知県では、毎年、1万3千トン以上のゆずを栽培しています。

ユズの郷である北川は収穫したうちの4分の1を、高級料理の材料としてヨーロッパに輸出しています。

ここでは、1個1ユーロですが、フランスでは7ユーロです。

- これを取ってください。それじゃなくて、このナイフを使ってうまくやってくださいね。

- 緊張してます。自宅では、ざっくり切っていますから。でも先ほどやり方を見せてもらいました。

ユズは北川のシンボルです。そこら中で見かけます。すし飯の中にも。

- ユズは私たちの生活の一部です。ユズなしでは暮らせません。新しい世代の人が、伝え続けてくれれば、うれしいですね。

この柑橘は食事を昇華させ、そのメリットを享受できます。抗酸化物質、食物繊維、ビタミンCが豊富です。

ここではどの食卓にものっています。

- ユズは、元気にしてくれます。酸味はあってもきつくないので、主張しすぎません。

独特の味わいをもつ果物(ユズのこと)は、とても人気で売れ行き好調とのことです。

日本では、ここ東京で、毎年冬至の時期に柚子風呂に入る習慣があります。

- 江戸時代からの冬至の伝統です。小さい頃からやっています。両親がそうするのを見てきました。毎年、ゆず湯を目当てにお客様が来店します。20%近く増えているはずです。

風呂の湯気の中でユズの香りが漂います。このお客さんは決してこの習慣を欠かしません。

- 大きなお風呂に入っていると、ユズの油がからだを包み込むんです。そのおかげで、寒さをしのげると、昔から言われてますよ。

ここでは、お湯の温度は40度以上です。(ユズの)メリットを最大限に得て、冬の喧騒を乗り切るためです。

単語メモ

le feuillage 葉、草むら、たくさんの木の葉

se faufiler 巧みに入り込む

sublimer 昇華する

solstice d’hiver  冬至

pour rien au monde  決して

*ユズの木にはたくさんとげがあるので、収穫のとき、気をつける必要があります。

ユズ関連動画

Le goût des rencontres – extrait : Tout savoir sur le yuzu(出会いの味:ユズのすべてより抜粋)

ノルマンディーで栽培しているユズの紹介。

2分47秒。フランス語の字幕つき。

ここで栽培しているのは青ユズですね。

早く収穫すると青ユズになります。

Le Yuzu, un agrume insolite (ユズ:おもしろい柑橘)

ユズ101みたいな動画。発話はなくて、すべてキャプションです。

4分40秒。

■関連記事もどうぞ⇒美容によいオイルが取れるウチワサボテンの栽培に力を入れるチュニジア

****

人がお風呂に入ってリラックスしているビデオを見ると、こっちもリラックスした気分になりますね。

それにしても、1個1ユーロでも高い果物です。考えてみるとゆず湯はぜいたくな習慣です。






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