楽しかった夏休みも終わり、新学期が始まりました。
フランスは9月が新学年です。これを rentrée と言います。「戻る」という意味の rentrer という動詞の過去分詞から派生した名詞です。
「子どもたちがまた学校に戻っていく」ということですね。
きょうは子ども新聞でこの rentrée に関する記事を読みました。今年はいつものrentréeとはちょっと違うようです。
よい新学期を!
Bonne rentrée !
よい新学期を!
ついに来ました。バカンスは終わり、あなたは今朝、再び通学路をたどります。友達や、新しいクラス、新しい時間割表、正直に言うと、あなたはちょっと不安なのではないですか?
なぜこれがきょうの話題なのでしょうか?
きょうはフランスの何百万という子どもたちの新学期が始まる日だからです。教職員は、準備のため、きのうから学校に戻っています。
きょうのニュース~新学年
今朝、6700万人の小学生と同じように、あなたも新しい先生の顔と名前を知り、仲良しと同じクラスになるのか、その子たちの隣の席に座るのかどうかようやくわかるのです。
より学べるように授業日数が増加
今学年は大きな変更があります。1300万人が水曜の朝、授業を受けます。教育の専門家(先生、父兄、医者など)がそうすることで、あなたたちがより学べると考えたのです。その場合、午後の時間の最後に、課外活動があります。たとえば、スポーツ、アートの時間、あるいは宿題の補習など。
金曜日に、1jour1acttuが新しく出す週一度の新聞で、この時間割の変更について説明しますので、見て下さい。
より大勢のスタッフ
先生たちにとっても変更がありました。授業時間の変更にあわせて、スケジュールが変わり、混乱が生じています。何もかもが複雑で、2014年度は、週に4日半だけ授業を受ける子どもたちもいるのです。
今年は去年より3350人多い教職員がいます。当然です。生徒も多くなったのですから。課外活動を指導する追加の職員が必要なのです。そして、8350人近くのスタッフがハンディキャップのある児童を補助するために配属されました。
先生になる学校でも変更が
未来の先生たちの学校でも変更がありました。先生になる勉強をする学校でも、2014年度は子どもたちと同じくらい変わったのです。2年目から週に何日かはクラスを持たなければならなくなりました。
・・・〈和訳ここまで〉・・・
元記事 → Bonne rentrée ! 3 septembre 2013
単語メモ
périscolaires 課外の ←péri(周囲に、周辺に)+ scolaire
activité périscolaire 課外活動
hebdo=hebdomadaire 週ごとの、週一度の
revue hebdomadaire 週刊誌
cf. quotidien 日刊紙、mensuel 月刊誌
animateur 指導者、リーダー
今まで週休2日で、授業時間が長く、子どもたちが疲れて勉強できない、という問題があり、今年度から時間割が変わりました。
これまで休みだった水曜(あるいは土曜)に授業が始まったのです(自治体によって違います)
くわしくは、こちらに書いています⇒フランスの小学校:授業は長い、でも結果が伴わず・・
ただでさえ、新年度は混乱がありますが、今年は大きな変更があったので、いつも以上、ということですね。
娘もきょうから学校が始まりました。高校生になりました。
帰ってきたとき、ものすごく不機嫌でした。中学は、小学校の同級生のほとんどが行かない学校へ行ったのですが、高校に行ったら、知ってる子がちらほらいてそれがいやなようです。
「〇〇とはこれこれのクラスで一緒、△△とはこれこれのクラスで一緒、あ~いやだ・・。」
という報告がありました。不満はこれだけではありません。もちろん心配事もいっぱい。
「今日のクラスの先生たちはわりとよかった。」
と言ったのが唯一のポジティブな意見でした。
なかなか難しいお年ごろです。新学期はいろいろとナーバスになるのが普通ですね。2週間もすれば、慣れてくると思いますが。
penさん、こんにちは。
私の住んでいる地域は、今年度は週4日のままですが、次の年からはフランス全土で水曜(か土曜)の授業がはじまるので、記事にある通りとても混乱しています。
一番困るのは習い事。
水曜の午前中やっていたものが時間をずらされたり、曜日を変えなくてはならなかったり。子供が複数いると、まるでテトリスのように時間割を決めなくてはならなくて頭が痛いです。
ユッキッキさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ああ、そうなのですね。来年度からフランス全土で4日半になるのですね。
4日半でも少ない気がしますが。
確かにお子さんがたくさんいる父兄の方は、時間調整が大変でしょうね。
がんばってください。