安全保障体制の見直しをすすめている安倍晋三内閣で、日本の軍隊をより強力なものにする「国際平和支援法案」が成立するだろうと伝えるニュースをご紹介します。
タイトルは
Le Japon en voie de remilitarisation
再軍備に向かう日本
動画のあとに、スクリプト、和訳、単語メモを書きます。
再軍備に向かう日本のニュース
Le Japon en voie de remilitarisation 再軍備に向かう日本
Jouer un rôle militaire plus important sur la scène internationale, c’est l’idée que poursuit le Premier ministre japonais Shinzo Abe.
国際舞台における軍の役割はこれまでより大切である、というのが日本の首相、安倍晋三が追求している考えです。
Le gouvernement de coalition est sur le point d’approuver un paquet de lois qui permettra de booster l’armée nippone. Un pas de plus vers une remilitarisation du pays, loin de la politique pacifiste imposée de fait depuis la Seconde guerre mondiale.
連立内閣は、日本の軍隊をより強力にする法令案を承認しようとしています。これは、第二次世界大戦以来行ってきた平和的な政治から離れて、この国の再軍備化により近づく一歩となります。
“Je pense que cela marque un tournant pour le Japon“, a expliqué cet analyste, Le Japon va sortir de son isolement traditionnel où le Japon ne contribuait pas beaucoup à la sécurité internationale, pour devenir plus coopératif, proactif et internationaliste afin d’essayer de contribuer davantage à la paix dans le monde“
「これは日本にとってターニングポイントになると思います。日本はこれまでのように、世界の安全のために貢献できなかった、孤立的な状態から抜け出て、より協力的、能動的、世界的になり、世界平和の利益に貢献しようとしているのです」と、この分析家は言います。
Ce paquet de lois devrait être approuvé plus tard dans la semaine et transmis au parlement en vue d‘être adopté cet été.
この法令案は今週末に承認されたあと、国会にかけられ、この夏採択される見込みです。
Il permettrait notamment aux Forces d’autodéfense japonaises d’opérer au-delà des zones actuelles, de faciliter le soutien logistique nippon à des opérations militaires, de participer à des forces internationales de maintien de la paix, et pour la première fois, depuis 1945, de défendre ses alliés.
この法律が制定されれば、日本の自衛隊は、現在活動している地域を超えて活動でき、軍事活動をするための物流も容易になり、平和維持のため、国際軍に参加したり、1945年以来初めて、同盟国の防衛のために戦うことができるようになります。
元記事 → Le Japon en voie de remilitarisation | euronews, monde
単語メモ
en voie de + 無冠詞名詞
~の途中にある、しつつある
sur le point de + inf. まさに~しようとして
au-delà de ~を超えて
Japanese government confirms major shift in military policy 日本政府は、軍の法律における大きな変換を承認
同じニュースの英語版です。
元記事 → Japanese government confirms major shift in military policy | euronews, world news
このニュースを見て「え、自衛隊は普通の軍隊になってしまうの?」と驚いたのは私だけでしょうか?
この法案が承認されたあと、いきなり戦争に行くというわけではないでしょうが、défendre ses alliés はアメリカ軍の後方支援をすることですから、攻撃される可能性も充分あります。
今自衛隊にいる人達は、「将来戦場で戦う可能性もある」、と聞かされて入隊しているのでしょうかね?
安部首相はゴールデンウィークにアメリカに行って、オバマやその筋の人たちと会っています。日本軍も戦争に参加できるようにするから、日本があぶないときはよろしくお願いします、と頼んだのかもしれません。
確かに、現在、国際的な戦争で、積極的な戦力となっていないことは、諸外国からみると、「国際的な役割を果たしていない」ことなのかもしれません。お金だけ払えばいいってもんじゃない、と思われています。
ですが、日本は国家として、外で戦争する準備なんてできてない、と思うのですよね。軍隊もそうでしょうが、心の準備ができていないんじゃないでしょうか。
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