パリのパークドサンモール駅にいる名物猫が話題の2分のニュースクリップを紹介します。
タイトルは Taga, le chat « mascotte » de la gare RER de Saint-Maur(タガ、猫、サンモールのRER駅のマスコット)
フランス語の字幕あり。2分15秒。
かわいい猫ですね。
トランスクリプション
Quand on prend le RER à la station du Parc de Saint-Maur, on a souvent affaire à un contrôleur un peu particulier.
Taga est un chat de gouttière que l’on a récupéré donc à Saint-Quentin-la-Poterie, dans le sud de la France, il y a à peu près cinq ans et demi.
Elle nous a suivi et depuis, elle a adopté en seconde maison les tourniquets du RER de Saint-Maur-le-Parc.
Elle y est en général le matin et le soir.
À la base, c’était essentiellement pour pouvoir suivre son maître, mon deuxième fils qui s’appelle Max.
Et elle l’attendait quand il rentrait des cours le soir.
Elle s’installait et puis ensuite elle vaquait à ses occupations et le soir, elle revenait et elle le suivait pour rentrer à la maison le soir,
Ma petite Taga,y a longtemps que je t’ai pas vue.
Quand il faisait froid, tu restais chez toi.
Ça faisait longtemps qu’elle n’était pas venue.
Oui, ça fait longtemps qu’on l’a pas vue.
Normalement, elle est là tous les jours.
C’est notre vedette.
On voit qu’elle est très bien nourrie, très bien.
Non, non, tout le monde l’adore ici.
Vous sortez du RER, vous la voyez.
Vous avez deux points de tension en moins.
Bon, je veux pas te déranger plus que ça parce que des fois, t’en as marre qu’on te caresse comme ça.
Miaou!
Bah oui, ma jolie, bah oui, ma petite minette.
Je la connais. Je la vois depuis des années.
Elle est sur les réseaux sociaux.
Non, mais là, c’est pour ma petite fille.
J’y pense alors je vais lui envoyer.
Elle est toujours là et tout le monde la caresse.
Et alors, moi, ce qui m’amusait beaucoup pendant le Covid, c’est que les gens étaient masqués jusqu’aux yeux, mais caressaient tous le chat.
Taga !
Elle a juste passer sous le pont et on est la maison juste en face.
Hop, allez vien.
On y va ?
Les gens étaient surtout d’abord inquiets au départ si elle était abandonnée ou pas.
On les a rassurés en leur disant, ben non, en fait, elle a bien une maison.
On la nourrit, on la cajole, il n’y a pas de souci. mais elle adore être au RER.
RERの駅にいる猫:和訳
パーク・ド・サン・モール駅でRERのA線に乗ると、少し特別な駅員の相手をすることになります。
-タガはどら猫で、南仏のサン・クアンタン・ラ・ポトゥリで拾いました。5年半ぐらい前のことです。
この子が私達のあとをついてきて、それ以来、この子は、パークドサンモールのRERの改札(回転ドア)を第2の家にするようになりました。
ふだん、朝と夜、ここにいます。
もともと、飼い主のあとをついて来ていたんです。飼い主は私の次男でマックスという名です。夕方彼が学校から戻るのを待っていたんです。
タガはここに落ち着いて、自分のやりたいことをして、夜になるとここに戻って、マックスについて家に帰って来ました。
私のかわいいタガ、久しぶりね。寒いときは、家にいるのよね。
本当に久しぶりね。
ええ、久しぶりに見るわ。
ふだん、タガは毎日ここにいます。
私達のスターですよ。
十分エサをもらってることがわかるわね。よかったわ。
みんな、この子をかわいがっています。
RERを降りると、この子が見えるんです。
癒やされますよ(←血圧が2ポイント下がります)。
さて、これ以上邪魔をするのはやめるわね。時々、こんなふうに人になでられるのが嫌になるだろうから。
ニャ~
はいはい、かわいい子、私のかわいい子猫ちゃん。
この子のこと、知っています。もう何年も見ています。ソーシャルメディアにも登場していますよ。
(写真は)孫娘のためです。孫に送ってやろうと思って。
この子はいつもここにいて、みんな、なでています。
私がすごくおもしろいと思ったのは、COVIDの時期です。みんなマスクをしていて目元しか見えなかったけど、みんな猫をなでていました。
タガ!
タガは橋の下を通るんですが、私達の家はちょうどその向かいなんです。
ほら、いらっしゃい! 行きましょう。
はじめ、人々は心配していたんです。この子が捨てられたんじゃないかって。だから、皆に、捨て猫ではないと言って安心させました。ちゃんと家があるし、エサもあげてるし、かわいがっています。だから心配無用です。でも、RERにいるのが好きなんですよね。
単語メモ
chat de gouttière (屋根に好んで登る)どら猫
tourniquet 回転ドア
vaquer à ~に従事する、励む
RERは Réseau express Régional 首都圏高速交通網。詳しくは⇒L26 RER (首都圏高速交通網)って何?
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飼い主にくっついて毎日駅に来ていて、そのうち駅に居着いたなんてまるで犬みたいな猫ですね。
この猫は駅の喧騒が好きなのか、駅の改札が好きなのか?
きっとこの駅にタガの心を落ち着かせてくれる何かがあるのでしょう。
でもこういう記事を読むと、タガが姿を見せなくなったあとのことを考えてしまいますね。タガをかわいがっているおばあさんたちは、タガが駅に来なくなるとひときわ寂しい思いをするでしょう。
いつも楽しみに拝見しています。
可愛いですねー。
と同時にどっしりと落ち着いた感じが安心感を与えてくれるように感じます。
Tagaってなんていう意味なんでしょうねー。
ありがとうございました。
maltさん
こんにちは。いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
この猫、かわいいですよね。
TAGAという名前は、ペットの名前としては一般的ではないので、飼い主が何かからつけた名前だと推測します。
犬猫の名前は昔、記事にしています。
かわいいフランス語、教えます~その9 猫の名前
犬の名前、特に短い名前(2音節)特集:かわいいフランス語教えます(118)
コメントありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。