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パリの発明コンクール、レピーヌはどうやって誕生したか?

パリの有名な発明コンクール、レピーヌがどうやって誕生したのか伝えるARTEのKarambolageの動画を紹介します。

タイトルは、Le concours Lépine(ル・コンクール・レピーヌ)。

コンクール・レピーヌ

3分38秒。フランス語の字幕あり。

Le concours Lépine・トランスクリプション

Quel est le point commun entre ce banal stylo, le mouchoir en papier, le presse purée et le batteur électrique ?

Vous donnez votre langue au chat ?

Et bien toutes ces inventions ont été primées au concours Lépine.

Aah le concours Lépine ! Une véritable institution française.

Un défilé incontournable des plus ingénieuses inventions de l’hexagone, et n’ayons pas peur de le dire, parfois des plus loufoques.

Cette drôle de compétition a été créée au début du 20e siècle pour sauver l’industrie française du jouet et des petites inventions.

Elle doit son nom à un certain monsieur Lépine de son petit nom Louis.

Louis Lépine n’avait rien d’un inventeur : il était préfet de police de l’ancien département de la Seine, autrement dit de paris en 1901.

A l’époque en France les fabricants de jouets sont aussi ceux qui créent les petits objets du quotidien.

On les appelle « Les articles de paris ». Or, ces artisans sont en grande difficulté car les jouets allemands envahissent les boutiques parisiennes.

L’Allemagne est LE pays du jouet en Europe, grâce à une fabrication très ancienne et une main d’oeuvre peu onéreuse.

Pour éviter la faillite, les artisans parisiens se mettent à vendre leurs babioles à la sauvette; empiète sur le trottoir du voisin et, forcément, des bagarres éclatent.

La police intervient un peu trop souvent au goût du préfet Lépine, alors, il prend une décision : il veut mettre en concurrence les artisans dans le cadre d’un concours-exposition.

Seule règle imposée : les objets présentés doivent apporter quelque chose de nouveau.

Chaque invention sera dotée d’un brevet gratuit pour encourager les artisans à participer.

Ça marche ! Pour la première édition en 1901, 370 concurrents présentent plus de 700 invention dans le grand hall du tribunal de commerce de Paris.

On y trouve des jouets donc mais aussi des articles d’ameublement, de quincaillerie, de sport ou encore de photographie.

Le public se presse dans les allées.

Cette année là, un jury composé de scientifiques, d’académiciens et d’élus distribuent 50 médailles en or, vermeil et bronze.

Le grand gagnant du concours est un certain monsieur Challes.

Il remporte le concours pour son jeu des œillets : un jeu d’adresse.

Louis Lépine, lui, gagne le surnom de « préfet des enfants » pour avoir aidé à relancer l’industrie française du jouet. Il n’aurait sans doute pas misé là dessus pour passer à la postérité.

A partir de 1929, le concours s’installe à la foire de paris et les deux événements deviennent indissociables.

Peu à peu, le concours Lépine délaisse les jouets et se concentre davantage sur les inventions : un régal pour la presse française, qui, tous les ans, fait l’inventaire des nouveautés farfelues proposés aux concours.

Rendons hommage aux chaussettes à poches, à la lunette de toilettes clipsable ou encore à la valise trottinette dont personne ne s’est jamais servie sauf peut-être leur créateur, qui sait ?

Ah, ça ! Il fait sourire aujourd’hui le concours Lépine !

Mais malgré son côté désuet et un peu kitsch, il permet de mettre en lumière des inventions qui peuvent changer ou même sauver des vies : comme le fauteuil roulant tout terrain ou le drone anti incendie primé en 2019.

Les français y restent très attachés. D’ailleurs, il est même entré dans la langue française.

En politique par exemple, si plusieurs ministres font des propositions sur les impôts, on peut entendre l’opposition gronder : « Toutes ces idées présentées par le gouvernement, c’est vraiment le concours Lépine ! »

レピーヌ・コンクール・和訳

ごく普通のペンとティッシュペーパーとマッシャーと電動ミキサーの共通点は何でしょうか?

降参ですか?

実は、これらの発明は、みんなレピーヌ・コンクールの入賞作品なのです。

ああ、レピーヌ・コンクール! いかにもフランスならではのイベントです。

フランスの最も独唱的な発明や、あえて言ってしまえば、もっともクレイジーな発明が並ぶ無視できないコンクール。

このおかしなコンクールは、20世紀のはじめに、おもちゃとちょっとした発明品を救うために創設されました。

その名前は、あるレピーヌという紳士、上の名前がルイという人に由来しています。

ルイ・レピーヌは発明家ではありません。旧セーヌ県、つまり1901年のパリの警視総監でした。

当時のフランスでは、おもちゃメーカーが、日用雑貨も作っていました。

それは、« Les articles de paris »(パリの製品)と呼ばれていました。

しかし、こうした製品を作る人たちは、とても苦労していたのです。というのも、パリの店はドイツの玩具であふれていたからです。

ドイツこそ、ヨーロッパのおもちゃの国です。古くからあったし、労働力が安価でしたから。

倒産しないために、パリの職人たちは、自分たちの製品を、街頭でもぐりで売っていました。それは隣の歩道に入り込み、殴り合いの喧嘩になりました。

何度も警察が介入することになり、レピーヌ警視総監は、ある決断をしました。コンクールと展示会の形で職人たちを競わせたいと思ったのです。

唯一のルールは、発表する物には、何かしら新しいところがなければならないこと。

職人の参加を促すため、発明品には、無料で特許を与えることにしました。

これが大当たり!

1901年の第1回大会では、370人が、700以上の発明品を、パリ商業裁判所の大ホールで発表しました。

おもちゃだけでなく、家具、金物製品、スポーツ用品、写真用品もありました。人々は、通路に詰めかけました。

この年は、科学者、学者、選挙の当選者から成る審査員が、金、(金めっきした)銀、銅のメダルを50個贈呈しました。

コンクールで大勝利したのは、シャールという人です。

ウイエ(oeillets)という技を競うゲームの発明で勝利しました。

ルイ・レピーヌも、« préfet des enfants » (子どもたちの総監)というあだ名を獲得しました。

フランスのおもちゃ産業の復興に貢献したからです。

後世にそんなふうにして自分の名を残そうとは、おそらく彼は思っていなかったでしょう。

1929年以降、コンクールは、パリのフェアで行われることになり、この2つのイベントは、切っても切れない関係となりました。

少しずつ、レピーヌ・コンクールは、おもちゃを捨て、発明品に重きを置くようになりました。このイベントは、フランスの新聞・雑誌が好むところになり、毎年、新しい風変わりな発明品の目録がのりました。

ポケットがついた靴下、クリップで留める便座、それを作った人しか使わなさそうなキックボード付きのスーツケースを称えたのです。

レピーヌ・コンクールは、今も人々を笑顔にしています。

時代遅れでややキッチュではあるものの、このコンクールは、生活を変え、人命を救うことさえできる発明に、光を当てています。たとえば、2019年に入賞した、どんな地形でも動かせる車椅子や、防火ドローンなどに。

フランス人はこのコンクールに今もとても愛着を持っています。

フランス語にも入りこんでいるぐらいです。

たとえば、政治の世界では、複数の大臣が税金について提案すると、野党が、「政府が提案した案は全部、まさにレピーヌ・コンクールだ!」と怒って言うのです。

単語メモ

donner sa langue au chat  (解答、解決策が見つからず)さじを投げる、お手上げである

primé  賞を与えられた

loufoque  頭がおかしい、とっっぴな (話)

préfet de Police (パリ、リヨン、マルセイユの)警視総監

onéreux, onéreuse  費用のかかる、高くつく

vendre à la sauvette  街頭で無許可で売る

une faillite  破産、倒産 

une babiole  くだらないもの、がらくた、安物

empiéter  少しずつ侵す、侵害する

bagarre  殴り合いのけんか、乱闘 (話)

un ameublement  家具、調度品

une quincaillerie  金物

un vermeil  金メッキした銀

un jeu d’adresse  技巧を競うゲーム(ビリヤードやボウリングなど)

à la postérité  後世に

indissociable  分離できない

délaisser  見捨てる、見限る

un régal  楽しみ、喜び

farfelu  風変わりな(話) 

une trottinette   キックボード

désuet  使われなくなった、すたれた、古臭い

レピーヌ・コンクール、関連動画

2018年のコンクールの様子を紹介するニュースクリップです。昔のコンクールの映像もあります。

2分

****

中には使わないほうが、生活しやすいものもあったりしますが、いろいろな発明品を作っているうちに、すばらしい発明品が生まれますね。






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