Pas à pasで進むラジオ講座の復習の時間です。きょうは第59課、単純未来その2です。
58課では、活用と一番基本的な用法をチェックしました。
きょうは別の用法の学習です。
単純未来の形 復習
すべての動詞に共通の活用語尾でしたね。
これ↓
je -rai
tu -ras
il -ra
nous -rons
vous -rez
ils -ront
語幹がちょっと変則的なallerの単純未来です。
j’irai
tu iras
il ira
nous irons
vous irez
ils iront
allerの語幹はiのみですね。すぐ覚えられると思いますが、
一応、今行くよのい(i)と覚えておくと忘れません。
※発音確認用
25秒
単純未来の基本的な用法プラスアルファ
1.未来に起こるであろうこと
これはきのう学んだ用法ですが、復習として書いておきます。
Paul arrivera à Narita demain matin.
ポールは明日の朝、成田につくだろう。
2.軽い命令や、アドバイス~主語が2人称
主語が2人称(=tu,vous)のときは、話し手からその相手への軽い命令。
Tu téléphoneras à Louise ce soir !
今晩、ルイーズに電話してね。
Vous viendrez me voir dans une semaine.
1週間後に、私に会いに来てください。
3.意志未来~主語が1人称
主語が1人称(je, nous)のときは、その人の意志を含むことがあります。この場合「~するつもり」と訳すとうまく行きます。
Je travaillerai samedi après-midi.
私は土曜の午後、働くつもりです。
(この例文はふつうに「働きます」でもいいですけど)。
Nous dînerons chez Guru la semaine prochaine.
来週、グルの家で食事をする予定です。
近接未来と単純未来の違い
近接未来(aller+不定法)は近い未来や、確実な未来
・・・確実な未来なんて、ありませんが、このままの状態でいると起こりそうなことです。
たとえば、
Ce soir, je vais sortir avec Guru.
今夜わたしはグルと出かけます。
出かけることはほぼ確実
単純未来 何か条件つきの未来
Ce soir, je sortirai avec Guru. 宿題が終わっていたら、とか。
何か条件がそろったり、何らかの行動をしたうえでの未来の出来事。この条件というのはしばしば話者の心の中のみで考えられているので、なかなか使い分けるのは難しいですね。
まとめ~基本のダイヤローグ
Je mets des lunettes parce qu’elles grossissent les choses.
Alors, mamie, tu les mettras quand tu couperas mon gâteau.
おばあさん:私はものが大きく見えるからメガネをかけるのよ。
孫:じゃあ、おばあちゃん、僕のケーキ切る時、メガネかけてね。
・・・きのうはおじいさんでしたが、きょうはおばあさんと孫の会話です。孫は、「メガネをかけると物が実際に大きくなる」という可愛い勘違いをしている、というオチです。
単純未来形は
mettras < mettre 身につける
couperas < couper 切る
tu les(=des lunettes) mettras と2人称が主語になっている、軽い命令の文です。
※単語
grossir 大きくする
mamie おばあちゃんを意味する幼児語
☆ラジオ講座関連記事目次はこちらから
■ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その1(概要)
■1課~47課まで⇒ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その2
■48課以降⇒ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その3
いかがでしたか?
単純未来はわりにやさしいですね。
でも、聞きなれないとその動詞がさっと聞き取れないのです(少なくとも私は)。そして、あとでスペルを見て、「なんだ~この動詞か~」と思うことがしばしば。
過去時制の勉強に疲れたら、気分転換に単純未来形をやってみると新鮮かもしれません。
明日は受動態の学習です。お楽しみに。
この記事へのコメントはありません。