フランスでは、ハロウインの行事は一般的ではありませんが、ほかのフランス語圏ではどんなふうにハロウインを過ごすのでしょうか?
各地のおもしろい風習を紹介している1分30秒のインフォグラフィックス動画を紹介します。
タイトルは、Comment Halloween se fête dans le monde francophone ? 世界のフランス語圏ではハロウインをどんなふうに祝うか?
TV5 Monde が学習者を想定して作った動画なので、フランス語は平易です。
フランス語圏のハロウイン
1分30秒、フランス語の字幕あり。
トランスクリプション
Ah, Halloween !
Fête de la peur, des fantômes et de la mort, mais surtout fête anglophone par excellence.
Si cette célébration n’a pas su séduire tous les pays francophones, ils ne sont pas en reste.
Alors, comment la fête des morts se déroule-t-elle autour de la planète francophone ?
En Haïti, la fête des Guédés prend racine dans la religion vaudou.
Les 1er et 2 novembre, les Haïtiens s’habillent de noir et de violet et se rassemblent dans les cimetières.
Au programme : chants, danses et invocations des esprits, grâce à des offrandes.
En Polynésie française, les familles se rendent à l’église le matin, puis se pressent dans les cimetières, décorés de milliers de fleurs blanches.
Le soir venu, des bougies sont allumées et créent un magnifique halo lumineux.
Sur l’Île Maurice, le 2 novembre, les fidèles parent de couleurs les cimetières.
Certains déposent sur les tombes des défunts leur plat préféré, accompagné d’un verre de rhum.
À Madagascar, en revanche, les morts peuvent être célébrés entre août et octobre.
C’est la Famadihana, ou le retournement des morts.
Une coutume ancestrale lors de laquelle les Malgaches exhument les défunts pour les honorer pendant quelques jours, avant de les remettre en terre.
Finalement, c’est au Québec que la fête ressemble le plus à la version anglo-saxonne.
Mais attention !
Il ne faut pas dire “Halloween”, mais “l’Halloween”. Le 31 octobre, les enfants se déguisent
et toquent chez leurs voisins pour réclamer des sucreries.
Et vous, comment célébrez-vous la fête des morts dans votre pays ?
フランス語圏のハロウイン:和訳
ああ、ハロウイン!
恐怖と幽霊と死のお祭りですが、何よりも、英語圏で盛んな行事です。
この行事がフランス語圏すべての国を魅了できていないとしても、取り残されているわけではありません。
では、この死者の祭りは、フランス語圏ではどんなふうに展開されるのでしょうか?
ハイチのゲデ祭りはブードゥー教に根ざしています。
11月の1日と2日、ハイチ人は黒と紫の服を着て、墓地に集まります。
やることは、歌、踊り、お供えものを通して精霊に祈ります。
フランス領ポリネシアでは家族で朝、教会に行き、何千ものの白い花が飾られた墓地に急ぎます。
夜になると、ろうそくが灯され、すばらしい光の輪を作ります。
モーリシャス島では、11月2日、信者たちが、墓地を色鮮かに飾り付けます。
故人の墓に、ラム酒と一緒に彼らが好きだった料理を供える人もいます。
一方、マダガスカルでは、8月から10月に故人の祝いがあります。
これは、先祖代々の習慣で、マダガスカル島人は、死者の墓を掘り出し、数日間、敬意を払い、その後、土の中に戻します。
最後にアングロサクソンバージョンのハロウインにもっとも似ているのはケベックです。
でも気をつけてください。
Halloweenではなく、l’Halloweenと呼びます。
10月31日は子どもたちが仮装し、隣人たちのドアをノックしてお菓子をねだります。
さてあなたの国ではどんなふうにこの死者の祭りを祝いますか?
単語メモ
invocation (加護を求める)祈り
offrande (神への)奉納(物)
se presser 押し合う、ひしめく:急ぐ
halo 光源のまわりのかさ、光輪、ハレーション
parer 飾る
défunt 故人、死者
Malgache マダガスカル島人
exhumer 発掘する、掘り出す
toquer ~を軽くたたく
réclamer 要求する
夜、墓地に集まるなんて怖くてできません。
ハロウイン関連動画
Halloween in France | Easy French (フランスのハロウイン)
ハロウインに関して街頭インタビューしている動画。
Easy Frenchは、YouTubeでとても有名なフランス語学習チャンネルです。
5分。
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やはりハロウインは英語圏のお祭りで、フランスではあまり行われていないようです。
日本でも、トリックオアトリーティング(仮装して、人の家に行きお菓子をもらうこと)はやってないでしょうが、ハロウインそのものはすごく有名ですよね。
10月、ちょっと日本に帰ったのですが、さまざまな飲食店で、ハロウイン限定ドリンクやスイーツが販売されていました。
黒とオレンジのシンボルカラーも、魔女、猫、墓場みたいなアイテムも、とても人目を引くからでしょうね。
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