チェロ

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第15回チャイコフスキー国際コンクールの優勝者は?

先ごろ終了した第15回チャイコフスキー国際コンクールを取り上げているEuronewsをご紹介します。

第15回は2015年6月15日から7月4日まで開催されていました。2015年はチャイコフスキー(1840~1893)の生誕175周年なので、いつにも増してもりあがっていたようです。

まずニュースの動画をごらんください。

コンクールの説明を軽くして、あとは今年の優勝者(グランプリとった人)を紹介する、ごくシンプルな構成です。

数字の聞き取りの練習にいいかも。

では訳します。



Concours Tchaïkovski : la fine fleur de la musique classique a moins de 35 ans チャイコフスキー国際コンクール:35歳以下の人のクラシック音楽の最高峰

Le 15ème concours international Tchaïkovski organisé tous les quatre ans à Moscou a rendu hommage cette année au célèbre compositeur russe dont on fête le 175ème anniversaire de la naissance.

4年に1度行われるチャイコフスキー国際コンクールは、今年、第15回のコンクールで、有名なロシアの作曲家であるチャイコフスキーの生誕175周年をお祝いしました。

Le jury, l’un des plus prestigieux du monde a sélectionné les finalistes dans les catégories piano, violon, violoncelle et chant parmi les candidats venaient de 45 pays.

世界中の権威ある人々で構成される審査員は、45カ国からの参加者の中から、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽の優勝者を選びました。

A 32 ans, la mezzo soprano russe Yulia Matochkina, a remporté le premier prix dans la catégorie de chanteuse d’opéra.

32歳のロシアのメゾ・ソプラノの歌手、ユリア・マトチュキーナが、女声の声楽部門で1位になりました。

A 27 ans, le concurrent mongole Ariunbaatar Ganbaatar, s’est vu offrir le titre suprême dans la catégorie chanteur d’opéra.
Ce baryton a été élu meilleur chanteur de Mongolie en 2012 et a remporté plusieurs concours internationaux.

男声部門では、27歳のモンゴルのアルアンバター・ガンバターが、優勝しました。

バリトンの彼は、2012年に、モンゴル最高の歌手として選ばれており、数々の国際コンクールでも賞をとっています。

“Celui qui remporte le concours international Tchaïkovski se destine à être au plus haut niveau mondial (…) Daniil Trifonov, le dernier vainqueur, a connu le succès partout où il est allé”.

「コンクールの優勝者は、世界最高の地位が約束されます…前回の優勝者のダニール・トリフォノフは、行くところすべての場所で、成功しています。

Ce jeune prodige roumain de 20 ans, Andrei Inonita, a reçu un prix spécial pour son interprétation au violoncelle d’un morceau de Giovanni Battista Rogeri datant de 1671.

このルーマニアの神童、20歳のアンドレー・イオニタはチェロで優勝。彼は1671年にイタリアのジョヴァンニ・バティスタ・ロジェーリが作った楽器を演奏しました。

Parmi les pianistes, un autre russe talentueux de 27 ans, Dmitry Masleyev s’est distingué. Il a aussi remporté le prix spécial pour la meilleure performance de concert avec orchestre de chambre, diplomé du conservatoire de Moscou, poursuit ses études à l’académie internationale de piano du lac de Côme.

ピアノ部門では、ロシアのドゥミトリ・マスレイエフが卓越した演奏をきかせました。彼はコンチェルトを演奏し優勝しました。

マスレイコフはモスクワの音楽院を卒業し、コモ湖国際ピアノ・アカデミーで学習を続けています。

Les vainqueurs de cette compétition aussi surnommée, les “Jeux Olympiques de la musique,” ont chacun gagné une médaille en or et 30.000 euros.

「音楽のオリンピック」とも呼ばれるこのコンクールの優勝者は、金のメダルと30000ユーロ(1ユーロ135円として、405万円)の賞金が送られます。

元記事 → Concours Tchaïkovski : la fine fleur de la musique classique a moins de 35 ans | euronews, le mag

☆単語
remporter  勝ち取る、獲得する

バイオリンの優勝者の話が出ていませんが、英語版によると、今回のコンクールではバイオリンの優勝者はいませんでした。

優勝するには、審査員の票をたくさん集めなければいけないみたいです。3人のヴァイオリニストが3位を獲得したそうです。

同じニュースの英語版

英語版のほうが情報量が多いです。やはりフランス語は同じことをしゃべるにしても、単語の数が増えてしまうのでしょうか?

スクリプトはこちら⇒International Tchaikovsky Competition a life- changing accolade | euronews, le mag



チャイコフスキー国際コンクール

1958年から始まったモスクワで行われる国際音楽コンクール。4年おきに開催されています。

現在は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、声楽部門のコンクールがあります。

エリザベート王妃国際音楽コンクール、ショパン国際ピアノコンクールと並ぶ、世界三大コンクールの1つです。

日本でも有名ですね。

冷戦の頃に始まったこのコンクール、当初はソビエトの文化の素晴らしさを誇示する面もあり、国をあげてがんばって開催していました。

今も、ロシアの国家的行事で、第15回のコンクールにも10億円ぐらい国家予算をかけています。

すごく大掛かりなコンクールなのです。

ちょっと歌がうまいとか、楽器が上手ぐらいでは本戦までたどりつけません。

しかし優勝すると、ニュースでコンクールの責任者(?)が言っていたように、ひじょうに権威がつきます。

今年のピアノ部門本戦では、一晩に協奏曲を2曲演奏させたらしいです。けっこう過酷ですよね?

へたな人は優勝させないせいか、これまで世界一流のソリストを生み出しているコンクールです。

ピアノ、ヴァイオリン、チェロでは6位まで賞がもらえ、声楽は4位まで賞がもらえます。

賞金はとてもよいです。公式サイトによると

Grand Prix US$ 100,000 in addition to the First Prize amount
1st Prize US$ 30,000 and the Gold Medal
2nd Prize US$ 20,000 and the Silver Medal
3rd Prize US$ 10,000 and the Bronze Medal
4th Prize US$ 5,000 and a Diploma
5th Prize US$ 3,000 and a Diploma
6th Prize US$ 2,000 and a Diploma

グランプリというのは各部門の優勝者の中からさらに1位を選びます。

今年のグランプリは、モンゴルのアルアンバター・ガンバター。名前の読み方、これであってるかどうかわかりませんが、この方が獲得しました。

確かに、この方、声いいですね。

つまりグランプリになると、13万ドルの賞金です。1600万円です。すごいですね。日本ではコンクールの賞金も課税されるみたいですが、モンゴルではどうでしょうか。

ちなみに、3万ドルは、370万円です(1ドル123.91円で換算)。

コンクール優勝者の演奏などは公式サイトにのっている動画で見られます⇒The XV International Tchaikovsky Competition

ダニール・トリフォノフは1991年生まれで、2011年のチャイコフスキー・コンクールに出たときは20歳ぐらい。日本でも人気みたいです。

レコードジャケットみると、「貴公子」みたいな雰囲気で映っていますが、ニュースに映ったチャイコフスキー・コンクールの映像ではメガネをかけていてちょっとおたくっぽいですね。

一瞬、誰だかわかりませんでした。

それでは次回のニュースの記事をお楽しみに。






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