サラダ

フランス語を読む練習

ヴィネグレット(フレンチ・ドレッシング)を外国に広めた人。

ヴィネグレットの説明しているARTEのKarambolageの2分の動画を紹介します。

タイトルはLa vinaigrette (ヴィネグレット)。ヴィネグレットは日本で言うフレンチ・ドレッシングのことです。



La vinaigrette

2分14秒

トランスクリプション

Lorsque j’étudiais à l’université en Allemagne, et malgré mes efforts pour m’intégrer, il y avait toujours un endroit où je me sentais désespérément seule, désespérément française : le bar à salades de la cafétéria.

Ce n’était pas la salade qui me posait problème, c’était l’assaisonnement, le « Dressing », en allemand.

Impossible de trouver ce qui pour moi constitue le seul accompagnement imaginable de la salade : la vinaigrette.

À la place, j’avais souvent droit à une louche d’un mélange blanc crémeux à base de yaourt, additionnée parfois de mayonnaise, d’herbes et de miel. Et à vrai dire, assez écœurant.

C’est simple. Je n’ai jamais réussi à m’y habituer.

Parce que voilà, en France, on ne rigole pas avec la vinaigrette.

Déjà dans le dictionnaire de l’Académie française de 1694, on en trouve la définition avec en plus, une recette.

C’est une sorte de sauce froide faite avec du vinaigre, de l’huile, du sel, du poivre, du persil et de la ciboule.

Les mêmes ingrédients qu’aujourd’hui. La vinaigrette fait partie de la culture française à tel point qu’elle s’est exportée sous le nom de « French dressing ».

Son succès à l’étranger date du 19ème siècle.

On raconte qu’un Français émigré à Londres, le chevalier d’Albignac, prépara une vinaigrette qui fit si forte impression qu’en peu de temps, il se créa une réputation de « fashionable salad maker » : préparateur de salades à la mode.

Il était alors du dernier chic d’accueillir le chevalier chez soi pour qu’il prépare un French dressing.

Celui-ci s’y donnait à cœur joie, variant les recettes, utilisant différentes huiles et vinaigres et même du jaune d’œuf et du ketchup.

C’est peut-être pour cela qu’aux Etats-Unis, le « French dressing » se fait à base de ketchup.

Mais j’allais oublier le plus important : ma recette de vinaigrette, celle que ma grand-mère m’a apprise : mettez trois cuillères à soupe d’huile dans un bol pour une de vinaigre.

Ajoutez une petite cuillère de moutarde, du sel, du poivre, du persil, et voilà ! Vous obtenez une vinaigrette française traditionnelle et forcément délicieuse.

☆トランスクリプションの引用元⇒KARAMBOLAGE (ARTE>Info et société): « La vinaigrette » (2min/CO-QCM/dès A2-B1) – DOIT-ON DECLARER SON BAGAGE CULTUREL?

ヴィネグレット・和訳

ドイツの大学で勉強していたとき、周囲になじもうと努力していたけれど、1つだけ、ものすごく孤独に感じる場所がありました。ものすごく自分はフランス人だなあと思う場所が。

カフェテリアのサラダ・バーです。

サラダが問題だったのではありません。シーズニング(調味料)です。ドイツ語では、ドレッシング(Dressing)と呼ぶもの。

私にとって、サラダを食べるときに使うたった1つのものであるヴィネグレットが見つかりませんでした。

その代わり、ヨーグルトがベースの白いクリーム、ときにはそれにマヨネーズやハーブ、はちみつを加えたものをレードルに1杯、食べていました(←持つ権利を有していました)。

本音を言えば、相当気持ちの悪いものです。

単純なことです。私はこのクリーム状のものに全く慣れることができませんでした。

なぜなら、フランスでは、ヴィネグレットがなければ、楽しめないのですから。

すでに1694年のアカデミー・フランセーズの辞書に、ヴィネグレットの定義に加えて、レシピものっています。

それは酢、オイル、塩、コショウ、パセリ、ネギで作る冷たいソースです。

今も同じ材料を使います。

ヴィネグレットは、フランス文化の一部で、「フレンチ・ドレッシング」という名前で輸出されているほどです。

外国でヴィネグレットが受け入れられるようになったのは、19世紀にさかのぼります。

ロンドンに移住したフランス人のアルビニャックという騎士の作ったヴィネグレットは、とても印象的で、またたく間に彼は、「洗練されたサラダを作る人」、最新流行のサラダを作る人という評判を得た、と言われています。

彼を自宅に迎えてフレンチ・ドレッシングを作ってもらうのは、最高に粋なことだったのです。

彼は、レシピを変え、違うオイルや酢、黄卵、ケチャップまで使って、心ゆくまで楽しみました。

だからアメリカ合衆国のフレンチ・ドレッシングはケチャップがベースなのかもしれません。

ああ、一番、大切なことを忘れるところでした。私のヴィネグレットのレシピは、祖母から教わったもので、ボールに酢1に対して、油を大さじ3入れます。

小さじ1のマスタード、塩、コショウ、パセリを加えると、ほら、伝統的なフランスのヴィネグレットのできあがり。本当においしいですよ。

単語メモ

avoir droit à qc  ~を受ける権利を有する

une louche  レードル、お玉杓子

écœurant  吐き気を催させる

un persil  パセリ

une ciboule  ネギ

à cœur joie  大喜びで、心ゆくまで s’en donner à cœur joie 思いっきり楽しむ



ヴィネグレットの作り方

Recette de Vinaigrette maison(家庭で作るヴィネグレットのレシピ)

材料:
Huile (tournesol, olive, comme vous voulez) 好みのオイル(ひまわり油、オリーブ油など)
Vinaigre (de vin, de cidre ou d’alcool) 酢(ワインヴィネガー、シードル、食酢←アルコールの酢)
Sel et poivre 塩コショウ

油をたっぷり入れるのが特徴みたいです。

******

ドレッシングは自分で作ったほうが、余計な添加物が入らないし、新鮮でおいしいですね。






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