ミンストレル・カーニバル

時事ニュース

ケープタウンで2年ぶりに開催されたミンストレス・カーニバル。

南アフリカのケープタウンの毎年恒例の行事、ミンストレル・カーニバルが、今年は大々的に開催されたことを伝えるニュースクリップを紹介します。

このカーニバルは、新型コロナウイルス感染症のせいで、2年間中止が続きました。

タイトルは、Afrique du Sud: le retour du carnaval du Cap après deux ans d’absence(南アフリカ:ケープカーニバルが、2年ぶりに戻った)

Carnaval des ménestrels

トランスクリプション

C’est le grand retour des djembés, des tambourins, des sifflets et des fanfares. Qui sera la meilleure cette année ? Quels artistes, parmi les 20 000 à marcher sur les grandes artères du Cap, seront élus meilleure troupe de ménestrels ? L’Afrique du Sud a retrouvé son carnaval coloré et sa foule.

C’est un honneur pour moi d’être en ville aujourd’hui parce que le carnaval rassemble beaucoup de gens, des familles et même des personnes d’autres pays.

Ce carnaval appelé Klopse est né au 19e siècle. Le 2 janvier était alors le jour de liberté des esclaves. Esclavage aboli en 1834, la fête est devenue une célébration de la culture créole et métisse. Aujourd’hui, les clubs de ménestrels jouent beaucoup plus que de la musique.

Beaucoup de nos jeunes font partie de notre groupe. Certains d’entre eux n’ont pas de nourriture à la maison alors ils viennent parce que nous leur offrons un repas chaud, nous leur offrons des boissons, nous les emmenons dans différents endroits pour qu’ils puissent voir comment les autres vivent ailleurs.

J’ai rejoint les ménestrels puis j’ai vu la trompette et je me suis intéressé à elle. Ensuite, ma mère m’a acheté une trompette et j’ai commencé à jouer dans les groupes. Six ans plus tard, j’ai commencé à vraiment étudier la musique.

En hommage à la culture des « Minstrels Shows » aux États-Unis, les artistes sont souvent grimés en noir et blanc. La communion, la solidarité, le mélange, des notions oubliées pendant la pandémie.

Il manquait quelque chose. Je pense que si vous prenez conscience de son importance culturelle et de la nécessité d’organiser cet événement, de célébrer ce qui s’est passé dans le passé, et de s’approprier notre avenir, je pense que c’est pour cela que cet événement est si important. Les gens campent des jours à l’avance pour avoir des places au premier rang, ce qui montre à quel point tout le monde est emballé par son grand retour.

La danse et le chant comme moyens d’expression, après plus de deux ans de tragédie économique et sanitaire, en 2023, le Cap rêve à nouveau de couleurs et de paillettes.

☆トランスクリプションの引用元⇒7 jours sur la planète – Enseigner le français langue étrangère (FLE) avec l'actualité – Fiches pédagogiques gratuites

ミンストレル・カーニバル

ジャンベ(アフリカの太鼓)、タンバリン、ホイッスル、ファンファーレが大々的に復活しました。

今年はどのグループが1番になるでしょうか?

ケープタウンの大通りを歩く2万人のパフォーマーの中から、最高のミンストレル(吟遊詩人)に選ばれるのは誰でしょう。

南アフリカに、カラフルなカーニバルと群衆が戻りました。

- 今日、この街にいられることを誇りに思います。カーニバルには、大勢の人、家族や外国の人も集まりますから。

クロプシ(Klopse)と呼ばれるこのカーニバルは、19世紀に生まれました。

1月2日は、奴隷が自由になれる日だったのです。

奴隷制度が1834年に廃止されると、このお祭りは、クレオロールやメティスの文化のお祝いごとになりました。

今日、ミンストレルのクラブは音楽以上のものを演奏しています。

- 多くの若者が僕たちのグループに入っています。その中には、家に食べ物がない人もいて、あたたかい食事や飲み物を出したり、別の場所につれて行って、ほかの人が、よそでどんなふうに暮らしている見てもらったりするのでやってくるんです。

– ミンストレルに参加したあと、トランペットを見て興味を持ちました。それから、母にトランペットを買ってもらって、グループで演奏を始めました。6年たって、本格的に音楽の勉強を始めました。

アメリカの「ミンストレル・ショー」へのオマージュとして、アーティストは、よく白と黒のメーキャップをします。

共同体、連帯、混ざりあうことは、パンデミックの間は忘れられていた概念です。

- 何かが足りませんでしたね。文化の重要性や、このイベントを行い、過去のできごとを祝ったり、未来を自分のものにする必要性に気づいているなら、それがこのイベントをとても大事なものにしている理由だと思うんです。

人々は何日も前から、最前列の席を取るためにキャンプします。このことから、皆が、このイベントの復活に、どれほどわくわくしているかわかりますよね。

表現手段としてのダンスや歌声。2年以上に渡る経済と健康の悲劇のあとで、2023年、ケープタウンは再び色と輝きを夢みているのです。

単語メモ

ménestrel  ミンストレル、吟遊詩人

créole  クレオル、旧植民地で生まれた白人とその子孫

métis  一般に白人と有色人種との混血

grimer  隈取りをする、濃いメーキャップをする

Le maquilleur grime l’artiste en clown. メイクさんが、役者にピエロのメイクをした。

la communion  共同体、一致

la notion  観念、概念

s’approprier  ~に自分を適応させる

Cette musique s’approprie à mon humeur. この音楽は私の気分にぴったりだ。

ミンストレス・カーニバル、関連動画

3年前のカーニバルの様子です。

Afrique du Sud : un carnaval pour plus d’entraide(南アフリカ:もっと助け合うためのカーニバル)

1分20秒。

パフォーマンスは、グループごとにするので、どれかのグループに入って練習をします。

このカーニバルは、過酷な環境にいる若者たちにより豊かな人生やチャンスを提供する役割も果たしています。

元のように開催できるようになってよかったです。

☆関連記事もどうぞ⇒カーニバルはいつ始まったのか?

*****

新型コロナウィルスが登場してから丸3年たちましたね。

思えば、この記事を書いていたときは⇒中国の新年の祝い方。

「中国の武漢で、新型コロナウィルスが流行ってるんだ」と呑気に思っていましたが、この後、世界が変わりました。






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