上海

時事ニュース

中国各地で起きているゼロコロナ政策への抗議デモ。

連日、政府のゼロコロナ政策に対する抗議デモが、中国のあちこちで繰り広げられています。

厳しい言論統制が敷かれている中国では異例のことです。

このニュースを簡単に解説している2分半の動画を紹介します。

タイトルは、Chine : les raisons de la colère(中国:怒りの理由)。

ARTEの番組、Le dessous des cartesの、L’essentiel(いつも短い)シリーズの1本です。

中国人が怒っている理由

2分半。フランス語の字幕あり。

Chine : les raisons de la colère トランスクリプション

Bienvenue dans l’Essentiel du Dessous des Cartes.

On démarre la semaine, avec deux images, presque deux mondes :

Au Qatar, un stade, pas de distanciation entre supporters venus du monde entier et pas de masque.

Au contraire à Pékin, image d’une Chine recluse, qui connaît une nouvelle flambée épidémique et un dirigeant, Xi Jinping, qui s’accroche à sa stratégie zéro Covid. Sauf que la population chinoise vit depuis maintenant presque 3 ans jour pour jour avec des privations de libertés régulières et draconiennes et que l’exaspération devient révolte dans plusieurs villes du pays, avec des slogans comme « je veux aller au cinéma », mais aussi, et c’est autant inédit que dangereux pour ceux qui les prononcent, des slogans de type « Xi Jinping démission » .

Alors que se passe-t-il vraiment en Chine ? Éléments de réponse, avec nos cartes.

24 novembre, Urumqi, dans le Xinjiang, la région des Ouighours, un incendie se déclare dans un immeuble.

Mais les camions de pompiers n’y accèderont pas en raison des barrières installées pour empêcher les habitants de sortir dans le cadre de la stratégie zéro Covid.

Bilan 10 morts, des blessés et une indignation nationale.

À Pékin également, la plupart des écoles, commerces, restaurants sont fermés.

Il faut un test négatif de moins de 48 heures pour pouvoir circuler librement. Comptant 22 millions d’habitants, Pékin serait passé de 621 nouveaux cas enregistrés le 20 novembre à 1500 nouveaux cas le 22, en grande partie asymptomatiques.

A Zhengzhou, dans le Henan, au centre du pays, sur l’un des sites de l’entreprise taïwanaise Foxconn, le plus grand fabricant d’Iphone au monde, des cas d’ouvriers testés positifs ont conduit au confinement des employés sur leur lieu de travail dans des conditions indignes, déclenchant émeutes et tentatives de fuite avec diffusion de ces images sur Weibo, le twitter chinois.

A Hong Kong enfin, ont été rapportées des scènes de policiers vaporisant du gaz poivré dans le métro sur des voyageurs qui ne portaient pas de masques.

Pour finir, quelques éléments d’explications sur cette situation épidémique en Chine :

-un taux de vaccination bas : -seuls 69% des séniors auraient reçu 3 doses.

-sont administrés exclusivement les vaccins chinois Sinovac et Sinopharm dont l’efficacité prouvée ne dépasserait pas les 52%. Enfin aucun vaccin à ARN messager, associé à l’Occident, n’a été approuvé par les autorités chinoises.

Voilà l’Essentiel du Dessous des Cartes, c’est fini pour aujourd’hui. A bientôt.

中国人は怒っている:和訳

Dessous des Cartes の l’Essentiel へようこそ。

今週は2つの映像から始まりました。ほとんど2つの世界です。

カタールでは、スタジアムで、世界中から集まったサポーターたちが、ソーシャルディスタンスを取らず、マスクもしていません。

一方、北京は、引きこもった中国の映像です。新たに、パンデミックの感染が増え、リーダーの習近平は、ゼロCovid政策に固執しています。

しかし中国の国民は、もう3年近く、きびしく規制された自由を奪われる日々を送っていて、いくつかの都市では、激しいいらだちが反逆となって表れています。

スローガンは、「私は映画に行きたい」といったものですが、異例の、口にしている者たちにとっては身の危険がある「習近平は退陣せよ」というものも見られます。

いったい中国では何が起こっているのでしょうか? 地図をごらんいただきながら、その答えを紹介します。

11月24日、新疆ウイグル自治区のウルムチ市のあるビルで火災が発生しました。

しかし、消防トラックはビルに近づくことができませんでした。ゼロCovidの政策にのっとって、住民たちが外に出られないように設置されたバリケードのせいです。

10人が死亡し、怪我人が出て、国中に怒りの声が広がりました。

同時に、北京では大部分の学校、店、レストランが閉まっています。

自由に移動するためには、48時間未満に行われたテストで陰性でなければなりません。

人口が2200万人の北京では、11月20日には、621件だった新規感染数が、22日には1500件でした。そのほとんどが無症状です。

国の中心部にある河南省(かなんしょう)の鄭州(ていしゅう)では、世界最大のiPhoneの製造をしている、台湾の企業のFoxconn(フォックスコン)の敷地の1つで、陽性反応の出た従業員が、職場にひどい状態で閉じ込められましたが、その様子が中国のツイッターであるWeiboで流れ、暴動が起き、逃亡する人もいました。

また、香港では、警察官が地下鉄で、マスクをしていない旅行者に催涙スプレーをスプレーするシーンが伝えられました。

最後に、中国での新型コロナウイルスに関する事情をいくつか紹介します。

・ワクチンの接種率が低い:高齢者の69%のみが、3回接種した。

・中国製のワクチンであるシノヴァックと、シノファームだけが接種されていて、この2つの有効性は52%未満。さらに、西洋の技術を使った、mRNAワクチンは中国政府には承認されていない。

以上で、今日の、Dessous des Cartes、l’Essentielを終わります。さようなら。

単語メモ

démarrer 動き出す、スタートする

reclus  閉じこもった

s’accrocher à つかまる、しがみつく

une exaspération  激高、激しいいらだち

indigne ひどい

une émeute 暴動

中国のデモ・関連動画

■France24のニュース

2分。

白い紙を掲げるのは、直接の政府批判ではないので、逮捕されにくいそうです。また、言いたいことを言えない状況も表しています。

■上海や武漢でのデモの様子。音声はなくキャプションで説明されています。

2分17秒。

■関連記事もどうぞ

国連が中国政府のウイグル族への弾圧に関する報告書を発表。

****

中国では政府のやり方を抗議するときびしく罰せられるので、デモをしている人たちはとても勇気があると思います。まあ、まともに仕事ができない人も多いから、声をあげずにはいられない状態なのでしょう。

ロシアでも批判してはいけないはずの政府に対して、ウクライナへの侵攻を批判する人たちがたくさんいるし、イランでも、ヒジャブのかぶり方をとがめられたあと亡くなった女性がきっかけで起きたデモがまだ続いています。

今は、インターネットとソーシャルメディアがあるので、政府が一方的に国民を抑え込むことが難しい時代ですね。

それにしても、なぜ習近平政府は、ゼロコロナ政策にこだわるんでしょうか。

今の新型コロナウイルスは、ほぼインフルエンザのようなものだから、あそこまで強行に封じ込めようとする意味がわかりません。

そもそも抑え込んでも効果がないし、無駄にリソースを使ってしまうだけなのに。






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