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エコ不安症(気候不安症)とは何か?

エコ不安症は、慢性的に、地球の未来に対する強い不安感や恐怖感を感じることです。

フランス語では、l’écoanxiété と言いますが(英語はeco-anxiety)、この言葉が意味するものを3分で解説している動画を紹介します。

タイトルは、L’écoanxiété : décryptage et solutions(気候不安症:買得と解決法)

Luminiが制作した勉強用の動画なので、そこまでフランス語は難しくありません。



L’écoanxiété

3分。フランス語の字幕あり。

トランスクリプション

Vagues de chaleur, incendies, sécheresses…

Les effets du dérèglement climatique ont aussi un impact sur notre santé psychologique.

Au point qu’une partie de la population développe une profonde angoisse pour l’avenir.

Appelée éco-anxiété, que signifie-t-elle exactement ?

Ce terme a été théorisé pour la première fois en 1997 par la chercheuse belgo-canadienne en santé publique Véronique Lapaige.

Bien qu’il soit de plus en plus utilisé, notamment dans les médias, aucun consensus scientifique ne permet encore de le définir avec précision.

On peut cependant considérer qu’il désigne la peur chronique d’une catastrophe environnementale.

Cette inquiétude est principalement générée par la perte de la biodiversité, la raréfaction des ressources en eau, le réchauffement climatique et leurs conséquences possibles comme les guerres ou les pénuries.

L’éco-anxiété n’est pas une maladie avec des symptômes définis.

Pour les chercheurs, cette angoisse est même une réaction normale et lucide face à la gravité des problématiques environnementales.

Le terme de solastalgie est parfois utilisé comme un synonyme.

Ce mot, inventé par le philosophe Glenn Albrecht dans les années 2000, désigne plutôt la désolation générée par un environnement déjà détruit.

L’éco-anxiété est pour sa part une angoisse pour le futur.

Selon différentes enquêtes, les éco-anxieux pourraient représenter entre 17 % et 29 % de la population française.

Parmi eux, on compte surtout des jeunes, des femmes, des citadins, des personnes diplômées ou issues des classes supérieures.

Une étude menée dans dix pays du monde confirme que les jeunes sont particulièrement concernés.

Sur 10 000 d’entre eux âgés de 16 à 25 ans, 60 % se disent très inquiets face au dérèglement climatique.

Que faire face à cette angoisse ?

En parler à des proches ou des professionnels est déjà un premier pas.

Certains psychologues proposent des consultations spécifiques, mais ils sont encore rares.

Si une partie des éco-anxieux sont paralysés par la peur, d’autres apprivoisent leur angoisse en s’engageant.

Opter pour des gestes individuels ou participer à des mobilisations collectives aide en effet à lutter contre le sentiment d’impuissance ressenti par les éco-anxieux.

Enfin, pour certains chercheurs, l’éco-anxiété ne doit pas éclipser d’autres émotions liées à la crise écologique, comme la colère.

Une enquête australienne a comparé différentes émotions négatives liées à la crise climatique.
Leurs résultats suggèrent que l’anxiété peut amener à se désengager, alors que la colère a davantage tendance à pousser à l’action collective.

エコ不安症・和訳

熱波、火災、干ばつ…

気候の変化は私たちの心の健康にも影響を与えています。

一部の人たちは、将来に対して大きな不安を感じているほどです。

これは「エコ不安症」と呼ばれますが、この言葉は厳密には何を意味しているのでしょうか?

この言葉は1997年、ベルギー系カナダ人の公衆衛生の研究者、ヴェロニック・ラページュによって、はじめて論文に使われました。

日ごとに使用が増えている言葉で、特にメディアではそうですが、この言葉の定義は、ちゃんとした科学的なコンセンサスは得られていません。

それでも、環境の大災害について、慢性的に恐怖を感じることだと考えることができます。

この不安は、おもに、生物多様性の喪失、水資源の減少、地球温暖化、さらにそれらが引き起こしうる戦争や欠乏によって生まれます。

エコ不安症は、はっきりした症状が出る病気ではありません。

研究者たちにとっては、この不安は、深刻な環境問題に対する正常で、はっきりした反応です。

同様の意味で、ソラスタルジア(solastalgie)という言葉が、ときどき使われます。

この言葉は、2000年代に、哲学者のグレン・アルブレヒトによって作られましたが、どちらかというと、すでに破壊されてしまった環境によって引き起こされる悲嘆な気持ちを意味します。

気候不安症は、未来に対する不安です。

複数の違うリサーチによれば、フランス人の17%から29%がエコ不安をかかえています。

特に多いのは、若者、女性、都市の住民、高等教育を受けた人や上流階級の人です。

世界の10カ国で行われたある研究から、特に若い人に不安症が多いとわかりました。

16歳から25歳までの1万人のうち、60%が気候異常に対してとても心配していると答えています。

このような不安にどう対処すればいいのでしょうか?

家族や専門家に話をするのが最初の一歩です。

心理学者の中には、この不安に特化した診察を提供している人もいますが、まだ一般的ではありません。

恐怖のために身動きできずに不安になっている人がいる一方で、社会的な行動をすることで、不安をコントロールしている人もいます。

実際、個人的に行動したり、集団行動に参加することで、エコ不安による無力感とたたかうことができます。

最後に、エコ不安症が、恐怖のような、環境危機によるほかの感情をないがしろにすることになってはならないとする研究者もいます。

あるオーストラリアの研究で、環境危機によって起こる、さまざまなネガティブ感情の比較が行われました。

この結果によると、不安は人を行動することから遠ざけますが、怒りの気持ちは、より、集団行動に向かわせます。

単語メモ

une raréfaction  減少

solastalgia  ソラスタルジア、慣れ親しんだ土地が戦争や環境破壊で変貌してしまったことを悲しむ気持ち。

une désolation  悲痛、悲嘆、困惑

citadin  町/都市の住民

apprivoiser  飼いならす、手なずける

opter pour  ~を選ぶ

éclipser  隠す

se désengager  解放される、取り消す



気降不安症・関連動画

気候不安症についてリポートしている France 24 のニュースクリップです。

Eco-anxiété : l’angoisse des jeunes face à la crise environnementale (エコ不安症:環境危機に直面している若者の不安)

5分42秒。

■関連記事もどうぞ

地球を守るために日常生活でできること。

生物多様性とは何か?~環境の日に考える。

2022年気候変動会議、COP27の目的は?

*****

エコ不安症は気のせいではなくて、実際にすごく不安を感じている人がいます。

女性の中には、エコ不安のせいで、子供は作りたくないと考えている人もいます。

私のように、人生の後半を生きている人は、それほどでもないでしょうが、これからまだ何年も生きる人は、先が不安になるのも無理はありませんね。

ただ、不安になっているだけだと、誰のためにもならないので、気候の変動に対して、うまく気持ちをコントロールしたり、不安に対処したりする教育がこれから求められていくでしょう。






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