きょうから、2014年の6月から公開されている、スタジオ自分の『かぐや姫の物語』を紹介する記事を読んでいきます。
タイトルは
Le magnifique « Conte de la princesse Kaguya », le nouveau Ghibli
素晴らしい『かぐや姫の物語』、ジブリの新作
かぐや姫の物語・予告編
原作はもちろん『かぐや姫』ですね。
先月、カンヌ映画祭の「監督週間」で上映されました。
こちらは予告編。歌です。
フランスでは、日本のアニメが大人気。スタジオジブリの作品もとても高く評価されています。
記事は5月に1本、6月に1本書かれています。5月の記事がすごく長いのですが、少しずつ訳していきますね。
素晴らしい『かぐや姫の物語』、ジブリの新作
Le magnifique « Conte de la princesse Kaguya », le nouveau Ghibli
« Le conte de la princesse Kaguya » est l’adaptation Ghibli d’un conte considéré comme le plus ancien récit en langue japonaise. Et c’est tout simplement superbe.
『かぐや姫の物語』は日本語で書かれた最古の物語だと伝えられる話の、ジブリのバージョンです。、本当に素晴らしい映画ですよ。
Le 23 juin :
6月23日の記事
出たばかりの『かぐや姫の物語』から、3つ抜粋を紹介します。
急いでくださいね。6月25日公開です。見逃がせません。
Article du 22 mai :
5月22日の記事
L’adaptation d’un conte populaire
Au Japon, tout le monde connaît le Conte du coupeur de bambou.
Il s’agit de l’histoire d’un vieil homme sans enfant qui, en coupant du bambou, trouve au coeur d’une tige un bébé pas plus grand qu’un pouce.
Cependant, l’enfant grandit vite et devient une magnifique jeune femme que le vieil homme et sa femme vont élever comme leur propre fille.
Elle sera nommé « Kaguya » (« lumière resplendissante ») en hommage à sa beauté.
人気のある物語を映画化
日本では、誰もが竹を切る人の話をしっています。
子どものいないおじいさんが、竹を切ったら、木のまんなかに、親指ほどしかない大きさの赤ん坊がいた話です。
その子はみるみる成長し、とても美しい娘になります。おじいさんとおばあさんはその娘を本当の娘のように育てています。
娘その美しさにちなんで「かぐや」(輝く光)と名付けられます。
Un bonheur n’arrivant jamais seul, le vieil homme trouve dans d’autres tiges de bambou des pépites d’or qui lui permettront d’élever sa fille comme une vraie princesse (« hime » en japonais).
幸運は続きました。おじいさんは、別の竹で金塊を見つけ、そのお金で、娘を本当のお姫様のように育てることができます。
日本語の「モノガタリ」はフランス語のconteという意味だと言えば、この新しい映画のタイトルの「カグヤヒメノモノガタリ」が、かぐや姫のお話だとわかるでしょう。
束縛を嫌う娘は、帝を含む、たくさんの求婚者の申し出を断ります。
お金や、社会的地位に幸せを見い出せないかぐや姫は、夜になると月を見て涙します。
このお話、どこかで聞いたことがありませんか?当然ですね。『セーラームーン』を始めとした、たくさんの日本のアニメやマンガはこの物語から着想を得ています。
元記事 → Le magnifique « Conte de la princesse Kaguya », le nouveau Ghibli
単語メモ
tige 茎、幹、樹幹
pouce 親指
resplendissant 光り輝いている
pépite 塊金
à présent 今は
prétendant 求婚者
確かに『セーラームーン』って、かぐや姫のアレンジですね。
「竹取物語」は別名、『竹取翁の物語』とも『かぐや姫の物語』とも呼ばれています。
日本最古の物語で、一番古い写本は室町時代に作られたそうです。
高校のとき、「竹取物語」を読んで、作文を書く宿題がありました。何も書くことを思いつかず、困った覚えがあります。
でも、今思うと、いろんな角度から感想を書くことができますね。
スケールの大きいSFでもあるし、お金や地位では幸せにはなれないというテーマ、育ての親の愛情、不老不死の薬、姫の関心を買おうとやっきになる貴族たち、美しい竹や月のことなど。
たくさんの物語がこの話にインスピレーションを受けているのも納得です。
それでは、この続きをお楽しみに。
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