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ジブリの映画『かぐや姫の物語』~その2

スタジオ・ジブリの映画、『かぐや姫の物語』について書かれた記事を和訳しています。

記事のタイトルは
Le magnifique « Conte de la princesse Kaguya », le nouveau Ghibli
素晴らしい『かぐや姫の物語』、ジブリの新作

この映画、フランスでは6月25日から公開されています。



Le magnifique « Conte de la princesse Kaguya », le nouveau Ghibli

素晴らしい『かぐや姫の物語』、ジブリの新作

Ce conte, vieux de dix siècles donc un peu de respect s’il vous plait, a été quelque peu modifié par Isao Takahata puisque notre princesse a le temps de vivre une enfance idyllique en pleine nature pendant laquelle elle fait la rencontre d’un jeune homme travailleur vivant modestement.

この物語は、高畑勲監督により、少し脚色されています。ちなみに、10世紀のお話ですから、少しは敬意を払ってくださいね。

姫は、幼年時代を自然がいっぱいの田舎で過ごし、そこで、貧しい労働者の少年に出会います。

また、作品の語り方にも原作と違う点があるようです。

天皇は、嘲笑すべき人物として描かれています。原作がそのようになっているのかはっきりとはわからないのですが。

でも天皇の登場するシーンは、前世紀の日本社会における、重要な変化を見事に描いています。

第二次世界大戦で日本が負けたあと、天皇は、天照大御神(太陽の女神)の子孫ではないと公式に宣言されました。

このことは、日本社会で天皇の果たしているとても特異な役割をよく表しています。

天皇の例は、この映画lをきれいな気まぐれ、美しいだけの物、可愛いものとして解釈すべきではないことを教えてくれます。

私たちは、驚くほど優美な日本の製品すべてに「かわいい」というさもしい言葉をあててしまいます。

この映画の、先祖から伝わる表面的な美しさの下にあるのは、この時代をよく表す結晶なのです。

元記事 → Le magnifique « Conte de la princesse Kaguya », le nouveau Ghibli

映画の概要については、初回の記事をどうぞ⇒『かぐや姫の物語』~その1



単語メモ

lubie 気まぐれ

mot ignoble さもしい言葉

délicatesse 繊細さ、優雅さ

—- * —-

この映画を見ていないのですが、帝は多少いやな人物に描かれているようです。

天皇=神であった昔は、そんなふうに描くことなんてありえないから、これは近年の日本社会の変化を表している、と記事を書いている人は言っているわけです。

でも、たとえば源氏物語などでも、帝は必ずしも素晴らしい人物には描かれていませんよね。

天皇の描き方がうるさかったのは、近代から戦時中あたりのことではないでしょうか。もちろん今だって、不遜なことは書くべきではありませんが。

ここで天皇制について考えるのは、外国人の視点ならでは、と思いました。

この映画の原作は、よく絵本になっている「かぐや姫」ではなく、「竹取物語」です。

原作で、帝に言い寄られてるのは事実だと思います。そのとき、かぐや姫は影のようになって、身を隠すことができたんじゃなかったでしょうか?

機会があったら原作を読み直すといろいろな発見があるかもしれません。

それでは、この続きをお楽しみに。






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