アステリックス

フランスにまつわるあれこれ

フランスを代表する漫画、アステリックスの人気の秘密

Astèrix (アステリックス)という漫画(BD)を描いていたフランスの漫画家、Albert Uderzo(アルベール・ユデルゾ)が、2020年3月24日、92歳で亡くなりました。

このとても有名なBD、アステリックスを説明している、1 jour, 1 question の動画を紹介します。

タイトルは、Pourquoi Astérix est-il si connu ?(どうしてアステリックスはこんなに有名なの?)です。



Astèrix の説明

1分42秒

トランスクリプション

Depuis sa première apparition, en 1959, 370 millions d’albums d’Astérix ont été vendus dans le monde.

Ils ont été traduits en 110 langues et ses aventures ont été adaptées au cinéma et en dessins animés.

Le parc d’attractions attire plus de 2 millions de visiteurs par an et il y a même un astéroïde qui s’appelle Astérix.

Mais quelle est donc la recette magique du succès du petit Gaulois ?

Au départ, Astérix a été créé pour accompagner le lancement d’un journal, qui s’appelait Pilote.

L’idée était de créer une bande dessinée française capable de rivaliser avec les BD américaines.

Les auteurs, René Goscinny et Albert Uderzo, décident de se moquer du Gaulois grand, musclé et aux yeux bleus, des manuels scolaires.

Leur héros sera petit, blond, aux yeux noirs, et il habitera un village rempli d’habitants hauts en couleur.

Le succès est rapide. Astérix et Obélix forment un duo dans lequel chacun peut se reconnaître.

Une autre raison du succès, c’est que les scénarios mêlent humour et vérité historique.

Ainsi, les lecteurs de tous les âges retrouvent des bagarres, des gags, des citations latines, des jeux de mots, des caricatures…

Et chaque histoire fait référence à la société actuelle : politiciens, habitants des régions, sportifs, tout y passe.

Au final, Astérix doit son irréductible succès à un subtil mélange d’ingrédients qui, comme la potion magique, donne envie d’y goûter.

トランスクリプションの引用元⇒Uderzo, un des papas d'Astérix est mort… – 1jour1actu.com

アステリックス、和訳

1959年にはじめて登場してから、アステリックスの本は世界で3億7千万部売れました。

110ヶ国語に訳され、彼らの冒険は映画やアニメーションになりました。

遊園地は年間、200万人以上を集め、アステリックスという名前の小惑星まであります。

小柄なガロワ人の成功には、どんな魔法のレシピがあるのでしょうか?

もともと、アステリックスはピロット(Pilote)という新聞の発刊にともなって作られました。

アメリカのコミックに対抗することができるフランスのまんがを作ろうとしたのです。

作者の、ルネ・ゴシニとアルベール・ユデルゾは、大きくて、筋肉りゅうりゅうで、目が青い、教科書どおりのガロワ人をばかにすることに決めました。

彼らのヒーローは、小さくて、金髪で、目が黒く、血色のいい住人たちでいっぱいの村に住んでいます。

すぐに成功しました。

アステリックスとオベリックスは、誰もが自分の姿を重ねることができるコンビになりました。

成功のもう1つの理由は、ユーモアと歴史的事実がまざったストーリーにあります。

だから、あらゆる世代の読者が、乱闘、ギャグ、ラテン語の引用、言葉遊び、カリカチュアなどを見つけます。

それぞれの話が、現代社会にかかわったものになっています。政治家、いろいろな地域の住人、スポーツ選手、なんでもあります。

要するに、アステリックスは、誰もが味わってみたい魔法の薬のように、いろいろな要素が絶妙にまざっているから大成功したのです。

Uderzo, un des papas d'Astérix est mort… – 1jour1actu.com

単語メモ

Gaulois  ガリア人

manuels scolaires  教科書

haut en couleurs  色鮮やかな、絵画的な、血色のよい

rivaliser avec  ~と張り合う、競う

se reconnaître  自分の姿を認める

bagarre  乱闘、殴り合い、口げんか、口論

faire référence à   ~を参照する、言及する、かかわる

sportif  スポーツ選手

irréductible  断固とした

アステリックスについて

作者はルネ・ゴシニ(ストーリー担当)と、アルベール・ユデルゾ(作画担当)です。

ルネ・ゴシニはプチ・ニコラを書いた人でもあります⇒プチ・ニコラ(映画)予告編のフランス語(前編)

動画で言っていたように、フランスやヨーロッパ、中南米ではとても人気のあるコミックです。

主人公は、古代ローマ時代のガリア人、アステリックスとオベリックス。

アステリックスは小柄ですが、頭が切れて要領がよく、オベリックスは体が大きくて怪力ですが、のろまで、心優しいタイプ。

2人は、シーザーがほとんど征服してしまったガリア地方で、最後まで抵抗している村の住人です。

村人たちは、秘密の薬を飲むと、ものすごいパワーが出るので、ローマ兵と戦うと、いつも勝利します。

1 jour, 1 question の動画で、「魔法の薬(la potion magique)」と出てくるのは、この薬にかけていると思われます。

歴史的な事実も入っており、教養が試される漫画であり、さらに、現代のいろいろな要素が入っているので、どんな年代の人でも楽しめます。

ただ、フランスの文化に強い人(フランス人とか)じゃないと、よくわからないところもあります。

とても有名な漫画ですが、国産のまんが文化がしっかりあるアメリカと日本ではそんなに知られていません。



関連動画

アルベール・ユデルゾが亡くなったことを伝えるFrance 24 のニュースクリップです。

2分43秒

こちらで、アステリックスの映画のクリップを紹介しています⇒フランス語の数字【第14回】~12(ドゥーズ)

やはりフランス語圏で人気のあるまんが、タンタンについて⇒タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(仏語版)の予告編。

******
1959年に生まれてから、アステリックスは、実に60年もたくさんの読者を楽しませてきました。

作者のアルベール・ユデルゾの死に感慨深いものを感じている読者もたくさんいることでしょう。

次回はアステリックスの映画を紹介する予定です。お楽しみに。






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