パリの花火

フランスにまつわるあれこれ

なぜ、フランスでは7月14日が祝日なのか?

7月14日は言わずと知れた、フランスの革命記念日であり、国民の祝日です。

この日は、フランスでは、単に le 14 Juillet (ル・キャトーズ・ジュイエ 7月14日)と呼びます。

なぜ、7月14日が国民の祝日となったのか、その由来を説明している動画を2つ紹介します。

ひとつは、子供向け、もう1つは一般向けです。



7月14日って何?

C’est quoi le 14 Juillet ?(7月14日とは何か?)というタイトルの、1jour1qestionの動画です。

1分42秒。

トランスクリプト

Le 14 Juillet, en France, on sort pour danser dans les bals ou voir les feux d’artifice.

C’est la fête !

C’est aussi très sérieux : à Paris, des chars et des soldats de toutes les armées défilent devant le Président de la République.

Et des défilés s’organisent aussi dans plusieurs villes de France.

C’est la fête nationale, le jour où l’État invite les Français à célébrer leur pays.

Mais pourquoi avoir choisi le 14 juillet ?

Parce que le 14 juillet 1789, les Français se sont battus pour leur liberté et ont gagné !

À l’époque, le roi Louis XVI ne dirige plus la France tout seul.

Il doit travailler avec des gens élus par le peuple.

Mais le roi a l’air de préparer une attaque pour reprendre tout le pouvoir.

Pour l’en empêcher, les Français créent leur propre armée, qu’ils appellent la Garde nationale.

Ils partent chercher des armes, puis des balles à la prison de la Bastille, à Paris.

Dans cette forteresse, le roi enferme qui il veut, comme il veut.

C’est injuste ! Les Français veulent la fin de la monarchie absolue.

À coup de boulets de canon, ils détruisent la Bastille, montrant ainsi au roi que le peuple est le plus fort.

C’est cette victoire du peuple que l’on fête le 14 Juillet.

Des drapeaux bleu, blanc, rouge sont accrochés partout. Et on a même le droit de ne pas travailler.

Le 14 Juillet, c’est un jour férié et la fête de tous les Français !

トランスクリプトはこちらを参照しましたC’est quoi le 14 Juillet ? – Vidéo – France tv Éducation

和訳

7月11日はフランスでは、みながパーティでダンスをするために出かけたり、花火を見たりします。

お祭りです。

この日は、とても真面目な日でもあります。パリでは、山車(だし)や、軍隊の兵隊が大統領の前でパレードをします。

パレードは、フランスのほかの都市でも行われます。

国民のお祭りであり、政府はフランス人を招いて国のことを祝うのです。

でも、なぜ、7月14日が選ばれたのでしょうか?

1789年の7月14日、フランス人は、自由のために戦い、それを勝ち取ったからです。

当時、ルイ16世は、フランス全体を1人で統治していました。

彼は、国民によって選出された人々とともに働くことになっていました。しかし、国王は、独裁をするために、攻撃をする準備をしているようでした。

これを防ぐため、フランス人たちは、自分たちの軍隊を作りました。この軍隊は国民軍と呼ばれます。

人々は、武器や弾丸を求めて、パリのバスティーユ牢獄に向かいました。

この城塞に、王は投獄したい人を、投獄したいときに閉じ込めていました。

不公平なことです。フランス人は、絶対王政を終わらせたかったのです。

大砲が打たれたのを合図に、人々はバスティーユを破壊し、国民は国王より強いということを示しました。

この勝利を祝うために、私たちは7月14日にお祝いをするのです。

青、白、赤の旗が、そこら中にかかげられます。私たちは、この日、働かなくてもよい権利までも獲得したのです。

7月14日、それは国民の祝日でフランス人全員のお祭りなのです。



単語メモ

char  (儀式や祭りに使う)車、山車(だし)。

accrocher   掛ける、ひっかける

フランス国民が7月14日を祝う理由

こちらは一般向けの動画です。

基本的に、言っていることは、1jour1questionの動画と同じですが、7月14日が国民の祝日になるまでの変遷が詳しく語られています。

L’histoire de la fête Nationale et le défilé du 14 juillet en France

2分43秒。

トランスクリプト

Le 14 juillet, c’est la fête nationale, le feu d’artifices, le bal des pompiers. Mais au fait, que fête-t-on vraiment ? La Révolution Française et la Prise de la Bastille ? Oui, c’est presque ça. J’ai bien dit “presque”.

Le 14 juillet n’est devenu fête nationale qu’en 1880, soit 91 ans après la Prise de la Bastille. Voici l’histoire de notre fête nationale. Nous sommes en 1789.

La famine guette et la colère gronde dans le peuple. Le royaume continue à engraisser la noblesse alors que le pays est en faillite. La population affamée croule sous les impôts.

Les députés du Tiers-État veulent mettre fin à ces inégalités mais Louis XVI s’y oppose par la force. Le matin du 14 juillet, le peuple furieux envahit les Invalides et y prend les armes. Il se rend ensuite à la prison de la Bastille et s’en empare.

La Révolution va ensuite gagner toute la France. L’année suivante, sur la volonté de La Fayette, une gigantesque fête est organisée le 14 juillet 1790 à Paris. C’est la Fête de la Fédération. Elle est organisée en l’honneur du premier anniversaire de la Prise de la Bastille et pour célébrer la réconciliation et l’unité de tous les Français.

Elle aura encore lieu, avec moins d’éclat, en 1792. Ensuite, la Fête de la Fondation de la République est célébrée le premier Vendémiaire de chaque année, de 1793 jusqu’en 1803. De 1806 à 1813, un décret instaura la Saint-Napoléon, le 15 août, comme fête nationale. Puis tout au long du XIXe siècle, les dates changent encore plus souvent que les régimes.

C’est en 1880 que Benjamin Raspail propose une loi pour que la République adopte comme jour de fête nationale annuel le 14 juillet, afin de commémorer la Fête de la Fédération de 1790. Car il est plus correct de célébrer un jour de fête qu’un jour sanglant.

Désormais, le 14 juillet devient une tradition incontournable du calendrier et un jour férié. La fête patriotique, pendant laquelle sont organisés des bals et des feux d’artifices, est un énorme succès.

Le grand défilé militaire sur les Champs Élysées – auquel les femmes ne participent que depuis 1971 – est un spectacle qui attire les foules.

Si en province et en banlieue, le feu d’artifices a parfois lieu le 13 au soir, à Paris, c’est le 14 juillet au soir. Et n’oubliez pas le Bal des Pompiers qui vous accueille dans de nombreuses communes de France, le plus souvent les soirs du 13 et du 14 juillet. Bonne fête à tous !

トランスクリプトは、YouTubeの動画の説明部分にある文章を参考にしました⇒L’histoire de la fête Nationale et le défilé du 14 juillet en France – YouTube

和訳

(小見出しは私が入れました)。

タイトル:フランスにおける7月14日の国民の祝日とパレードの歴史

7月14日は国民の祝日であり、花火や消防士のダンスパーティがあります。

なぜ、この日をお祝いするのでしょうか?

フランス革命とバスティーユ牢獄の陥落を記念して?

ええ、ほぼそうです。

私は、「ほぼ」と言いました。

7月14日が祝日になったのは、1880年です。バスティーユ牢獄の襲撃から91年後のことです。

以下が、この祝日の歴史です。

1789年の革命

1789年のこと。飢饉のせいで、民衆の怒りは爆発寸前でした。王室は、貴族の利益を与えることを続ける一方で、国は破産していました。

税の取り立てのせいで、飢えた国民が増えていきました。第三身分(平民)はこの不公平な状態に終止符を打ちたいと思いましたが、ルイ16世は力でこれに反対しました。

7月14日の朝、怒った民衆は、廃兵院(les Invalides)に侵入し、武器を奪いました。次に彼らは、バスティーユ牢獄に向かい、そこを奪取しました。

その後、この革命は、フランス全土を占領しました。

連盟祭

翌年、ラ-ファイエットの意志により、1790年の7月14日に、パリで大規模なお祝いが行われました。

これは、連盟祭(Fête de la Fédération)です。バスティーユ牢獄奪取から1周年を記念し、フランス人全員の和解と統一を祝うために、行われました。

連盟祭は、1792年に、規模を小さくして再度行われました。

その後、連盟祭は、毎年、1793年から1803年まで、最初のヴァンデミエール(Vendémiaire)の日に行われました。

1806年から1813年までは、ナポレオンの日(la Saint-Napoléon)が設立され、8月15日が、国民の祝日としてお祝いされました。

その後、19世紀を通じて、体制によって、日にちが変わりました。

1880年に7月14日に祝うことが決まる

1880年に、バンジャマン・ラスパイユ(Benjamin Raspail)が、1790年の連盟祭にちなんで、毎年7月14日を国民の祝日として祝う法律を提案しました。

血がたくさん流れた日を記念するより、お祝いをした日を記念するほうが、社会通念にかなっているからです。

それ以後、7月14日は、暦上、無視できない伝統であり、祝日となったのです。

パーティと花火に彩られる愛国心にあふれたお祝いは、大変な人気があります。

シャンゼリゼ通りでは、軍隊の大きなパレードが行われ、人々の人気の的です。1971年まで、このパレードには、女性は参加できませんでした。

地方や郊外では、13日の夜に花火があがることもありますが、パリでは、7月14日の夜です。

フランスのいろいろなコミューンで行われる、消防士のダンスパーティも忘れてはいけません。このパーティは、たいてい13日の夜か、14日の夜に行われます。

みなさん、よい祝日を!



単語メモ

famine  飢饉

gronder  今にも起こりそうである、爆発寸前である

engraisser   太らせる、肥やす

faillite   破産

tiers-état  第三身分;フランス革命前、貴族、聖職者階級の下に置かれた平民の身分

envahir   侵入する

emparer   奪う、奪取する、占領する

La Fayette  Marquis de Lafayette ラファイエット侯爵(1757-1834)
フランスの侯爵、政治家、軍人。アメリカ独立戦争とフランス革命両方で活躍した人。「フランス人権宣言」というものを起草。

Vendémiaire ヴァンデミエール、ぶどう月(共和暦の第1月のことで、9月22日(または、23、24)から10月21日(または22、23)まで。

instaurer  設立する

Benjamin Raspail  バンジャマン・ラスパイユ セーヌ県の代議士

afin de   ~するために

incontournable  無視できない

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*****

2019年の7月14日は、日本では3連休の中日ですね。お休みの方も、お仕事の方も、楽しい連休をお過ごしください。






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