ヴェルサイユにある彫像

映画・テレビ・動画

映画『マリー・アントワネットに別れをつげて』予告編のフランス語~後編

マリー・アントワネットに別れをつげて』の予告編のフランス語。きょうは後編です。マリーアントワネットが出てくる映画では、たぶんいちばん新しいものですね。



スクリプトと和訳

まず予告編をごらんください。これはアメリカむけ予告編なので、英語の字幕が入っています。

56秒から最後まで。

Vous connaissez pas la nouvelle ?
Le peuple a pris la Bastille.
La Bastille ?

知らせをお聞きになりましたか?
バスティーユが陥落しました(←人々がばスティーユを取りました)。
バスティーユが?

Plus rien ne tourne rond dans ce château.
Mais que va-t-il nous arriver, Monsieur Moreau ?

もうこの城では誰も踊りますまい。
でも、私たちはどうなるのですか、モローさん?

Voilà ce qui circule librement au château.
Liste des 286 têtes qu’il faut couper.

城で、出回っているものです。
ギロチンにかけられる286人の名前です。

Mais qu’allez-vous faire ?
Je resterai auprès de la reine tant qu’il le faudra.

あなたは、どうするのですか?
王妃が望むかぎり、おそばにとどまります。

J’ai peur pour elle.
Refusez ce que la reine va vous demander.
Je ne peux rien refuser à la Reine.

王妃のことが心配だわ。
王妃にたのまれたことは断らなければ・・。
王妃にさからうなんてできないわ。

単語メモ

auprès de ~のすぐ近くに

tant que + 直接法 ~する間は、する限り
彼がいる間は、すべてうまくいくだろう。
Tant qu’il sera là, tout ira bien.

映画の説明は前編で⇒映画『マリー・アントワネットに別れをつげて』予告編のフランス語~前編

きょうの豆知識その1:バスティーユ

バスティーユは14世紀に要塞として作られましたが、17世紀にリシュリューという宰相(さいしょう)が、おもに国事犯の牢獄にしました。

バスティーユ 1715年
1715年のバスティーユ(奥の建物)の絵

そのうち、国王が自由に逮捕状を発行し、政治犯や宗教犯など、当時の政治上、王政にとって不都合なことをする人をどんどんここへ送り込みました。

1789年7月14日、パリ市民が、国王の権力の象徴であったこの場所を襲撃。市民の手に。

国王のルイ16世やマリー・アントワネットはギロチンで処刑されました。

現在のバスティーユには、7月革命記念碑が建っています。



きょうの豆知識その2:レア・セドゥ

主演のレア・セドゥ(Léa Seydoux)(1985年生まれ。28歳)は最近人気の、フランスの若手女優です。

●出世作 2008年「美しい人」これでセザール賞に初めてノミネート
La belle personne 予告編

●代表作 
今年、2013年のカンヌ映画祭でパルムドールを獲得した「アデルの人生(La vie d’Adele)」2012年

レア・セドゥは20歳ぐらいから映画に出ていますが、日本では公開されていないものが多く、それほど知られてないかもしれません。

アメリカ映画にもちょこちょこ出ています。たとえば、アメリのオドレイ・トトゥ(1978-)は英語が苦手で、あまり英語圏の映画には出ないのです。レアはその点、大丈夫らしく、プラダの香水のCMで英語をしゃべっています。

また、有名カメラマンの被写体にもよくなっています。スタイルいいですからね~。ちょっとしもぶくれの顔も可愛いですね。

美人すぎないので、いろんな役どころができるんでしょうね。これからますます活躍して、国際的なスターになるかもしれません。

レア・セドゥが主演した映画はこちらでも紹介⇒「美女と野獣」(2014)予告編のフランス語

「アデルの人生」はティーンエイジャーの女の子同士の恋愛がテーマ。レア・セドゥはエマ(青い髪のほう)の役です。もうひとりがアデル。

原作はジュリー・マロウ(Julie Maroh)が描いたバンデシネ(Bande dessinée、BD)の、Le bleu est une couleur chaude(青は熱い色)。

作者のサイトで抜粋など見ることができます
Les coeurs exacerbés

この作品は英語では Graphic Novel と呼ばれているのですが、漫画というより、文学的な劇画という感じでしょうか? フランスではバンデシネは 9番目の芸術(neuvième art)に指定されています。

バンデシネ(Bande dessinée)は実際の発音は ボンデシネ に近いです。「盆ですね?」と覚えましょう。






パリのお惣菜屋美食家の楽園「虎と小鳥のフランス日記」第47話その1前のページ

セーヌ川沿いのダンス「虎と小鳥のフランス日記」第113話次のページセーヌ川

ピックアップ記事

  1. 2020年版、フランス語学習用カレンダーのレビュー。
  2. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集
  3. ぜんぶ無料:あなたのフランス語学習に役立つサイト16選

関連記事

  1. チョコレート
  2. 古い鍵

    映画・テレビ・動画

    『サラの鍵』(1)~映画の予告編のフランス語

    Elle s'appelait Sarah (彼女はサラという名前だっ…

  3. 屋根裏部屋のマリアたち

    映画・テレビ・動画

    予告編のフランス語:『屋根裏部屋のマリアたち』(1)

    フランス映画の予告編のスクリプトで勉強するシリーズ。今回は、Les f…

  4. 教室

    映画・テレビ・動画

    『パリ20区、僕たちのクラス』で条件法現在を学ぶ:予告編のフランス語(2)

    フランス映画の予告編を使ってフランス語を学習するシリーズ。先週から、E…

  5. シャネルのパールのネックレス

    映画・テレビ・動画

    映画『ココ・アヴァン・シャネル』の予告編でフランス語を学ぶ

    フランス映画の予告編のスクリプトを使ってフランス語を学習するシリーズ、…

  6. パリ

    映画・テレビ・動画

    フランスの人気ドラマ、Dix pour cent(10パーセント)セリフをチェック(1)

    フランスのテレビドラマの抜粋(extrait)のセリフを紹介します。取…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

スポンサーリンク



新しく書いた記事です。

  1. ギロチンの歴史(前編)
  2. かわいいフランス語の目次、その7:発想のたねにしてください。…
  3. ジュリエット・グレコ、93歳で亡くなる。
  4. オウトウの木の絵を描く:ペッパピッグのフランス語(5)
  5. フランスの象徴、マリアンヌ像はどのようにして生まれたか?
  6. 世襲財産(patrimoine)とは何か?
  7. シャネルにゆかりのあるパリの5つの場所。
  8. ラスコー洞窟はどんなふうにして発見されたのか?
  9. Septembre(9月):La Femme(ラ・ファム)~…
  10. なぜフランス人は、フランス料理を誇りに思っているのか?

更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

フランス語の勉強法とか

  1. 星の王子さまの本
  2. 黒板
  3. 日めくりとpen

アーカイブ

PAGE TOP