家にあるクレンジングクロスのラベルを読んでみました。
クレンジングクロスは顔をふくぬれた紙タオルのようなものです。
紙と布のあいだのような質感です。見た目はウエットティッシュや、赤ちゃんのワイプ(おしり拭き)に似ています。
ではまず英語表記から。
英語の説明
make-up remover メイクアップリムーバー
cleansing cloths クレンジングクロス
Hydrating 水分を与える
cleanse, condition and soothe skin 肌をクレンジングし、整え、落ち着かせる。
*soothe は気持ちを落ち着かせる、なだめる、おだやかにさせる、リラックスさせる、といった意味です。肌に使うときは、柔らかくさせる感じでしょうか。
フランス語表記
démaquillantes クレンジング剤←動詞 démaquiller(化粧を落とす)の現在分詞より
lingette nettoyantes 洗浄用ぬれナプキン
lingette はlinge(ランジュ、ナプキンやふきん)の小さいもの
日本語のランジェリーはlingeの派生語のlingerieより来ています。
nettoyante は洗剤←動詞 nettoyer(~を清潔にする)の現在分詞より
Hydratantes モイスチュライザー(水分を補給するもの)←動詞 hydrater(肌に水分を補給する、潤いを与える)の現在分詞より
Hは発音しないので、イドラットント
nettoient, revitalisent et apaisent la peau
肌を清潔にし、生き生きさせ(若さを取り戻させ)、落ち着かせる
revitalisent < revitaliser (re+vital)
apaisent < apaiser ~をなだめる、落ち着かせる
peau 肌 発音はポウ
メーカーのNeutrogena(ニュートロジーナ)はアメリカのコスメブランドです。ちょっと前は透明の茶色い化粧石鹸で知られていました。
今はいろんな化粧品を幅広く販売しています。現在はジョンソン・エンド・ジョンソンの傘下です。
フランス語では「ニュートロジェナ」と発音します。
クレンジングシートについて
このシートはだいぶ前に、娘に頼まれて買いました。バレエの発表会で、ものすごく派手な化粧をしたとき落とすのに必要だったのです。
単に顔の汚れを落とすタイプと、化粧を落とすタイプと2種類買ったのですが、こちらははまだ残っていました。これは詰替え用です。箱に入っているのより安かったので、こっちを買いました。
この手の商品は、日本ではあんまり一般的ではないと思います。
日本の女性は化粧を落とすとき、カット綿かティッシュをそのままか、オイルか何かを含ませて、まず目元や口紅など化粧品がべっとりのっているところをふきとり、それから専用のクレンジング用品で顔全体を洗うんじゃないでしょうか?
私は自分ではほとんど化粧をしないので、詳しいことは知りませんが、とにかく必要以上にいろんなものを顔に塗り、その結果、必要以上にまたいろんなものをま塗って化粧を落としている印象です。
しかも、日本では、365日、きっちりメイクする女性が多いです。化粧品会社がもうかるはずです。
欧米ではポイントメイクだけという人や、ノーメイクの人も少なからずいるので、このようなシート状のクレンジング用品もたくさん出ています。
クレンジングシートの使い心地
この記事を書くために1枚引っぱりだして、手やほっぺた、首筋をふいてみました。
想像以上にやわらかいです。香りはファブリーズなどの柔軟剤やリネンウォーター系のフレッシュな香り。海外のものとしては、それほどきつくはないと思います。でも、すごく匂いが持続します。
こういう製品はたくさんケミカルな成分が入っているので、肌の弱い人は使わない方が無難です。
実は私も敏感肌の持ち主で、すでに首すじにぶつぶつが出てきました。
顔も明日には、痒くなるかもしれません。
もっと自然な材料を使ったワイプが売っていたり、ペーパータオルでワイプを手作りする人もいます。
こちらの公共の建物のトイレには、普通ペーパータオルが備え付けられているので、布を使おうという発想はあまりないようですね。
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