卵の黄身

ことわざ

フランス語のことわざ2~卵を割らずにオムレツは作れない

今日、ご紹介するフランス語のことわざはこちらです。

On ne fait pas d’omelette sans casser des œufs.
卵を割らずにオムレツを作ることはできない



卵を割らずにオムレツを作ることはできない

このことわざを初めて聞いた方は、

「そんなの当たり前」

と思うかもしれませんね。

でも、思い返してみて下さい。
子供のころ、初めて卵を割ったときのことを。

「うまくできるかな?」
とドキドキしませんでしたか?

繊細な白い殻をコンコンと打ち付けて軽くヒビを入れ、両指の先にそっと力を込めてヒビの割れ目から左右に開く。

きっと、一度でうまく割れたという方は少ないでしょう。

割った卵に小さな殻の破片が混じったり、指が中に入りすぎて黄身が崩れてしまったり。

でも、失敗を恐れて卵を割ることをしなければ、「おいしいオムレツ」を作ることはできないのです。

つまり、このことわざが意味するのは、

●冒険なしに、結果を得ることはできない

ということ。

卵とオムレツの関係を考えてみると、

●自分を守る「殻を割る」ことなしに、素敵に変化することはできない

とも、言えるかもしれませんね。

よくわかる!フランス語の文法解説

★単語の意味

on 人々は

ne … pas ~ではない(否定をあらわす)

fait - faire ~を作る の三人称単数の活用

sans ~なしに

casser  ~を割る、こわす

oeuf 卵

faire une omelette オムレツを作る;(口語で)誤って卵をつぶす

★直訳

「人々は卵を割ることなくして、オムレツを作ることはしない」

★補足

d’omeletteは de omelette のエリジオン

de は否定のdeです。
否定のdeって? ⇒直接目的語につく不定冠詞、部分冠詞は否定文でde になります。



似ている英語のことわざ

ちなみに、英語にも同じ意味のことわざがあります。

You can’t make an omelette without breaking eggs.

日本のことわざでは

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」

が似たものとして挙げられるでしょう。

「虎の穴」に入ることに比べれば、卵を割ることは何ということもない「冒険」かもしれません。

ですが、料理に慣れた主婦ではなく、初めて卵を割ろうとしている人にとっては、冒頭でもお話したとおり、十分「冒険」足りうること。

日常の中には、そんな「卵を割る」ような冒険がたくさん潜んでいるかもしれません。

あなたがまだ割ったことのない「卵」もきっとあるはず。それを探して、勇気を出して割ってみませんか?

殻を割った先に、素敵な変化が待っているかもしれませんよ。






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コメント

    • coucoubonheur
    • 2013年 3月 05日

    音声がクリックしてすぐ聞けるのはすごくいいですね。
    今日のものはそうではないのですがことわざはどうも覚えにくいのですが音声で聞いて繰り返すと覚えやすいですね。
    以前も音声のアドレスがありましたが 今回のほうがクリックすぐできるので便利になりました! ありがとうございます。

    欲を言えばもう少し素敵な声の人だともっといいですね(笑)
    新しい殻を割って素敵な変化と出会いたいです。
    今までに割りすぎてもう残ってないかな(笑)

      • フランス語愛好家
      • 2013年 3月 06日

      コメールさん、こんにちは。
      リンク、お役にたってよかったです。もっと早くにこうしておけばよかったですね。
      マチューの声、沖に召しませんか? 女性の声もあるんですけど。
      どういう声がお好きなんですか?

      殻っていうのは、自分の思い込みが作っている壁のことだと思うので、生きてる限りずっとあると思います。

    • nikudaku
    • 2013年 3月 05日

    すごくいいことわざですね。
    人生後半、守りに入らず、最後まで、責めの姿勢でいきたい、
    なんてことを思わせてくれました。
    フランス語で覚えなくては……。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 3月 06日

      nikudakuさん、こんにちは。
      このことわざ、私はポジティブに解釈しましたが、プチロワには「何かを成し遂げるためにはそれ相当の損失を覚悟しなければならない」とありました。

      でもおいしいオムレツの解釈のほうが楽しいですよね?

    • nikudaku
    • 2013年 3月 06日

    訂正
    責めの姿勢ではなく、攻めの姿勢でした。
    失礼いたしました。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 3月 06日

      わざわざ、ありがとうございました。
      これからもよろしくお願いします。

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