地球温暖化は、私たちの生活にさまざまな影響を及ぼしていますが、特に健康への影響を、2分で端的にまとめているアニメーション動画を紹介します。
熱中症以外にも、さまざまな病気にかかる率があがります。
タイトルは Réchauffement climatique : quelles conséquences sur la santé ?(地球温暖化:健康への影響は?)
温暖化の健康への影響
2分10秒。フランス語の字幕あり。
トランスクリプション
Aujourd’hui les températures augmentent 0,18°C tous les 10 ans.
La cause ? L’utilisation des énergies fossiles, comme le gaz naturel, le pétrole ou le charbon, rejetant de très grandes quantités de CO2 et de gaz à effet de serre retenant la chaleur dans l’atmosphère.
Le réchauffement climatique a ainsi des effets sur la biodiversité, la vie des populations, mais aussi sur la santé.
Maladies respiratoires, infectieuses, cardiovasculaires et allergies se propagent selon de nombreux facteurs.
La zone géographique touchée : la nature de l’événement climatique.
Canicules, sécheresses, inondations, cyclones.
La population de l’air, des sols et de l’eau.
L’état de santé des individus, leur âge, leurs conditions de vie.
Par exemple : la hausse des températures, développe la présence des moustiques hors des zones tropicales et répandent ainsi des maladies dangereuses comme la dengue, le chikungunya, le paludisme, le virus Zika.
Rallonge les périodes de floraison et entraîne ainsi une augmentation de la production de pollen et donc des allergies.
Perturbe la qualité de l’air par son interaction avec des polluants ou des particules allergisantes provoquant rhinites, conjonctivites, exémas, urticaires et même crises d’asthme.
Augmente la concentration en ozone dans l’air : oxydants et inflammatoires, ce gaz pénètre facilement jusqu’aux voies respiratoires les plus fines, et favorise le passage d’autres allergènes ou polluants.
Les pics d’ozone conduisent à une diminution de la fonction respiratoire, une augmentation de la susceptibilité aux infections, une fatigue cardiaque.
Mais aussi, une hausse des hospitalisations et de la mortalité.
Complexes, les liens entre climat et santé demandent à être mieux analysés, pour anticiper les risques et adapter au mieux les populations au niveau de leurs systèmes de soins et de leurs modes de vie.
和訳
現在、気温は10年ごとに、0.18℃ずつ上昇しています。
その原因とは? 化石燃料の利用です。たとえば、天然ガス、石油、石炭を使うと、大量の二酸化炭素や、温室効果ガスが放出され、大気中に熱がとどまります。
地球温暖化は、生物多様性や人々の生活だけでなく、健康にも影響があります。
呼吸器系の疾患、感染症、心血管の病気、アレルギーがさまざまな要因から増えます。
影響を受ける分野は、まず、気候にかかわりのある自然災害。熱波、干ばつ、洪水、サイクロン。
空気、土壌、水を必要とする個体群。
個人の健康状態、年齢、生活環境。
たとえば、気温が上昇すると、熱帯地域以外で、蚊が発生し、デング熱、チクングニア、マラリア、ジカウイルスなどの危険な病気が増えます。
開花の時期が長くなるので、花粉が増え、アレルギーも増えます。
汚染物質やアレルゲンとなる粒子との相互作用により空気の質が落ち、鼻炎、結膜炎、湿疹、じんましん、さらには、喘息の発作すら引き起こします。
空気中のオゾン濃度の上昇。酸化と炎症をおこすこのガスは、呼吸器のとても細かいところを簡単に通過し、ほかのアレルゲンや汚染物質の通り道を作ります。
オゾンの濃縮がピークになると、呼吸機能の低下し、感染症にかかりやすくなり、心臓の機能の低下が起こります。
入院する患者の数や死亡率もあがります。
気候と健康の関係は複雑なので、リスクを予知し、医療システムや人々の生活様式を適応させるためには、よりよい分析が必要です。
単語メモ
se propager 広まる、普及する
le paludisme マラリア
rallonger 長くする、延長する
une floraison 開花期
un polluant 汚染要因、汚染源、汚染物質
la rhinite 鼻炎
la conjonctivite 顆粒性結膜炎
la urticaire じんましん
une crise 発作
温暖化の健康への影響。関連動画
Les impacts des changements climatiques sur la santé(気候の変化が健康に及ぼす影響)
これは温暖化の話ではなく、急激な気温の変化が、病気につながるというニュースです。
ラジオカナダの動画です。
2分4秒。
外気温の上り下りが激しいと、呼吸器系や心臓の病気にかかりやすいのですね。
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大気の温度があがると山火事も増え、それも空気を汚染しますね。
今年の夏、すごく気温が高いときが何日か続き、山火事がたくさん発生しました。
その結果、煙たい日がとても多かったのです。
山火事は、隣の州や、もっと遠い州で起きていたのですが、風で、しっかりこちらまで煙が来るのです。
これまで、私は空気がいいところに住んでいると思っていましたが、これから、夏になるたびに、あんな煙たい空気の中で生活するのかと思うと、気が重いです。
かといって、どこかに引っ越したとしても、そこではきっと地震や洪水に見舞われるでしょう。もう安全なところなんてどこにもないのかもしれません。
現在、COP26が行われていて、「もう、あとがない」と皆、言ってますが、本当にそうですね。
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