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フランスにまつわるあれこれ

フランスのあいさつ、ビズはどうやるのか?

フランス人があいさつするときするビズ(bise)を取り上げている短い動画を紹介します。

ビズはキスではなく、お互いのほっぺたとほっぺた合わせる挨拶です。唇でキスをする音をたてる人もいます(個人差あり)。

基本的に、親しい人に行います。

タイトルは、La bise, une spécialité française (ビズ、フランスの名物)です。

ビズって何?

トランスクリプション

Bise empressée, effleurée, appuyée, très pressée, les Français embrassent sans compter mais ne comptent pas toujours le même nombre de bises.

Une bise, pas plus dans le nord du Finistère, un peu comme en Belgique.

Une c’est un peu « cheap », ça fait un peu… bon… deux, ça va.

Deux bises, c’est justement ce que font la majorité des Français.

Dire aux gens qu’on les aime !

Certains gourmands en font trois dans la région du sud-est. Les plus âgés, eux, en font même quatre, notamment au nord de la Loire.

Avec quatre, ça passe bien tout le temps, je trouve, il y a un bon tempo.

Mais une fois la bise lancée, le carambolage de pommettes peut encore vous guetter !

Car la moitié de la France tend la joue droite, l’autre moitié, la joue gauche.

Je m’en sors jamais avec le côté. Moi, je tends toujours du côté, la joue droite d’abord.

Il faut pas trop se tromper de côté parce que ici, on la fait à l’envers et en Bretagne, dans l’autre sens.

Et au royaume de la bise sur la joue qui a dit qu’il n’y avait qu’un seul mot pour parler de « big bisous ». « Se boujouter », « se faire une baisse », « se biger », « se biser », « se faire un schmoutz », « se faire un bec ».

Les gens sont très, très attachés en fait à ces expressions régionales et à ces rituels régionaux. C’est beaucoup grâce aux réseaux sociaux qui repermettent justement de se défendre un peu, de réaffirmer son identité régionale, de dire : « Moi, je viens de là, j’utilise cette forme, ça veut dire que c’est mon patrimoine ».

Les Romains, eux, avaient trois mots pour désigner un baiser dont le « basium », le baiser de courtoisie. Au Moyen-Âge pour se saluer, un geste suffit. Seule la noblesse s’embrasse sur les lèvres : ici le roi de France et le roi d’Angleterre. Au XIVe siècle, la bise recule. Grandes épidémies obligent, on s’éloigne du corps.

Le baiser revient après la Première Guerre mondiale : baise-main dans la bonne société, bécot sur la joue dans les milieux populaires.

Aujourd’hui, la bise s’invite en entreprise mais difficile de savoir si elle est toujours la bienvenue. Normal pour cet anthropologue, pour qui elle garde encore son mystère.

C’est un mode d’emploi qui est un peu invisible d’une certaine manière.

Vous n’avez pas un code préalable, il faut connaître les usages les plus courants voire même les usages de la personne avec qui l’on est pour savoir si elle accepte ou pas d’être embrassée comme ça, et c’est vrai que si on franchit certaines frontières, la bise ne se fera pas du tout de la même manière et même, ne se fera pas du tout.

Salut, je m’appelle Paul.

J’habite en France et un des trucs qui m’énervent le plus ici, c’est la bise. Pour cet humoriste britannique, la bise est incompréhensible.

Il en a fait ce sketch.

Et ça ne s’arrête pas là parce que si une autre personne nous rejoint, il faut tout arrêter pour encore faire la bise.

Et parce que les Français s’interrompent pour faire la bise, nous allons nous aussi, terminer ce reportage.

トランスクリプションの引用元⇒7 jours sur la planète | Apprendre le français avec TV5MONDE

和訳

まめなビズ、軽くふれるビズ、熱烈なビズ、大急ぎでするビズ、フランス人は、無意識にビズをしています。けれども、いつも同じ回数のビズをしているとは考えないでください。

ベルギーのように、1回だけするのはフィニステール県だけです。

1回はちょっとけちくさいですね、2回ならいいです。

大半のフランス人が2回ビズをします。

好きな人にします。

南西の地域のように、3回する人もいます。北ロアール地方のように、4回する地域もあります。

4回は、いつもうまくいくと思います。ちょうどいいテンポです。

ですが、いったんビズが始まると、ほっぺたがぶつかることもあります。

フランス人の半分は右頬をさしだし、もう半分は左側を差し出すからです。

そちら側は絶対だしません。僕は、いつもこっちを出します。まず右の頬から。

間違えないようにしないといけません。ここではブルターニュとは反対ですから。

ほっぺたにビズをする王国(フランスのこと)では、ビズの言い方は1つだけではありませんでした。« Se boujouter », « se faire une baisse », « se biger », « se biser », « se faire un schmoutz », « se faire un bec » といろいろです。

人々はそれぞれの地域の言い方とやり方にとてもこだわっています。

ソーシャルメディアのおかげで、地域のアイデンティティを守るというか、再確認しているんです。「私はどこそこ出身で、こういうやり方をして、つまり、それが私が受け継いでいる共同遺産だから」という具合です。

ローマ人は、« basium » という、礼儀を示すためのキスを意味する言葉が3つありました。中世でのあいさつは仕草だけで充分でした。高貴な身分の人だけ、唇にキスをして挨拶しました。この絵では、フランス国王とイングランドの国王がしています。

14世紀には、ビズはすたれました。伝染病が猛威をふるっていたので、他人の体にさわらないようにしていました。

第一次世界大戦のあと、ビズが復活しました。手にキスをするのはハイソサエティの習慣で、頬に軽くキスをするのは、中流の人たちに人気でした。

現在、企業でもビズが入ってきていますが、そうすべきかどうか知ることはむずかしいです。この人類学者にとって、それは当然のことです。なぜなら、いまだにそれは謎なのですから。

ビズのやり方は、あまりよく見えないマニュアルなのです。

あらかじめルールがあるわけではなく、もっとも行われている方法を知っているべきであり、さらには、一人ひとりやり方が違うので、その人にビズすべきなのか、しないほうがいいのか知っていなければなりませ

ある国境を越えたら、同じようにビズをしないだろうし、全くしない場合もあります。

「こんにちは。僕はポールです。私はフランスに住んでいますが、ここで、もっともいらつくのはビズです。だって終わりませんから。もし、別の人が来たら、みんな手をとめて、またビズをするんです」。

このイギリスのコメディアンにとって、ビズは理解不能です。ビズをコントにしています。

フランス人が、やっていることを中断してビズをするのは、私たちも同じだということをお見せして、このルポルタージュを終わります。

単語メモ

effleurer  軽くふれる

appuyé  力のこもった

carambolage  (連続的な)衝突
 
pommette  頬骨、頬

guetter  ~を待ち構える

courtoisie  礼儀正しさ

bécot  軽いキス

mode d’emploi  マニュアル

préalable  前もっての

s’interrompre  (話、行為を)中断する

いろいろなビズ

フランス語の字幕を表示させることができます。

3分

パリのビズはあっさりしていますね。

田舎のほうが、ゆっくりしっかりビズをするようです。

*****

日本人はビズやハグみたいなスキンシップは苦手ですね。

でもまあ、周りの人がやっていたら、それが普通に思えて、自分も普通にやってしまうのが人間ですから、「ビズ、どうしよう」と悩むこともないでしょう。






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