数年前から日本ではカラフルなマスキングテープが流行っていますが、最近、フランスでも徐々に人気が出てきています。
フランスでも去年の今頃からもう出まわっていたので、一部のクラフト好きな人は使っていたと思います。この春さらにいろいろな種類のテープが発売されました。
今回はマステについて語っているフランス語の記事を紹介します。mademoizelle.comというフランスの若い女性むけのサイトの記事です。
フランスでもマステが注目を集めている
記事の最初のほうだけ和訳します。もとのフランス語に名詞表現が多いので、ちょっと意訳しています。
Qu’est-ce que le masking tape ?「マスキングテープとは何ぞや?」
Le masking tape a fait une entrée remarquée dans le monde des loisirs créatifs, avec son potentiel ultra décoratif et son aspect absolument pas contraignant !
Petite vue d’ensemble de ce qu’il est possible de faire avec ce scotch coloré.
マスキングテープはハンドメイドの世界に注目のデビューをはたしました。とても自由にいろんなものを飾ることができます。
この色のついたスコッチテープで作ることのできるものを少しご紹介します。
Le masking tape est une sorte de ruban adhésif fabriqué en papier de riz (parfois appelé scotch japonais), repositionnable, ne laissant aucune trace après l’avoir décollé, assez transparent, déchirable à la main, sur lequel il est facile d’écrire, et très souvent coloré et/ou à motifs.
マスキングテープは和紙でできた粘着テープの一種です(日本のスコッチテープと呼ばれることもあります)、貼ったり剥がしたりでき、取った跡が残らず、すごく透明で、手でちぎることができ、その上に文字を簡単に書けるし、たいてい色や柄がついています。
Il est utilisé dans les loisirs créatifs pour décorer les murs, les meubles et les objets. Il est vraiment très peu contraignant puisque facilement décollable en cas de petit raté ou de changement d’avis.
Décliné dans des milliers de couleurs, de motifs et même de tailles (largeur de la bande), vous trouverez forcément celui qui conviendra à votre projet !
壁や家具、いろんなものの飾り用として、ハンドメイドで使われます。ちょっと失敗したときや、気が変わったときに、簡単に貼り直せるので、本当に自由自在です。
いろんな色や、柄、サイズ(テープの幅)違いで、たくさんの種類が販売されているので、あなたの作品にぴったりのものが見つかるに違いありません。
元記事 → Qu’est-ce que le masking tape ?
単語メモ
contraignant 強制する contraindre 強いる
déchirer 破る、引き裂く
raté(e) 失敗した, vie ratée 失敗した人生
écrivain raté 作家のなり損ない
décliner (製品を)シリーズ化する。
・・「辞退する」(英語のdecline)ですが「シリーズ製品として販売する」という意味があります。「虎と小鳥のフランス日記」の第11話 フランスのオリーブの回で初めてこの意味を見たのですが、なかなか覚わらず、出てくるたびに辞書でひいてます。
forcément 当然、必然的に
convenir à ~にふさわしい
このあと実際の作品例が出ています。
・sur les murs 壁にじかに貼った作品
・sur des objets de déco 飾り物(花瓶など)に貼った作品
・pour des occasions spéciales 特別なイベント用の作品
写真を見れば一目瞭然なので、フランス語が読めなくても大丈夫です。
私のマスキングテープの活用法
私もマスキングテープは好きです。
カラフルな種類が出回る前から、ふつうのペンキ塗りの仮止めに使うベージュのテープを便利に使っていました。
娘の幼稚園の先生がテープに生徒の名前を書いて名札として、ノートなどの紙類にはもちろん、水筒、バックパックなど、遠足などで外に出るとき、いろんなものに貼っていたのです。「おお、これは便利そう」と思い早速真似しました。
マスキングテープは文字が書け、貼ったり、剥がしたりが簡単。そしてかなり広範囲のものに貼れますのでラベルとして使うのにとても重宝です。しかも「ラベル」として売っているものよりずっと安くすみます。
日本で販売されているきれいなタイプのテープは、数年前に少しだけ買いました。
これね↓
私はあまり芸術的センスはないので、相変わらずおもにラベリングに使っています。また、Kindleのカバー、ノート、本などの補強、壁にお知らせの紙を貼るのにも利用しています。
確か、2011年の暮れに、マーサ・スチュワートがクラフトで使っているのをホームページで見たことあります。日本製の特別なテープというふうに書いてあったと思います。
マスキングテープをうまく使うコツ
マスキングテープを貼るのは誰でもできますから、問われるのは色のセンス、どんなものにどんな形で貼るかというあたりでしょうか。あとは、ほかのテクニックとの合わせ技の工夫ですね。
「季節のイベント用の作品」にイースターエッグがあったのですが、こういうのを作るのはそれなりにめんどくさいと思うので、根気も必要でしょう。
こちらは英語のサイトですが、マスキングテープを使った56の作品アイデアが掲載されています⇒56 Adorable Ways To Decorate With Washi Tape
このサイトではWashi Tape(和紙テープ)と呼んでいます。爪楊枝で作る旗はすぐにできそうです。それから、ケーブルにラベルをつけて区別するアイデアも真似したいです。
あなたはマスキングテープ、使ってますか?おもしろい使い方があったらコメントで教えてください。
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