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Pas à pas〜ころばぬ先のフランス語入門

「まいにちフランス語」14:初級編L36~動詞finir

ラジオ講座の受講メモ、日曜日に書ききれなかったものを毎晩ひとつずつキャッチアップしています。

きょうは6月26日放送分の第36課です。

この日はfinirとêtreを使った熟語表現でした。

それでは、さっそく復習に入りましょう。

ちなみに、私はいつも私はストリーミング(⇒NHK語学番組 | まいにちフランス語 My語学というところに無料登録してログインをします)で聞いています。

L.36 動詞 finir

1.動詞 finir(終わる)

活用は

je finis
tu finis
il finit
nous finissons
vous finissez
ils finissent

単数側の語幹はfinirからrをとったfiniですね。複数側はそれにssをプラスしたfiniss

語尾は単数側がs-s-t 複数側がons-ez-ent といつもと同じです。

※発音確認用 1分

これと同じ活用をするよく出てくる単語に
choisir(選ぶ), réussir(成功する), obéir(従う)
があります。

個人的によく間違えるのはchoisir です。なんでかというと不定法にすでにSが入っているから、複数の活用に出てくるSSと混乱してしまうのですね。

あくまで、finirと同じように、語幹はchoisirの最後のrをとって、choisi、複数側はこれにssをプラスするというルールに従えばよし。

je choisis
tu choisis
il choisit
nous choisissons
vous choisissez
ils choisissent

このタイプの活用をする動詞は、複数側の語幹にssがつくことを気をつければ大丈夫そうですね。これ、けっこう忘れるんですよね。特に試験のときなど。

確か、仏検2級の試験にgrossir(太る)を活用させるのがあったと思います。それも複数側。長年勉強してる人でもけっこうひっかかるんです。finirだと大丈夫でしょうけど。

さて、finirは第二群規則動詞と講座で言われてました。

フランス語の動詞の不定法(辞書にのっている活用していない形)は四種類の語尾があります。

-er
-ir
-re
-oir

四つしかないとも言えます。

二番目の-irで終わる動詞の一部(全部ではない)がfinirと同じような活用をするので、第二群です(ちなみに第一群はerで終わる動詞です)。

実は私はラジオ講座とフランス語脳プロジェクトでしか文法を勉強したことがなく、初めて聞いた小野先生の「サトシのナント留学記」ではこの言葉は使われませんでした。

清岡先生も「こういう呼び方もある(でも自分としては・・・)」というふうに紹介されていた(と記憶している)ので、あまりなじみがありません。

だから、今まで第二群と聞くと、ずっと野球の二軍みたいなイメージがありました。

フランス語脳プロジェクトでもこの言葉は使いません。

だって、irで終わっていてもこの活用パターンじゃない動詞がいっぱいあるんです。

partir(出発する), sortir(出る), dormir(眠る)とか。これらの動詞はまだラジオ講座には出て来てませんね。

ま、とりあえず今回はfinirの活用をおさえておけばいいです。

おまけ:voyant

練習問題にchoisirの例文がありました。

Mon père choisit une écharpe voyante.
私のお父さんは派手なマフラーを選びます。

voyant, voyante 派手な
robe voyante 派手な服 

この単語はvoir(見る)の派生語です。

ちなみに、voirも一見すると、irで終わってますが、finirのパターンじゃないです。これは-oirで終わる動詞と考えます。

参考までに活用を書いておくと

je vois
tu vois
il voit
nous voyons
vous voyez
ils voient

これの現在分詞というのがありまして、それがvoyantなんですね。

派手すぎて目についちゃうってことですね。

voyantには名詞で「千里眼の人、透視者、占い師」という意味もあります。こちらは、なんでも見えてしまう人のことです。

時に見えすぎちゃって困るマスプロアンテナのような人たちです。

2.êtreの入っている熟語

二つ紹介されていました。

● être sur le point de + 動詞の不定法 :まさに〜しようとしている

これはなんとなくイメージでわかりますね。

pointはその地点なので、その動詞の地点の上にむかってる感じでしょうか。

Mes parents sont sur le point de sortir.
私の両親はちょうど出かけるところです。

電話での応対?

● être en train de + 動詞の不定法 :〜しているところである

Il est en train de lire.
彼は本を読んでいるところです。つまり読書中。

フランス語は英語でいうところの進行形がないので、進行していることを強調したいときは、この熟語が使われます。

trainは電車なので、私は電車が走ってるところをイメージしてます。ごーっと走ってるところを。

まあ、point もtrainもすぐに覚えることができますね。

さすがに、一課ずつ復習メモを書くと、文字数もあまり多くならないので(少なくもないけど)よさそうです。

今後はしばらくはこの書き方をしようと思っています。

でもそうすると、ほかのシリーズが書けなくなるのが、悩ましいですね。






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