パッケージのラベルを読むこのシリーズ、トレーシングペーパーをフランス語でに続きまして、きょうも娘のクラフトグッズ入れの棚より発見した文房具です。
それはのりです。
のりといっても食べる海苔ではなくて、ものを貼り付ける糊です。海苔でもおにぎりに貼り付けることができますが、あれは米粒のほうが糊なのですね。
のりのラベル(英語)
かなり使い込んでいます。もう捨てるべきなのですが・・
25ml MORE 25ml増量
ROSS ロス・・・ブランド名
School Glue スクールグルー・・・商品名。直訳は学校用のり
Washable 洗うことができる。washableは通常、水洗いできることです。
Non-Toxic 毒性なし
別に難しくないですね。glueという単語以外はみんな日本語に入ってきてますよね?
のりのラベル(フランス語)
意味は同じなので書きません。
25ml EN PLUS
名詞+en plus ~を加えて、~が多く
リンゴ5個とそれにナシ2個を下さい。
Donnez-moi cinq pommes et deux poires en plus.
plusの発音はプリュスとSを読みます。plusはsを発音するときと、しないときがありますが、それについてはこちらの記事に書いています⇒#61 理想的な日曜日 その3 比較のときはsを読まないとざっくり言えますかね?
Colle d’écolier
colle 糊、接着剤
d’ 前置詞 de のエリジオン
écolier 小学生
Lavable 洗える、洗濯のきく 動詞はlaver
Non Toxique 毒性なし
フランス語で糊はcolle(コル)です。
コラージュ(collage)はcolleの派生語ですね。それから、コラボレーションの最初のcollaもきっと語源は同じだと思います。
スクールグルーは白い液体のりで、見た目は乳液が少し濃い目になった感じです。
おもに幼稚園児や小学校低学年の子どもが使います。というのもたぶん市販ののりの中では一番安全だからです。
なめても大丈夫かもしれません(おすすめはしません)。
それから、水で落とせるので服にいっぱいついても大丈夫です。
ただ、乾くまでかなり時間がかかるので、根気が必要です。
のりの思い出
4年前に娘が作ったもの。たぶんコラージュだと思うがさだかではない。
自分が小さいとき、どんな糊を使っていたか覚えていますか?私はフエキのりを使っていたような気がします。
フエキのりの容器は黄色いチューブか、黄色い丸い入れ物。
ピットのようなスティックタイプが出たのはもっと時代がたってからです。
スティックタイプは手が汚れないから便利ですけど、口紅と一緒で使い切るのが難しいですね。
ものを使い切るのが好きな私は、フエキの丸い容器のほうが好きです。
さて、フエキのりですが、こちらは動物のりの復刻版です。「のりお」は私が勝手につけた名前です。
入れ物が動物の顔をしています。昭和50年(1975年)に発売された商品ですが、数年前Fuekiと横文字になって再登場しました。
フエキのりについて知りたい方はこちらへ⇒不易糊工業株式会社
不易糊工業という会社自体はとても古くて、前身の足立商店はなんと明治19年の創業です。
ちなみに不易という会社名の由来ですが、
「不易糊」は、中国の荀子の【萬世不能易也】 (永遠に変わることなし)に因んで命名されました。 いつまでも腐らず不変の品質を誇るという意味を 込めています。
だそうです。企業生命が長いのは確かですね。きっといつも本物だけを追求してきたのでしょう。
penさん こんにちは。
フエキのり・・・懐かしい~!
ノリのにおいがよみがえります。
人指し指に、使う量にあわせてすくい取った記憶。
最後まで使い切る頃には、底のほうに固まっていたり。
昭和の記憶が浮かんできました。
幼い頃の私が微笑んでいます。
ステキな時間のプレゼント。
penさん、どうもありがとうございます!
みっちゃんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
やっぱりフエキのりですかね~。
昔すぎて自信がないのですが、
黄色いチューブに入っていたのを使っていたと思います。
指でのりをぬるのもけっこう楽しいですね。
内職の世界です。